最終更新日 2023.11.09
2023年の秋冬野菜をたねから育てています。たねのご紹介はしていましたが、その後どうなったのか、音沙汰がないままでしたので、ここで、ざざっと、まとめてリポート。
2023秋冬野菜の10月の成育状況
各たねの詳細は、「2023秋冬野菜のたね」ページでご確認ください。下段にリンクをはっておきます。
ハクサイ「オレンジクイン」
今冬の野菜の中で、一番元気、かつ順調に育っているのがこのハクサイ。大きいものは、すでに一枚の葉っぱが、顔のサイズほどまで成長。こんなにうまくいくとは思っておらず、嬉しい悲鳴。裸のタネではなく、コーティングたね(ペレット種子)だったのも成功のポイントのひとつかも。コーティングには、恐らく農薬(イプロジオン)が含まれていると思われます。
それと、株間は、あと5センチは広く取るべきかなと、見て思いましたが、実際のタネ袋を確認すると、45~50センチ以上。というわけで、全然狭すぎたんだ。。過去に育てたことがなく、イメージつかないと、ついギュウギュウに苗を植え付けてしまいます。品種によると思うので、タネ袋の情報は大事です。
しっかり葉っぱが広がって、光合成をした結果、中心部分が立ち上がって、球になるという仕組みのようなので、株間をしっかりとっておかないと、光合成が不完全になる恐れがあります。なんなら、ひとつ飛ばしで、間引いて食べてもいいかも。
言い訳をしてみると、これらを植え付けた9月中旬は、プライベートで予定があり、なんと飛行機に乗る数時間前に、畑で泥まみれになりながら、急いで植え付けをしたのでした。。
植えるうねを広めに用意してなかったので、株間を狭めて、植えるしかなく、それでも足りないので、予定していなかった場所にも植えて、しのぎました。。苗の数量が増えてくると、適当に植え付けるようなアバウトさでは、帳尻が合わなくなりますね。
こんな時に限って、植え付け予定の前日だったか、予報にない大雨になってしまい、通常は畑に入らないところを、無理してでも入らざるを得なくなり。さもないと、1週間家を空けるので、せっかく作った苗の面倒は誰もみてくれませんから、全枯れ必至の状況でした。
そういうわけで、数時間後に迫った搭乗時刻を気にしながら、ハクサイ以外の野菜も含めて、200苗近くを、1時間ちょっとで必死に定植していったわけです。。何やってんだか。。
今や農家に負けないスピードで定植することができます。。
結局、旅から帰って確認すると、土やマルチの状態が悪かったこともあり、他の野菜は半分以上が、自然消滅していましたが、このハクサイだけは、9割以上が生き残ってました。
本来、定植後の数日は、苗の状態を確認しながら、水やりするなり(これは基本)、土寄せが足りないようであれば、土を足してやるなど管理が必要です。一度、畑に活着してくれれば、あとは、よほど悪天候が続かない限り、放置しておいても、それなりに育ってくれます。最近まで、水も追肥も何も与えていませんでしたが、それでもこの通り大きく育ってますね。
このまま順調に育ったとして、年に1玉も生のハクサイを消費しないのに、こんなに育てて、いったい誰が食べるんでしょうかという。。種子は50粒だけ使い、ほぼロスなしで現在に至っているので、消費するのはまぁまぁ大変そう。株間を取る意味でも、積極的な早採りも実施して、最終的な数量を調整したいと思います。
キャベツ「クリスピーノ」
植え付け前、セルトレイから引き抜いた苗を、マルチの上に投げていきます。根が回っているので、根鉢は崩れにくいです。準備が完了したら、一気に植え付けていきます。
これで植え付けは完了。本来は水をたっぷりあげて、防虫ネットまたは寒冷紗を被せて完成。ですが、畑がこんなに雨水でぐちゃぐちゃなので、不要。
足元のぬかるみ具合が、イネの植え付け時と変わらなかったです。。しかも防水長靴の割に穴があいてるという。。おかげで、びっしゃびしゃに。。
あのまま、生き残ってくれれば壮観だったろうに、現在は、ちょっとさびしい。でも、ちょうどいい感じに、隣の苗が消滅してくれて、ひとつひとつは、活き活き育ってるのかも。
すでに葉面に「ちりめん感」が出ております。このキャベツは、スーパーで見るような一般的な見た目でなく、縮れた葉っぱが特徴的な品種。
元々は、このように葉っぱが丸くてかわいいんですね。球になってるとわかりにくいですが。ハクサイと同日植え付けでも、成長スピードはこちらは緩慢。というか、ハクサイがとにかく速すぎるだけかも。
このセルトレイを第二畑で、植え付けの1~2週間前ぐらいから管理していたのですが(車で苗を畑に運ぶ機会が限られていたため)、家のベランダで管理していた時とはまったく違う脅威にさらされていました。
害虫です。
ここの畑は、イモムシの親である”ガ”もそれなりにいましたが、特にバッタが大量に発生していて、しかも高温が続いている時期でしたので、寒冷紗(かんれいしゃ)という、白くて、網目の細かい防虫ネットで、苗を覆って管理していたんです。ほぼ毎日、苗は確認していたつもりでしたが、寒冷紗の開け閉めはとにかく素早く、最低限の時間しか開け放つことができませんでした。小さいのが1匹でも、ぴょんと中に入られてしまうと、虫にとっては、まさにパラダイス。だから、苗のすみずみまで、正常に成長しているかは、植え付け直前まで把握していませんでした。ちょっと言い訳w
虫をこれほど恐れた日々は無かったな。。
こちらの寒冷紗は22%遮光。寒冷紗によって、遮光率が違いますので、買い求める際は、仕様をよく確認しましょう(材質やタテ幅、ヨコ幅も千差万別)。数値が高いほど、遮光する能力は上がりますが、トレードオフで、日照が逆に減っていきますので、加減が必要です。
ロマネスコ
9月に苗をイモムシに食べられて、ほとんど残ってなかったはずの、ロマネスコ(アブラナ科・カリフラワーの仲間)ですが、10月時点でこのようになってます。意外と復活してます。植え付け前の状態も写真で撮っておいてほしかった~自分よ(当時テンパっててムリだった)。写真では、半分以上が消滅してますが、ここにもちゃんと苗があったんです。
植え付けのほぼ1カ月前、イモムシに食べられた直後の苗のようす。この後、まだイモムシの残党がいたため、さらに食害される悲劇が。。結局、葉っぱが正常に残ったのは5~6苗程度ではなかったかな?
葉っぱがイモムシに全部食べられて、茎しか残ってないような苗を見ていると、育てても意味ないから、つまんで掘り上げてしまおうかと思ったこともありましたが、一応すべての苗を残したまま、管理を続けました。植物の再生能力には、ただただ驚かされるばかりです。
こちらのロマネスコ、成長スピードは、キャベツに似通っています。
植え付け当時、寒冷紗が足りず、手元にあった防虫ネットで、とりあえず虫対策だけしましたが、結局、暑さにも耐えられた様子。ちなみにこういった防虫ネットだけでも10%前後の日よけは可能です。無いより全然マシということ。
ケール「ケールヴェルデ」
イモムシでロマネスコよりひどい被害だったのが、ケール(アブラナ科)。残ったのは2苗程度だった記憶ですが、こちらもそこそこ復活。ただ、とにかく急いで植えつけたのと、植え付ける予定ではなかった、地盤がカッチカチの場所で、強引にうねを立てて、そこへざっと適当に植え付けたので、根の張りが想像以上に弱かったようです。こちらも植え付け後、半分以上が消滅しました。
うねの場所によっては、土質がいいところもあって、このように大きく育ってくれているものもあります。
カリーノケールは、最終的に1m弱まで成長するようなので、防虫ネットは外すことになりますが、その頃には気温がもっと低下して、恐らく虫もほとんどいないでしょうし、株が強くなり、葉っぱも分厚いので、虫には食べられにくいはず。
小かぶ「ラティーナ」
9月中旬のみの狭い期間が、たねまき適期だった小かぶの「ラティーナ」(アブラナ科)。暖冬ということで、ほぼ1カ月後にたねをまいてみましたが、一応、2日後には発芽を確認しました。
ラティーナ用のうねは作りませんでした。手持ちのたねの数が多くないのと、写真のように消滅した苗の、空き区画を埋める形でたねをまくことにしました。ラティーナの栽培期間は、比較的短いはずなので、寒冷紗や防虫ネットを外す頃には、もう食べ終わっているはず。
青首だいこん「おでんだいこん」(10/11追記)
第二畑でだいこん(アブラナ科)などの根菜を植えようと、日々奮闘していましたが、何と奮闘していたかというと、土質。根菜が育ちやすい土に、そう簡単には、なってくれない!(´;ω;`)
元々この畑は5年も6年も放置されました。そして、この畑の、土の多くは、植物残さのような有機質がほぼ入っておらず、水分を含むと、田んぼの土のようにねっとりして、乾くとレンガのように硬くなる。微生物もミミズもいなさそう。土を改良してくれる要素が何もなし。
おかげで、土の表面だけで、地下茎を伸ばして生きる雑草だけが生存しています。
これを改善すべく、8月中旬から、土の改良をあれこれやってみたものの、どうやら無理っぽい。
で、結局、この写真の場所で根菜を植えることに決めたのは、たった数日前。。高い草が覆い茂っていた場所の土を確認してみると、他の場所と比べても、偶然なのか、空気を含んでふかふかしており、土質も細かい。完璧ではないけど、迷ってる時間はないので、急遽、草を刈り、土を耕し、大根のたねまきを完了させました。
たねまき適期から少し遅れましたが、今年は暖冬だということもあり、少しぐらいは日程がずれこんでも大丈夫と信じて、決行しました。
追記10/11)ひと穴3粒まきしたのですが、1~2穴でまったく発芽していない箇所がありましたが(原因は恐らく乾燥)、ほとんどで発芽を確認。
保温シートは外して、防虫ネットに切り替えました。寒さで動きが完全に鈍っているものの、バッタはまだまだたくさんいるので、アブラナ科に対して、防虫ネットはもうしばらく必要そうです。
だいこんのタネも、タネ袋にいっぱい入り過ぎて、消費に困る野菜のひとつ。この余った種を、余裕のある第一畑へまくことにしました。
第一畑のきゅうり(ウリ科)だったうねをだいこん(アブラナ科)へ転用。きゅうりの根がしっかり張っていたおかげで、土がいい具合にほぐれているのもありますが、ミミズのおかげで、ものすごく土が細かくなっていました(土の見た目が荒い砂っぽくなっている)。耕さなくてもいいかなと思えるほど、根菜に好適だと感じました。
念のため、浅く耕してから、たねまき。うねを作るのにあまり時間を取られることなく、30分~1時間ほどで作業を完了しました。
元々、夏だいこん(アブラナ科)やごぼう(キク科)を育てていた場所にも、たねをまきました。数か月前までアブラナ科を育てていたので、どうかとは思いますが、連作障害はそこまで気にしなくても大丈夫と思います。もし心配であれば、連作障害を回避する農業資材も販売されています(「菌の黒汁」など)
にんじん「おこのみ」
たねを取り寄せたにんじん「おこのみ」(セリ科)は、9月中旬までがたねまき適期でしたが、ダメ元で、第二畑にまいてみることにしました。結局、これも思うような土質が用意できずに、困り果てて、10月まで引っ張ってしまいました。
さきほどの大根の向かって左側にたねまきすることに。
青いのが、タネで、大きさは1ミリ程度。にんじんも、毎度タネをたくさん余らせてしまいますが、10mのうねに2条まきで、無理やりまいたら、全部使い切りました。にんじんは、発芽率が元々高くない野菜なのと、適期を大幅に過ぎているので、今回はまきすぎぐらいで、ちょうどいいかもしれない。
内容量は3mlでしたが、ていねいにまいてやれば、10mに2条まきした場合、合計3うねほど作れるのではないかと感じました。できるだけ、タネをムダにしたくないので、次回はこれを参考にうねが用意できれば。
たねを蒔いた後は、絶対に乾燥させず、かつ、光によく当たるような管理します。一度タネが乾燥してしまうと、それは死滅するといいます。うちは乾燥防止と光を透過しやすいもみがらをまいたのと、冬越し用の保温シートをかぶせました。光の透過と保湿も狙いですが、最近、気温の低下が著しいので、発芽適温を高く保ちたいのが理由です。
たねまき前に、土は転圧して、できるだけ平らに、かつ硬くしてあります。水分が等しく行き渡るのと、水分が土から抜けにくくしたい。その上にたねを置いた形になっており、覆土はしていません。もみがらと透明シートのみ。
10月頭までは、雨がしばらく降っていなかったので、写真では、畑の土表面がだいぶ乾いています。
はつかだいこん「ピッコリーノ」(10/9追記)
はつかだいこん、ラディシュ(アブラナ科)は、果実が小さいので、どちらかというと、畑よりプランター向きです。ということで、プランターに直まきして、数日経過しました。たねまき適期はすぎていましたが、発芽は成功。どうもシャキッとしていないので、やはり寒さからなのかも。
収穫まで日数はかからないので、あとはイモムシに食べられないようにだけ防虫ネットを張っておけば、すぐに収穫できそう。元肥はいれていません。以前、ここにシュンギク(キク科)を植えていました。
たまねぎ「ラピュタ凜」(10/9追記)
たまねぎ(ユリ科)もたねまき適期が少しすぎていますが、畑からセルトレイや受け皿を回収するのに手間取り、準備がどんどん先延ばしに。。
最近ようやく発芽処理(水につけて、冷蔵庫で一晩。室温で数日待って発芽)して、根が出てきましたが、植え付けが遅れているため、根が伸び放題。しかも、L字に曲がって地上に出てくるのが特性なのか。。
最初の難関としては、外殻を土中でうまく脱げるかどうかがポイントかもしれませんね。ここまで成長してしまうと、脱殻できないで、奇形の苗ができてしまう恐れが大。。
これはどうやって埋めてやればいいのか、謎です。。
最終的に出した答えは、L字に曲がった部分が頂点になるように、外殻と根っこを土に埋めてあげることにしました。ただ、かなり無理があります。最終的に、うまく育つかどうか、怪しいです。
根がまだ出かかって、程ないものもたくさんありました。この状態であれば、割とうまく苗に育ちそうな予感。土に埋めるのもラクでした。
今回は、たねまき培土を乾燥させたまま、セルトレイにすりきりいっぱい敷き詰めて、タネを埋め込み、後から霧吹きでていねいに土を湿らせていきました。中までしっかり湿っていることが重要です。底から水がしっかり出てくるまで水を与えます。難しい場合は、初回だけ底面吸水させてもいいかもしれません。
今回、128穴のセルトレイを2枚使っても、まだ100粒ほど残っています。。
たまねぎは、畑に植え付ける際、「えんぴつの太さ」に限りなく近いものが最適とされています。細すぎても、太すぎても、思い描くような形のたまねぎには、ならないからです。300苗以上用意しても、使える苗はそのうち、いくらかになるはずですので、たくさん用意しておいて間違いはありません。
おまけ
空の旅
必死に飛行機に間に合わせるお話をしたので、その機内などの様子を。というのも、なかなかご縁がないファーストクラスを唐突に利用してみました。もう一生ないわ!?
いろいろ知らないことが多かったんですが、まずファーストクラス利用者が使える、空港ラウンジがあるということを。マジ!?
飛行機を頻繁に利用される方だけが使えるラウンジが存在するのは知っていましたが、ファーストクラス利用者も含まれるんですね。そこにわたしも混ぜてもらえるとは。。入室して早々、駆けつけ3杯飲んでしまいました。生チュー・・ しかも朝から何も食べてなくて、畑仕事してからの杯なので、かなり染みわたりました~。
機内の座席はもっと個室感があるのかと思っていたので、ちょっと拍子抜け。そういうのは国際線だけなのか、わたしはよくわかってなくて。
座席が広いと言えば広いです。そして、会社の気持ちはわかるけど、分かってますよとばかりに名前を呼ぶの、やめてほしいかな~w しかも初めだけだし。
そして、一番驚いたのは、機内で食事が出てきたこと。飲み物だけだと思っていた国内線で食事が出るとは。。平民には普通席でジュースが配給されている間、ファーストクラスの方々は優雅に食事をされていたのか。。ラウンジでアルコールや軽食をいただいて、すでにいい気持ちなんですけど、なんというか、配分を間違えたw ただ、機内でもしっかり白ワインいただきましたが。
さて、さすがに料理は美味しく、機会があれば、ぜひご賞味いただきたいです。海外の航空会社では首をかしげる料理も少なくないですが、さすが日本企業のクオリティ。間違いない。
私はいつ以来だか、超久々にきりたんぼを食べて、妙に気に入ってしまいました。あとは、無花果に添えてあるセルフィーユをこういう風に使えばいいのかとか、勉強。。使いどころがよくわからなくて困ってたので。
数時間前まで、泥にまみれて、便に間に合うかどうか、焦っていたとは思えない、優雅な時間をありがとうございました。
旅先でのようすは、年末あたり、時間ができれば、アップするかも?
関連リンク
たねの紹介ほか、野菜によっては、たねまきから追肥に関する情報まで調べて掲載しています。
今回使用した商品
本サイトの運営費用を補うために、関連リンクでは、楽天アフィリエイトなどを利用して、わたしが実際に使用している農業資材や販売店などのプロモーションを行っています。よろしかったら、のぞいてみてください。
さきほどの大根の写真に登場したマルチ穴あけ器。「やさいの時間」でも、コンパクトサイズの穴あけ器は度々登場します。一方、この柄が長いものは、農家の方が使うことがあるということを「農業はじめちゃいました」などで知りました。また、持ち手部分は木製で、手に優しく、冷たくない。
ちなみに、穴を開けると、次の穴を開ける位置まで同時にマークしてくれて、株間が常に同じになるという優れものの道具まで売られてますよ(意味が分からなかったらゴメンナサイ)
かがまなくても作業できるのが最大の特徴ですね。大量に穴あけ作業する方には必需品と言っても過言ではありません。うちもこの規模になってくると、はさみで穴あけしてたんでは全く間に合いません。
しかも100mm以外の穴あけも別売りの刃に交換すれば可能に。また、切り取ったマルチシートをこのようにストックできるようになってます。中心部分に波つきの針がついてるんですね。これでゴミが散らばらない。
わたしがこれを選んだ最大のポイントは、刃が頑丈で、切れ味がいいという点。もし切れ味が悪くなっても、ダイアモンドシャープナーなどで戻すことも可能だそう。いろんなレビューを拝見したんですが、安もののマルチカッターは、「すぐに切れ味が悪くなる」「(力を入れて土に突き立てるので)刃の円型がゆがんでしまう」のが避けられないデメリット。
これまで、わたしのマルチの穴あけ方法は、指であけたり、ハサミで切れ込みをいれたりして、小さな穴を開けていました。その結果、苗が傷むことが多かったです。理由は、マルチが苗に擦れて傷んだり、葉がマルチの下に入りこんで光合成が十分にできなかったり。特にマルチは風に吹かれると、ものすごい勢いで、苗に衝撃を与えます。このことは、植え付け時にはなかなか気づけません。また、マルチ内の熱風が、小さな穴から噴き出して、苗にドライヤーを当てているような環境にしてしまいます。タネや苗は小さくても、穴はそれなりのサイズが必要だと感じます。
大規模農家だけでなく、長く家庭菜園を楽しむ予定なら、ぜひ、こういったアイデア商品も活用して、効率よく作業を進めてみてはいかがでしょうか。穴あけ器を長らく買い渋っていた私ですが、結果的に安物買いをせずに済んで、とてもいい買い物だったと思います。購入先:楽天市場「園joy-marutoyo」