最終更新日 2023.02.12
2023年1月27日、高知城で開催されたインスタレーション「ひかりの花図鑑~牧野富太郎と植物を愛した画家たち」に行ってきました。ちなみに、このイベントは2023年1月29日で終了しました。
ひかりの花図鑑
プロジェクションマッピングのイベント
夜の高知城で、牧野富太郎に絡めたイベントをやっているとのことで、行ってみました。植物に絡むイベントで気になったら、とにかく行ってみるわたしです。。
かつて、牧野富太郎という高知出身の植物学者がいらっしゃいました。彼をモデルとした朝ドラが2023年春より放送されます。高知をあげて、牧野博士への注目度と来高への機運を盛り上げようという試みなんでしょうね。これはそのプレイベントのひとつです。
イベントで何が一番印象に残ったって、風が強くてサムい!w 城は風がよく通る上に、大寒波が来た直後なので。。それでも映像の美しさに一瞬そんなことも忘れさせてくれることもありました。お客さんもそこそこ入ってにぎわってました。
一部ですが、ご紹介します。
昼間の高知城がわかる方なら、なおさら、そのギャップが新鮮にうつったことでしょう。まるで渓谷を流れ落ちる水流のように、青い水といろんな花々が流れていきます。
大音響と鮮やかな映像に染まる高知城。
すべての映像は動いているので、写真ではほとんど伝わらないと思いますが、動く名画の花は新鮮で綺麗でした。ゴッホのひまわりを石垣に投影していましたが、岩の表面のゴツゴツした感じが、油絵具の凹凸を再現しているように私には見えて、そういう立体表現も面白かったです。ひまわりが左から右へと流れていきます。
スマホのアプリを使って、チェックポイントを回り、仮想の花を集めるスタンプラリーならぬ、”フラワー”ラリーのような仕掛けもありました。こちらのイラストは、牧野博士が愛した「バイカオウレン(キンポウゲ科)」
水に浮かぶスイレンが、映像の中に入ってきた人の立ち位置に応じて、避けて動きます。
コンサートや演劇などの舞台表現でよく使われる紗幕のスクリーンに投影しており、映像が投影されなくなると、紗幕の背後に広がる高知の夜景がくっきりと現れます。
この日は、日中、曇りでしたが、夜には月が出て、高知城とコラボレーション。スタッフや警備会社のみなさんも寒い中おつかれさまでした。今後も展開されていく牧野富太郎に関するイベントが成功しますように。
おまけ(ひろめ市場「サカナカナ」)
寒波にさらされて、体が冷え切った後は、高知城のすぐ近くにある「ひろめ市場」で、普段一切いただかない熱燗を4合ほど。。何年ぶりでしたか、とっても温まりました。確か「土佐鶴」という銘柄だったような。高知市から東南東の方角、室戸岬に向かう途中にある酒蔵のようです。使用されているお米は愛媛産の「松山三井(みい)」など。へえ
ひろめ市場の居酒屋「サカナカナ」さん、こだわりの地獲れ焼き貝の数々など、ありがとうございました。”団地”の話なども盛り上がって楽しかったです。
おまけ(観光案内所「とさてらす」)
高知県は、観光にも大変力を入れられていて、例えば、各市町村それぞれに発行されたガイドブックが、市販のものと遜色ないほどの仕上がりに驚くと同時に、気合の入れ方が他府県とは全く違うように感じます。
JR高知駅前にある観光案内所「とさてらす」では、観光情報が満載で、スタッフも丁寧に対応してくださいます。「ひかりの花図鑑」のイベント情報もここでキャッチできました。
上のような画面にタッチして情報を検索する、位置情報と、イベントや花の見ごろ情報などが紐づけられた情報端末も用意されていました。
このように、タッチすると、気になる情報を、大画面で詳しく読むことができます。この仕組みは、コロナ禍の下では、なかなか活用できなかった面もあるでしょうね。
できれば、サムネイル画面(地図画面)の時点で、その情報の有効期限が明確であれば、もっとよかったです。せっかくタッチしても、昨秋の情報など、読んでも仕方ないものも散見されました。ぜひ旬な情報を発信してあげてください。
高知城に関する基本情報
アクセス
・JR高知駅から徒歩25分、バス10分「高知城前」下車、路面電車とさでん15分「はりまや橋」乗り換え「高知城前」下車
入場料
・今回のイベント料金1,000円(Webチケット800円)
※通常18歳以上 420円