最終更新日 2023.03.11
先日、楽天グリGOから取り寄せた落葉高木の新苗「アオダモ」をスリット鉢に植え替えました。
23年3月上旬は、気温がかなり上がってきました。植物全般的に水やりは、まだ10日に1回ペースのままと考えてましたが、さすがにポット苗は、乾きが早いようで、3月8日に水やりを行いました。そのこともあって、植え替え作業をやってしまいます。
植え替え概要
3号ポットから5号スリット鉢に植え替えます。今回、鉢植えにするメリットとしては、根域制限で、樹高を抑えられることです。
アオダモは、シマトネリコの仲間なので、樹形は似ていますが、シマトネリコと違って、成長スピードがかなり遅い品種です。植え替えも2~3年に一回程度を見込んでいます。
成育状況
取り寄せたときと、何も変化がないので、写真は先月の取り寄せ直後の様子。右がアオダモです。存在感がなさすぎて、どこにあるのか分かりませんね。割り箸より細くて短いかも。。
根鉢チェック

あまり見慣れないですが、根鉢の上からでも、かなりびっしり根が回っている様子が見て取れます。一般的に、根は、空気に触れるのを嫌がって、ここまで表面に出てくることはないのではと思います。販売店で、ポット苗の上に、マルチなどのグランドカバーが敷かれて管理してあった可能性はあります。
この様子を見ると、地上部の成長は緩慢でも、地下部はかなり旺盛な植物なのかもしれませんね。高木になるポテンシャルを秘めているということは、根張りはかなり強いのでしょう。或いは、人気果樹などに押されて、長く売れ残っていたか。。
できるだけ根は切らないように、指で根を優しく軽くほぐしてみました。ここでしっかり根を切るのはちょっとリスキーかな。
用土と肥料

赤玉土小粒:腐葉土=7:3
植物全般的に使用される、標準的な配合。
市販品なら、花野菜用培養土でもいいと思います。ただし、数百円の激安培養土は避けましょう。まさかとお思いでしょうが、産廃や小石、砂が大量に混ざっています。このように質が悪すぎるので、植物の育ちにも必ず影響します。特に野菜用にはおすすめできません。
バーク入り腐葉土は、ほぼバークたい肥と考えていいと思います。実際に買ってみて、違いが分かりませんでした。少し枯れ葉が入っているかな程度。純粋な腐葉土は、植物の生育に有用な菌が豊富に含まれているため、高値で取り引きされています。腐葉土の代わりに、バークたい肥を購入して、時々、菌活資材を投入しても十分かと思います。

土に混ぜる元肥としては、マグァンプK(6-40-6-15、大粒2年肥効)を混ぜ込みました。5号鉢8gがめやす。

マグァンプKだけでも足りるかと思いましたが、ブルーベリーから過剰投与で取り出した、ピートモス主体の土と有機肥料がほんの少し残っていたので、混ぜ込んで使いきりました。どのぐらいの肥料成分が含まれているかは不明。およその比率は、カニガラ5g、溶リン1g、魚粉3g、油粕1g、硫酸カリ1g、腐植酸2g(グラム数は不明)
用土と肥料をよく混ぜ込んで植え付けます。根鉢は浅植えにしていません。かなり根が露出しているので、根鉢の乾き防止と、さらなる上根を出させて、ひょろひょろの地上部をしっかり成長させます。
植え替え結果

植え替え後の水やりについて、鉢底から水がしっかり流れ出るのを確認します。
今後の管理
水やり
計画に沿って、3月は10日~5日に1回程度の水やりを行います。その後も、月ごとの水やり計画に準じます。
せん定
シマトネリコと同じような樹形になると思いますが、今年一年の成長ぶりは、まったく未知数。今年は基本的に、せん定はせず、樹形づくりを優先します。