第2畑地で秋用のとうもろこしの追肥をしました。
第2うねの1回目追肥は8月1日に、そして第1うねの2回目最後の追肥を8月9日に行いました。8/1の件は記事を公開してなかったので、何をどこまでやったのか現場で混乱してしまって反省。。
第1弾たねまきは6月21日夕方。第2弾たねまきは7月5日早朝
今回採用している品種
バイカラー「ピーターコーン」
2色が混じっている植物の組織をバイカラーと呼んでいますが、ここでは、とうもろこしの果実に、黄色と白色が混じっている部分を指しています。
前回使用した「キャンベラ86」は、春まき用ですので、使えませんが、他の品種を選べば、初夏でもたねまきは可能です。こちらのピーターコーンは、7月上旬まで種まき可能。なお、先述のキャンベラ86という名前からもわかるように、とうもろこしの収穫までは3カ月かかりますので、ピーターコーンは9月下旬~10月上旬ごろ収穫予定。
種苗会社はアタリヤ
ちなみに、いろんなトウモロコシが食べてみたいと、いろんな品種を植えてしまうと、受粉の際、異種混合になって、全面イエロー種がバイカラーになったり、生育不良で太らない原因になりますので、トウモロコシはひとつの品種に絞り込んでたねまきしましょう。
追肥のようす
トウモロコシの場合、1回目の追肥は、本葉6~8のころがタイミングです。8-8-8のような成分バランス取れた、速効性肥料(化成肥料や鶏ふん)を与えます。オール8なら大さじ1程度がめやす。
そして、2回目は雌穂(しすい)が出たタイミング。花実がつく時期に入る前に、与えます。Kがほぼ不要で、NP中心の配合になる予定。
第2弾うねに1回目の追肥(8/1に実施済)
本葉6~8枚で1回目追肥。
前回同様、NK肥料(14-0-14)と、BM溶リン(0-20-0)を6:4程度で適当にミックスしました。
ただ、不満なのは、最近、少量のBMようりんしか手に入らなくなってきてます。需要が少ないのは理解しますが、要る人はいるんだけどなあ。。400gで400円超(gあたり1円超)は高すぎる。今回のとうもろこしの追肥で全部使ってしまいました。。20kg2000円強(gあたり0.1円強)ぐらいの商品のはずなので、いかに割高かという。
第1弾うねに2回目の追肥(8/9実施)
雌穂、つまり、とうもろこしの果実になる部分が出てきたタイミングで、2回目の追肥です。でも、肥料を与えるタイミングとしては、かなり遅いように思われるものも見られます。
果樹のせん定とかする前に、こっちやらないと~。。
高温が続いているので、雌穂が萎れるのも案外早くなってるかもしれませんので、今時期にとうもろこしを作るとなると、初夏よりもしっかり管理しておかないと、初夏以上に収穫時の品質が揃わない予感も。。
同じタイミングでたねをまいても、これだけ差があると、施肥のタイミングを迷うなど、やはり管理が煩雑になってきます。できるだけたねまきは”機械的に”、同じ環境同じ条件になるように、苦心しましょう。あとで手間や気苦労が増えるだけです。
追肥資材は、たまごや商店の「かにがら肥料」を使用しました。3-2.5-0とNPのみなので、2回目追肥用には、ちょうどいいです。これを大さじ3ぐらいになるように与えればいいのですが、写真の残量からすると、全く足りませんでした。。
ということで、かにがらを使い切った後は、畑に常時置いている鶏ふんペレットを与えることに。袋の成分比は確認していないですが、恐らく3-6-3ぐらいで、Kが余計なんですが、肥料がないよりはマシなので。ひと株に軽く2つかみほど与えておきました。
1回目は、株元に与えましたが、2回目はマルチをめくった株の周囲にざっと与える感じ。
農薬の散布
STゼンターリ粒状水和剤
アワノメイガ対策として、住友化学園芸の「STゼンターリ顆粒水和剤」をじょうろで、種まき後、2回散布しました。
これはBT菌を使った画期的かつ安全な農薬で、イモムシ系害虫だけを殺す機能があります。オーガニック栽培にも使用が認められた商品です。収穫前日まで使用回数制限なく使えるのも大きなポイント。
1回目は雄穂が出てきた頃。雄穂のにおいに誘われて、ガがやってくるようで、穂が人間の目に見えたタイミングでは、すでにボロボロでした。
手持ちの有効期限切れてるので、効果のほどが心配。新品を買ってきたので、早く使い切ります。
ゼンターリ
STゼンターリの、業務用大袋がこちらの商品「ゼンターリ顆粒水和剤」。もっと多量なパッケージもありますが、うちはこれで十分。とうもろこし以外にも適用範囲広いので、冬野菜を穴だらけにされる前に活用していきます。
難点はジッパーになってないので、開封後は、自分で用意したジッパー類に入れて保管しましょう。中身は一緒なので、STゼンターリについていた”さじ”も、そのまま流用できます。
今後の管理
鳥獣対策
第2畑は、カラスとアライグマの対策が必須です。いずれも、果実が成熟した頃に、人間が収穫しようとしたタイミングよりも一歩先に(前日~数日前に)早く食害を受けることが多いです。彼らも生きるために食べているので、必死ですし、そんなにバカではないのです。
まず、カラスの目に見えにくいらしい黒のテグスを果実の周辺に、二~三周はりめぐらせる予定。竹などの支柱をうねの周りに挿す必要がありますね。第1畑のミニトマトに設置していますが、効果あり。設置後は、被害はありません。
アライグマに関しては、嫌がりそうなニオイを周辺と作物に散布しておく予定。まずは、木酢液で試します。
ベビーコーンの収穫
とうもろこしは、1株1本採りです。ただ、草勢があれば、雌穂は、2~3本出ます。3本出たら、管理はかなりうまくいってるんじゃないかと思いますが、1本大きいものを残して、それ以外は早めに取ってしまいます。養分を残り1本に集中させて、大きく甘いとうもろこしを収穫しましょう。
タイミングは、見つけ次第、取って大丈夫です。
関連リンク
透明よりも黒の方が効果は高いとのことです。ホムセンで扱っていても、透明しか置いてないと思います。
木酢液は本当にピンキリで、激安のものでも、そこそこ効果はあるんだろうと思います。ただ、ネット販売されている安すぎるのは、ちょっと材料や製造工程に不安が残るので、まずは、ホムセンに売ってる安価なものから試してみてはいかが。
商品価格もさることながら、クロネコメール便で送料も安かったのでここから送ってもらいました。ホムセンではSTゼンターリが取り扱いある店さえ限られるかも。
・第1弾の間引きと第2弾をたねまき(2023年7月6日記事)
・第2畑で第1弾発芽確認(2023年6月28日記事)
・第2畑でピーターコーンのたねまき(2023年6月22日記事)
・第2畑地を新たに借りました(2023年6月20日記事)