第2畑地で秋用のとうもろこしのたねまきを行いました。
これだけ草がはびこっている畑に着手して、2日目にたねまきを始めるイメージは、昨日の作業開始時点では、なかったので、自分でもびっくりですが、うねをひとつ分だけ開拓したら、そこですぐに栽培を始めるというのは、意外と効率いいかもしれません。畑を地味に改良している間にも、野菜はどんどん育っていってくれるので、楽しいですよね。
今回使用するタネ
バイカラー「ピーターコーン」
2色が混じっている植物の組織をバイカラーと呼んでいますが、ここでは、とうもろこしの果実に、黄色と白色が混じっている部分を指しています。
前回使用したキャンベラ86は、すでにたねまき適期が過ぎてしまっていますので、使えませんが、品種を選べば、たねまきは可能です。こちらのピーターコーンは、7月上旬まで種まき可能。なお、先述のキャンベラ86という名前からもわかるように、とうもろこしの収穫までは3カ月かかりますので、ピーターコーンは9月下旬ごろ収穫予定。
種苗会社はアタリヤ
たねまき作業のようす
酸度調整
昨日の続きですが、雑草の根の残さを右のうねに積み上げて、なんとか、うねを復活させたので、あとは、たい肥と肥料、必要なら石灰を入れていきます。
石灰を入れる前に、酸度を計測します。
酸度計は6.8~6.2辺りを指していました。酸度計の側面には、ご親切に野菜ごとに、どのぐらいの数値が適切かメモが記載してあり、とうもろこしは5~6.5と、意外にも酸性気味の方がいいらしい。これから雨がどんどん降ってくるはずなので、石灰は不要。
たい肥(土壌改良)
土壌改良剤として、たい肥を入れますが、今回採用したのは、牛ふんたい肥。4年ぶりぐらいに購入しました。第1畑地でもスイカなどで、在庫分を少しずつ使っていたのですが、前任者がある程度、土づくりをされていると思われたので、あまり土壌改良は積極的に行ってませんでした。家でプランター栽培が主になっていた昨今は、なかなか牛ふんたい肥とか使わなくて。
牛ふんたい肥で何がいいのかというと、まず、牛ふんが入ってるイメージですが、これは意外と肥料分が少ないです。1-1-1程度。肥料成分は無いに等しいので、肥料として捉えない方がいいです。それよりも大事だと思ってるのが、もみ殻。もみ殻は1年ぐらいでは分解されません。土中の微生物が働き続けるには、なかなか分解されにくい、もみ殻が、微生物のエサとして最適なんですね。土中の微生物が豊富なことは、人間の腸にもそれが住んでいるのと同じ環境を作るのと同じで、元気な植物が育つことにつながり、有用です。微生物資材カルスNC-Rでも、もみ殻のみが併用推奨されています。
あと、今回の牛ふんたい肥には、炭が入ってるとのこと。時間の都合上、炭の種類までは確認してないですが、炭は微生物の住処になったり、排水性、通気性を確保してくれますので、土壌改良にはもってこいの資材です。ということで、税別250円/40Lの商品を採用。うねのサイズ幅90センチ✕長さ8Mで一袋使い切りました。30うねあると考えれば、単純に7,500円税別。まぁまぁですね。
それと、腐植酸も投入しました。たい肥の代用品にできる優秀な土壌改良剤です。根張り促進や、リン酸固定化をやわらげる役割も。ただ、たい肥と併用すればさらに効果が高いそう。今回は畑にとって、久々の土壌改良になるため、特別に併用してあげました。
12g/㎡で90cm✕8Mなので86gめやす
肥料
肥料は、2種類使いました。ひとつは、フィッシュサプリ(たまごや商店)。もうひとつは、ペレットけいふん。
フィッシュサプリは、5-4-2で肥効期間3カ月。とうもろこしの長期栽培でもちょうどいいかもしれません。とうもろこしは、追肥で必要な成分が少し変わるのですが、この元肥がどのように効いてしまうのかは、不明です。
ちなみに第1畑地では、元肥えなしで栽培している最中です。元肥なしで、追肥の成分とタイミングがばっちりあえば、ここまでしっかりとしたとうもろこしができると考えれば、元肥を入れすぎると、却ってよくないのかも。。
第2畑地では、元肥えをしっかり入れましたので、どうなりますか、比較実験です。
さきほど、フィッシュサプリを投入したところですが、さらに、けいふんも投入します。
けいふんは、ペレットになると一気に見た目が改善されて、いいですね~◎。肥料袋に顔を突っ込むようなことまではしてませんが、まいてる時は、ニオイを全く感じませんでした。価格は300円弱。Amazonでぼったくり価格で売ってるのを考えれば、かなり良心的です。およそ3-5-3で、けいふんとしては標準的な成分比です。
2種類の肥料合計成分比はおよそ8-9-6で、化成肥料8-8-8をまいたのに近い感じになっていて、しかもフル有機肥です。
うねづくり
さきほどの資材をすべて、うねの上に投入しました。これらを1往復しながら、耕してなじませました。
たねは、まだまいてないけど、うねを平らにするために、三又ぐわで、全面的に転圧。これでマルチを張ってもある程度、美しくなるはず。
マルチ張り
地温は十分確保できる季節ですが、雑草防除と乾燥防止のため、マルチを張ります。色は黒。こんなに広いし、安いマルチでいいです。暑くなりすぎると、地温が異常に上昇してしまいますが、刈った草をマルチの上に敷けばよし◎
価格は、100Mで1,180円でした。しかもMade in Japan!国産のマルチなんて初めてみた。あるとは聞いてたけど。中国産よりは長持ちするらしい。しかも価格がそんなに違いすぎないし、これならいいんじゃないですかね?
とうもろこしのタネ袋によると、株間30センチ推奨。
ところが、30センチ間隔を取るには、このセンターラインが全く役に立たず。なので青1本と黒のすき間で40センチ取りました。条間60センチ~?広すぎっ。。仕方ないので、うねの肩に穴をあけてw
今回は2粒まき。前回は1粒まきで、発芽が揃わず、のちのちの管理が面倒くさいことに。。これでうまくいってくれればいいのですが。。
8Mのうねに対して、40センチの株間で2条植えしたので、最大で40本とうもろこし収穫?できるかな?こんなに広いから、ずらしまきで、とうもろこし植えまくりでもいいけどねw リアルにメイちゃんのとうもころし畑ができるかも。。
作業完了が19時半。。急いで作業したので、マルチの見た目を整えて美しくする作業まではいきませんでしたが、また今度、晴れ間が続いたら、手直しします。
マルチは綺麗にピンと張っていた方が、いいことの方が多いです。風にあおられると、マルチがのびたり破れたり、またマルチが擦れて苗を傷つけてしまいます。また、雨水がマルチに貯まってしまいます。
今日は日暮れに作業してしまったので、太陽が高く昇ると、マルチがふにゃふにゃにのびて、たるんでしまうはず。なので、しっかり晴れた午後2時ごろに張り直す予定。
あと、この辺のカラスがどのぐらい賢いのか分かりませんが、写真右にちらっと見えている防虫ネットをかけて、穴をふさいでおきました。
今後の管理
害虫・鳥獣対策
アワノメイガが9月ごろにも発生するのか私は未知の領域ですが、この第2畑地で心配なのは、カラスとイタチ。
防虫ネットで、ガと防鳥対策は確定(うね数が少なければ可)。カラスが罠にかかったように見せかける人形も設置してやろうかなとも思います。ボロボロの黒マルチも役立つかも。
イタチは木酢液とかウルフピーを、とうもろこしに限らず、うちの区画周辺にまいておこうかと思います。鳥獣対策しても、リアルなイタチごっこにならないことを祈るばかり。。
右うねの活用
残さは、このまま1~2か月ぐらい放置しておこうかと思ってましたが、急に思いつきました。これらをどの程度、すきこめるか分かりませんが、できるだけ均(なら)して、雑草のように力強く生えてくる、バジルやモロヘイヤのタネをドバーっとw、まいておいたら、土地と時間を無駄にしなくて済むな~と。この残さの下にも、土に埋まった雑草の根っこがはびこっているので、ラクではないはずですが。。(たった8Mのうねから、くわを使って、根っこを力ずくで引き抜くのに、全力投球で3時間かかりました。。)
関連リンク
・第2畑地を新たに借りました(2023年6月20日記事)