最終更新日 2023.06.30
ついにこの日がやってきました。トキタ種苗の白なすび「とろーり旨なす」の植え付け。たねまきは3月末。
今回植え付けた品種
とろーり旨なす


発根を確認したのが、3カ月前。なすの苗づくりは、とても時間がかかることは把握していましたが、実際、本当に長かったです。。根の成長にかなり時間がかかるようで、根が完成してから地上部が伸び始めるのが、苗づくりに時間がかかる主な要因。
そもそもたねまきは1月末ごろ辺りから始めるのだそうです。そうしないとGWの定植には間に合わないですからね。ただ、2~3月の低温の中で、夏野菜の苗を管理するのは、簡単ではありません。来年は年明け後にチャレンジしてみてもいいかも。
今回、定植しても、また根の成長が再開するはずなので、花がつくのは8月ごろかな。。ただ、その時期は28度を平気で超えていると思われるので、なすの収穫は望めないと思われます。気温が少し落ち着く9月ごろから、花をつけて10月に収穫?。。

今回の定植も、花がついてから実施したかったのですが、いつまで経っても、咲きそうにないので、植え付けて待った方がいいかなと考えました。ポット管理の間、液肥を1週間に一度与えることがあっても、固形肥をしっかり与えたことはなかったので、成長が止まっていただけかもしれません。この辺、研究が必要そう。
定植のようす

我が家は日当たりが悪いため、確か5月ごろから、畑のたい肥エリアで、管理していました。3カ月経っても草丈30センチ程度。
あまりの育苗の長さに、このなすが白ナスだということも途中で忘れてしまい、、葉色の悪さをずっと心配していました。確かに色は薄めですが、でも白ナスはこんなものです。一般的な紫のナスは、葉色も濃く、部分的に紫を帯びています。

待っている間、ポットが狭すぎて、根っこが水を求めて、こんなに長く伸びていました。引き抜くときも、たくさんの根っこが切れて奪われてしまいました。これをまた再生させるのに日数がかかってしまいそうです。
植え付け場所

水をよく吸う野菜のひとつで、水はけの悪い土地や水浸しの土地で、さといもに並んで栽培されているのを見かけます。この畑の中でも特に水はけの悪そうな場所を選んで植え付けました。なので、他のナス科と別レーンで管理することになります。
株間は90センチ取りました。その株間にマリーゴールドを混植していますが、とにかくナスは株間を広く取ればとるほど、生育がいいようなので、思い切って間隔を取ります。
ここは元々エルバステラを栽培していました。写真左にまだエルバステラが残ってます。オオバコの仲間のようで、肥料の消費はそこまで多くないと思われます。土中にもまだ、ある程度、成分は残っているかも。
元肥
フィッシュサプリを与えようと思ってましたが、つるちゃんの指南によると、10-10-10でも200g/株は必要とのこと。5-4-2では倍必要になってしまい、コスパが悪くなります。一応100gほど入れておきましたが、安価な8-8-8などをホムセンで近いうちに調達して、うね肩に追加で投入しておきます。
なお、溝施肥にはしていません。植穴の土に肥料を混ぜて置くか、うね肩にばらまいています。
投入した(予定の)肥料
・フィッシュサプリ(5-4-2)100g前後
・塩化カリ ひとつまみ程度(フィッシュの不足分を補う目的)
・腐植酸 ひとつまみ程度
・カキガラ石灰 しっかりひとつかみ程度
・8-8-8以上の化成肥料150gほど(近日購入予定)
うちにしては物々しい?元肥ですが、なすはそれだけ肥料を食うということですね。
あんどん

あんどんを建てました。直射日光防止、乾燥防止、風よけのため。風に煽られる心配はないので、仮支柱は立てていません。
今後の管理
青粘着シート
スリップス被害が心配されるとのことなので、青粘着シートを今回は少なくとも1枚設置しておきます。
ニジュウヤホシテントウ
私の中でなすの害虫と言えば、これ。葉っぱの表面を、ミシンで縫ったような模様をつけて、ひたすら食べていって、光合成能力を下げてしまう、くすんだ色のテントウムシ。なすだけでなく、ナス科全般につくようです。成虫は見つけ次第、捕殺します。
3本仕立て
ひとつの果実が大きく重いので、たくさんの枝をつける仕立ては向いていない模様。よって、4本以上ではなく、3本程度が限度らしい。さらに果実をならせるのは主枝と脇芽2本に果実をならせるだけで、それらの3本から出てくる脇芽には、果実はつけない方がいい(脇芽は取って)と、トキタ種苗が指南しています。つまり、一般的ななす栽培と比べると、ほとんど収穫は見込めません。これは痛い。。たくさん採らない分、そのひとつひとつが貴重になりそうですね。どんなに美味しくてもスーパーで売られない理由です。
数量重視の栽培がしたいなら、一般的ななすびを選びましょう。今なら秋ナスの苗売ってるので間に合いますよ
6/30追記)さきほどイオンで「揚げてトルコ」が売られていました。「とろーり旨なす」の旧名ですw 大阪の生産者さんが作っておられるようで、確か1個250円前後。高~っ 売られていてもこのお値段。高級品ですな。。そのうちひとつが値引きされてて1個130円(多分税別)でもまだ高いよ。しかも個人的感想としては、そんなに太ってなかったです。。
水管理
ナス栽培で水を切らしてはいけません。皮につやがなくなり、硬くなってしまうボケナスになってしまいます。水はけのことより、水を常に与えることを意識した管理にしましょう。きゅうりと同じく、たまにしか畑に行かないような人にはそもそも向いていない野菜です。
一番花
つるちゃんによると樹勢が強そうなら、花は摘まずにエネルギー消費させ、樹勢が弱そうなら花を摘んでしまうとのこと。ただし、トキタによると「とろーり旨なす」は一番花が咲いた時点で取ってしまってくださいとのこと。それだけ品種特性として、樹勢がそこまで強いわけではないということだと捉えてます。