最終更新日 2023.05.28
畑で育てていたほうれん草とシュンギクを一掃しました。次の野菜の準備をします。
食べる前に野菜の片づけ
もったいないですが、ほうれん草とシュンギクをすべて掘り上げました。いずれも、葉が黄化してしまい、収穫は見込めないと判断しました。
シュンギクに限らず、ここ数日で、葉が全体的に黄化しかかっていました。レタスや小かぶの品質がどうなるかも心配です。
また、ほうれん草は、発芽した後、しばらくは順調でしたが、草丈10センチ程度まで伸びたところで、一度、しんなり元気がなくなり、その後、葉先の色が抜けて、成長が止まったように見えていました。
栽培失敗の原因
シュンギクの葉が黄化してしまっていますが、主な原因は、高温障害かと思っています。畑の野菜づくりでは、プランター栽培に比べれば、そこまで水の心配をする必要はないと思ってましたが、葉ものについては、別のようで、ここは経験不足。毎日、涼しい時間帯に、適度な水やりをするか、寒冷紗をかけていれば、被害は防げたかもしれません。
写真のように、とうだちしていても、株がここまで老化していなければ、食べることは十分可能です。
土中の水分不足も疑いましたが、逆に過湿気味で、水はけが非常に悪い感じがしました。地上はとても暑く、地下は過湿ぎみということであれば、確かに居心地が悪かったでしょうね。
ほうれん草については、土壌酸性度が適切ではないのでは、との指摘をいただきました。確かに、酸度は高かったので、たねまき前にもっと石灰を入れておくべきでした。ほうれん草は、中性に近い値まで酸度を下げておかないと、生育障害が出やすいと言われる野菜です。
土中の水分不足も疑いましたが、水はけが少し悪かったです。
廃棄野菜のたい肥化
そのまま捨てるのは、さらにもったいないので、予め用意しておいた「たい肥エリア」へ集めて、土に還していきます。廃棄野菜が増えてきた段階で、リサール興産の微生物資材「カルスNC-R」を投入してみたいと思っています。この商品を長く活性化させるには、もみがらが必須となっています。自社製品にも関わらず、米ぬかを推奨している説明文も見受けられますが、これは間違っています。米ぬかは数週間で微生物に消費し尽くされてしまい、残さの分解もそれ以上は進まないからです。
土づくり
かなり広いエリアを1カ月以上、ムダにしてしまいました。耕して、一度水分を抜きます。この後、すぐ雨の予報だったため、しばらく黒マルチを張って、土の天日で蒸して消毒。快晴時に、マルチを外して、天日にさらし、ある程度、水分をとばします。
水はけの改善策として、もみがらやパーライトなどを投入する予定。安く上げたいので、ホムセンへ行って考えることに。
次の野菜を何にするか考えていませんが、できるだけ黒またはシルバーマルチを張って、雨を遮断します。
うね間の草はできるだけ残すようにします。草に水分を吸わせて、蒸散させることで、土が早く乾くようにします。
おまけ
サトイモ発芽とスズメガ対策
同じうねの延長上では、スティッキオとエルバステラを引き続き管理していますが、その中に、前任者のサトイモが芽を出していました。採り残したイモが残っていたんでしょうね。サトイモが育つ環境なので、土中の水分が多い証かもしれません。合計4苗見つけたので、サトイモを水はけの悪い場所に移植して、管理します。
なお、サトイモは、スズメガの幼虫(角がついているけど無毒)に食害されやすいので要注意です。食べるスピードが速く、サトイモの葉の数量が少ない時期に食害を受けると、茎だけ残るような結果になってしまいます。卵が産み付けられていないか、畑へ行く度に葉裏をチェックするか、防虫ネットをかけてもいいと思います。
今後の管理
次の野菜の計画
ミニトマトと中玉トマトの苗をたくさん用意しているので、ここに植えてもいいかと思います。その際は、シルバーマルチに変更。また、草丈を高くしてしまうと、隣の区画を管理されている人にご迷惑をおかけするので、できるだけ低く仕立てる必要があります。株間を広くとって、横方向へ伸ばすか、地這い栽培にしてもいいかも。