最終更新日 2022.09.30
我が家の固形肥のプランです(ほぼ鉢植え、かんきつ等の一部が地植え)。ご自身の環境や栽培品種で、調整してください。気候の状況や管理方法の変更等で、大幅に修正する場合あり。
樹木の施肥プラン
今月1日は、久々に広範囲にわたって、固形肥料を与えるタイミングということで計画しています。
液肥プランについては👉各月の水やり液肥プラン(カテゴリー:水やりarrosage)
緑=有機:JOYアグリスお礼肥 2-5-3-1 肥効不明めやす30日(但し有機入化肥)
・・・・・なくなり次第、日清ガーデン固形骨粉 2-12-7 肥効30日に切り替え
黄=緩化:花ぼ~ろIB 10-10-10-2 肥効30日
青=緩化:サン&ホプ 10-10-10-1 肥効120日
※ハイポネックス、酢酸カルシウムなどの液肥や、結晶硫酸マグネシウムは、水やりプランに準ずる。固形肥の施用計画が「今月は無し」とする植物でも、上記の液肥系は、春とほぼ同じペースで与えています。
かんきつ
・今月は無し
オリーブ
・今月は無し
・農薬コガネムシ対策としてベニカXガード5g。年3回中、今回で3回目
ぶどう
・今月は無し
8月に入って、ぶどうの下葉が何枚か黄色く枯れ落ちました。ところで、いちじくも同じような症状が見られ、これについては、少し追肥を行いました。結果として黄化は止まりました。一方、夏季にぶどうへの追肥はつるぼけになるとの情報もあり、判断が悩ましいですが、今回は追肥しないことにします。
・農薬コガネムシ対策としてベニカXガード5g。年3回中、今回で3回目
ラビットアイ系(ブルーベリー)
化成肥料の場合
・5号鉢1.9L JOYアグリス2-5-3-1 1Lあたり4gにつき8g(1粒0.5g)
・たまごや商店 塩化カリウム粒状0-0-60 上記肥料の補助として0.26g
本来は、御礼肥えとしての施肥ですが、うちはまだ1年生のため、花は摘んであり、収穫は無し。一方、秋に向けて新梢が出ているので、肥料を与えます。11月からの休眠に備える意味もあります(寒肥え)。新梢は休眠前までに成長を止めたいので、1か月肥効の固形肥を選択しました。
・JOYアグリスのカリをリン酸と同程度まで補助するため(0.16g不足)、塩化カリ60%を0.26g足しました。
・上記の代わりに窒素が控えめの化成肥料肥効30日を与えれば、より簡単です。
有機肥料の場合[今回採用]
・日清固形骨粉2-12-7 5号鉢に対して10g程度(1粒)肥効30日
これに加えて、鉄(メネデール100倍)を与えました。鉢ごと希釈水に3時間漬け込み。同日、せん定を行っています
いちじく「ビオレソリエス」
・JOYアグリス2-5-3-1 1Lあたり4g スリット8号鉢5Lにつき20g
栄養成長をあきらめさせるため、N控えめの化成肥料を選択
・たまごや商店 塩化カリウム粒状0-0-60 上記肥料の補助として0.66g
・フランス原生につき、カキガラ、ゼオライト、もみ殻くん炭等で、pH7.0寄りを目指す。有機肥料は避ける
・農薬コガネムシ対策としてベニカXガード5g。年3回中、今回で3回目
いちじく「ゼブラスイート」
・花ぼ~ろ(10-10-10-2)1号あたり2g スリット10号鉢(実質9号につき)18g
・フランス原生につき、カキガラ、ゼオライト、もみ殻くん炭等で、pH7.0寄りを目指す。有機肥料は避ける
・農薬コガネムシ対策としてベニカXガード5g。年3回中、今回で3回目
アボカド・ハス
化成肥料の場合[今回採用]
・朝日工業「花ぼ~ろ」緩効性(10-10-10-2 肥効30日)30g これで今年の追肥は終了。なお「花ぼーろ」は、サンアンドホープ社のIB肥料(肥効120日肥料)より肥効が短い分、肥料の効きも強いのか、成長が少し早い気がします。
・「酸性に保つため、肥効期間の長さより、定期的に有機肥料を与える」としていましたが、「花ぼ~ろ」などのIB肥料でも酸性に傾きますので、必ずしも有機肥料でなくてはいけないことはありません。
有機肥料の場合
・日清ガーデンメイトの有機肥料「固形骨粉(2-12-7)」をスリット10号鉢(実質9号)に26g(1粒13gほど)
これに加えて、農薬コガネムシ対策としてベニカXガード5g。年3回中、今回で3回目
バラ
化成肥料の場合
・朝日工業のIB肥料「花ぼ~ろ(10-10-10-2)」をスリット10号鉢(実質9号)に25g
有機肥料の場合[今回採用]
・日清ガーデンメイトの有機肥料「固形骨粉(2-12-7)」をスリット10号鉢(実質9号)に26g(1粒13gほど)
これに加えて、農薬コガネムシ対策としてベニカXガード5g。年3回中、今回で3回目
沈丁花(ジンチョウゲ)
・日清ガーデンメイトの有機肥料「固形骨粉(2-12-7)」150g(めやす11粒)
・沈丁花は、毎年、与え忘れたまま越年させているので、今年は要注意。春先に、葉の黄化など、株疲れにつながります。
追記9/2)施肥中に、ネキリムシが出てきたので、農薬コガネムシ対策としてベニカXガード5g
プランター野菜の施肥プラン
夏野菜は、その多くが、2週間おきの追肥と、水をしっかり与えるようにしましょう。ナス科(トマト、なす、ピーマンなど)は特に、肥料と水のいずれかが不足してくると、タネを守ろうとする生理反応からか、皮が堅くなるなど、食味に影響します。
オクラ
8-8-8を、2週間おきに。我が家では毎月1日と15日とします。1苗あたりひとつまみ3gです。
スイスチャード
8-8-8を、2週間おきに。我が家では毎月1日と15日とします。1苗あたりひとつまみ3gです。
モロヘイヤ
8-8-8を、1か月おきに。我が家では毎月1日とします。1苗あたり1g(ひとつまみの3分の1の量)です。
西洋かぼちゃ
果実がこぶし大になったら追肥。以後、2週間ごとに8-8-8を栽培面積に応じて与えます。1㎡あたり30g
これが基本ですが、果実が結実できないまま、つるを伸ばしている場合もあります。肥料を規定量与えていれば、つるぼけでなく、受粉に失敗しているだけなので、2週間の間隔で追肥を行います。基本的に、いったん、つるの先端の成長を止めてしまうと、後は、枯れ行く運命なので、つるの先端が元気に育っているかよく観察しましょう。
うちの1号苗、2号苗はすでに追肥終了しました。まもなく収穫。残る3~6号苗は引き続き、与えます。
終)黒もちトウモロコシ
8月中旬に雄穂が出たため、2回目の追肥をすでに行いました。これで全ての追肥が終了。
使用中の固形肥料
IB化成肥料10-10-10
NPK成分比が10-10-10である商品が多く見られ、中にはマグネシウムなどの微量元素入りの商品もあります。積極的に微量元素のアピールをしていない商品が多いので、裏書をよくみて、できるだけ微量元素入りのお得な商品を選びましょう。1粒1gとなっている商品が多いので、わざわざ計量しなくても、玉数を数えればよく、使い勝手がいいです。
化成肥料なので、溶け出したときの有機的なニオイ(動物の残さやフンのニオイ)がないので、コバエがたかることもなく、室内で管理する観葉植物に使うことができます。
追肥として使うのが専らです。土の表面に均等に並べるだけか、土に少し押し込んでもいいでしょう。後者の方が、肥料の効きは早いです。肥料成分が出たあとの残さは、その形が崩れない限り、残り続けるので、追肥するたびに、肥料の残さだらけになりますので、取り除きます。
ほとんどの商品が肥効期間30日の緩効性ですが、例えば、サンアンドホープ社のIB肥料は100~120日のものも販売されていて、追肥の手間が少し軽減されます。
化成肥料8-8-8
畑で野菜を栽培されている方には、おなじみの基本の肥料。テレビで顆粒肥料を与えているのをみれば、これを使ってます。NPKが各8%ずつ含有と、成分は控えめなので、肥料の与えすぎによる、根っこの肥料焼けを起こしにくいとされています。速効性で、肥効は2週間ほどと思われます。
元肥として、土づくりの際に、しっかり混ぜ込みます。また追肥として土の表面にまいた後は、中耕して土になじませます。
日清ガーデンメイト固形骨粉2-12-7
天然原料100%の有機発酵肥料です。広いお庭なら、土の上に置き肥してもいいですが、水を含むと、動物のフンのようなニオイが空気中に漂います。また、カビが旺盛に生えることもあるかと思いますが、肥料分解の過程なので、問題ありません。これらを軽減するためには、土中に埋め込みます。肥料の効きも早くなります。なお、室内の観葉植物用としては、不向きです。
油かすがベースの肥料の割に、珍しく「窒素がかなり少なめ」の成分構成で、多くの植物に最適の肥料のように思います。窒素が多すぎると、うどん粉病などの病気や、アブラムシなどの害虫が大発生する要因となります。
また、有機肥料で肥効が30日とは、驚きの分解の早さです。酷暑明け~休眠前の、数か月の間に効かせる肥料としても重宝しそうです。現在、うちの固形肥プランでは、9月~年末にかけて、肥効30日の化成肥料を与えることになっていますが、これなら問題なさそう。酸性土壌を好むブルーベリーにも最適。
リン酸12%と多いので、花や果樹向き。果実をつける野菜にも推奨されています。
1粒13g前後。
JOYアグリスお礼肥え 寒肥え2-5-3-1
天然原料100%の有機質をベースとした配合肥料(一部が化成肥料)。果樹の収穫や花のシーズンが終わりそうなタイミングで追肥する「お礼肥え」や、休眠期に入る前のエネルギーチャージのための追肥「寒肥え」として設計された商品。
全体的に、肥料成分が低めで、さほど肥料成分を必要としない植物や、ゆっくり効かせたい場合に、最適な肥料と言えそうです。窒素成分が少ないのも、使いやすいです。
においは控えめですが、水分を含むと、カビが生えやすいです。カビ自体は問題ありませんが、置き肥にするより、土中に埋め込む方がいいでしょう。室内の観葉植物は避けてください。
マグネシウム1%含有。