最終更新日 2023.02.20
今年初、我が家の固形肥のプランです。いよいよ春が近づいてきたという感じです。
樹木の施肥プラン
今月は、ぶどう、ブルーベリー(ラビットアイ系)です。
ほぼ鉢植えですが、地植えは、かんきつ・南天・ひいらぎ・沈丁花。2月の液肥は無し。春以降の液肥プランは各月の水やり液肥プラン
緑=有機:「窒素控えめ、リン酸そこそこ」で肥効30日程度のもの
黄=緩効化成肥料:IB肥料 めやす10-10-10-1 肥効30日
青=緩効化成肥料:IB肥料 めやす10-10-10-1 肥効100~120日
※肥効期間が明記された肥料を使用すると管理しやすいです。
※これとは別に、水やり計画に基づいて液肥や、結晶硫酸マグネシウムも与えてます。
さて、以下、我が家での具体的な肥料の内訳や量を示していますが、ご自身の環境や栽培品種で、調整してください。例えば、ひいらぎの地植えは年間通して追肥不要でも、鉢植えは春秋2回IB肥料を軽く与える、ぶどうの地植えは12月に寒肥えを与えるが、鉢植えは不要など、違いがあります。
また、気候の状況や管理方法の変更等で、修正する場合あります。
ぶどう「BKシードレス」追記修正2/20
2月~9月(与えない期間あり)は、すべて50g100gほどの予定。
めやす4-8-4。さらに、魚かす(アミノ酸)、カニガラ(病害虫予防。葉実の色を良くする)、マグネシウム(葉緑素の生成。Pの吸収率アップ)、腐植酸(細根の促進。Pの吸収率アップ)もプラス。
(2/20追記修正ここから:
カニガラ 40g(4-4-0) たまごや商店
BM溶リン20g(0-20-0-12)朝日工業。微量元素も含む商品
魚粉 20g(7-6-0) 東商
油かす 20g(5-2-1) ダイソー
硫酸カリ 5g(0-0-60) たまごや商店
カキガラ石灰 20g カキガラは微量元素も豊富に含む。
腐植酸 20g
地中海沿岸の植物につき、石灰分を足してアルカリ寄りにしました。追肥的に使用しても、根は傷まないと思います。
カニガラ・魚粉は匂うので、土にしっかり混ぜ込むか、バークたい肥で表土を覆います。
一般的な肥料を使用するなら、4-4-4に近い配合の肥料を60gを与えればいいと思います。できれば有機で=この時期はゆっくり効いた方がいいので。どうしてもなければ化成肥料で。
追記修正はここまでです//)
ちなみに、今年はブドウが結実するのか、まだ手探り状態で育てているため確信がありません。
なお、鉢植えのため、寒肥えは与えていません(地植えは12月に、4年生までなら200g程)
せん定マークが点灯していますが、うちは主枝が「(カギ型)に1本出ているだけで、側枝がまったくないので、このまま春へ突入します。また、植え替えは24年に行えばいいかと思います(前回22年)
ブルーベリー「ラビットアイ系」追記修正2/20
めやす666。同じく、魚かす、マグ、カニもプラスします。
(2/20追記修正ここから:
カニガラ 40g(4-4-0) たまごや商店
BM溶リン10g(0-20-0-12)朝日工業。微量元素も含む商品
魚粉 20g(7-6-0) 東商
油かす 50g(5-2-1) ダイソー
硫酸カリ 10g(0-0-60) たまごや商店
腐植酸 20g
カニガラ・魚粉は匂うので、土にしっかり混ぜ込むか、バークたい肥で表土を覆います。
ブルーベリーはツツジ科につき、酸性土壌を好みます。よって石灰は使用しません。
一般的な肥料を使用するなら、6-6-6に近い配合の肥料を50gを与えればいいと思います。できれば有機で=この時期はゆっくり効いた方がいいので。どうしてもなければ化成肥料で。
ブルーベリーは、ぶどうほど、肥料を多く必要としません。
追記修正はここまで)
ちなみに今年は結実しそうにありません。昨年、片方の品種の葉の調子がとても悪く、枝を切り過ぎたので、今見ると新芽がついていません。なので、ラビットアイ系で晩夏の品種をもう1株増やしてみてもいいかもしれないです。
植え替えは22年に一気に10号鉢へアップした(ブルーベリーはこれやってOKとのこと)ので、当面予定ありません。
プランター野菜の施肥プラン
イタリアンパセリ・にら
ともになし。
使用中(予定)の固形肥料
春から秋にかけて主に使用している肥料を紹介します。ホームセンターで同じものか、似たようなものが売っています。
(カレンダーの黄青)IB化成肥料10-10-10
NPK成分比が10-10-10である商品が多く見られ、中にはマグネシウムなどの微量元素入りの商品もあります。積極的に微量元素のアピールをしていない商品が多いので、裏書をよくみて、できるだけ微量元素入りのお得な商品を選びましょう。1粒1gとなっている商品が多いので、わざわざ計量しなくても、玉数を数えればよく、使い勝手がいいです。
化成肥料なので、溶け出したときの有機的なニオイ(動物の残さやフンのニオイ)がないので、コバエがたかることもなく、室内で管理する観葉植物に使うことができます。
追肥として使うのが専らです。土の表面に均等に並べるだけか、土に少し押し込んでもいいでしょう。後者の方が、肥料の効きは早いです。肥料成分が出たあとの残さは、その形が崩れない限り、残り続けるので、追肥するたびに、肥料の残さだらけになりますので、取り除きます。
ほとんどの商品が肥効期間30日の緩効性ですが、例えば、サンアンドホープ社のIB肥料は100~120日のものも販売されていて、追肥の手間が少し軽減されます。使用感として、30日肥効の商品の方が少し効きが強い気がします。
(野菜用)化成肥料8-8-8
畑で野菜を栽培されている方には、おなじみの基本の肥料。テレビで顆粒肥料を与えているのをみれば、これを使ってます。NPKが各8%ずつ含有と、成分は控えめなので、肥料の与えすぎによる、根っこの肥料焼けを起こしにくいとされています。速効性で、肥効は2週間ほどと思われます。
元肥として、土づくりの際に、しっかり混ぜ込みます。また追肥として土の表面にまいた後は、中耕して土になじませます。
(緑)日清ガーデンメイト固形骨粉2-12-7
天然原料100%の有機発酵肥料です。広いお庭なら、土の上に置き肥してもいいですが、水を含むと、動物のフンのようなニオイが空気中に漂います。また、カビが旺盛に生えることもあるかと思いますが、肥料分解の過程なので、問題ありません。これらを軽減するためには、土中に埋め込みます。肥料の効きも早くなります。なお、室内の観葉植物用としては、不向きです。
油かすがベースの肥料の割に、珍しく「窒素がかなり少なめ」の成分構成で、多くの植物に最適の肥料のように思います。窒素が多すぎると、うどん粉病などの病気や、アブラムシなどの害虫が大発生する要因となります。
また、有機肥料で肥効が30日とは、驚きの分解の早さです。酷暑明け~休眠前の、数か月の間に効かせる肥料としても重宝しそうです。現在、うちの固形肥プランでは、9月~年末にかけて、肥効30日の化成肥料を与えることになっていますが、これなら問題なさそう。酸性土壌を好むブルーベリーにも最適。
リン酸12%と多いので、花や果樹向き。果実をつける野菜にも推奨されています。
1粒13g前後。
(緑)JOYアグリスお礼肥え 寒肥え2-5-3-1
天然原料100%の有機質をベースとした配合肥料。一部、化成肥料が混ぜられているという意味ですが、配合比は不明。化成肥料として読み替えて差し支えないかもしれません。
果樹の収穫や花のシーズンが終わりそうなタイミングで追肥する「お礼肥え」や、休眠期に入る前のエネルギーチャージのための追肥「寒肥え」として設計された商品。
全体的に、肥料成分が低めで、さほど肥料成分を必要としない植物や、ゆっくり効かせたい場合に、最適な肥料と言えそうです。窒素成分が少ないのも、使いやすいです。
においは控えめですが、水分を含むと、カビが生えやすいです。カビ自体は問題ありませんが、置き肥にするより、土中に埋め込む方がいいでしょう。室内の観葉植物は避けてください。
マグネシウム1%含有。
こちらは商品裏書に肥効が明記されていません。太田油脂株式会社 JOYアグリス事業部に直接問い合わせたところ、肥効めやす30日との回答でした。肥効期間がわかる方が、管理がしやすく、肥料焼けといった過剰な施肥になる失敗も減らせると思います。肥料の効き目がどのぐらいか、購入前にパッケージの裏表をよく確認してみましょう。たいてい記載されています。