最終更新日 2022.11.01
我が家の固形肥のプランです(ほぼ鉢植え、かんきつ等の一部が地植え)。ご自身の環境や栽培品種で、調整してください。気候の状況や管理方法の変更等で、大幅に修正する場合あり。
樹木の施肥プラン
今月は、バラのみです。
液肥プランについては👉各月の水やり液肥プラン(カテゴリー:水やりarrosage)
緑=有機:窒素控えめ、リン酸そこそこ、肥効30日のもの(期間がわかると使いやすい)
黄=緩効化成肥料:IB肥料 めやす10-10-10-1 肥効30日
青=緩効化成肥料:IB肥料 めやす10-10-10-1 肥効100~120日
※これとは別に、水やり計画に基づいて液肥や、結晶硫酸マグネシウムも与えてます。
いちじく「ビオレソリエス」
10月末に下葉から急激に黄化しはじめたので、栄養不足を疑って、念のため「IBのちから」(IB肥料)を15粒15gほど与えました。
ただ、黄化の原因は複数考えられます。落葉のタイミングなのか。あるいは、10月に入って、置き場が建物の日陰に入りがちになってしまい、日照不足か。一方、ほぼ同じ場所に設置した「ゼブラスイート」は、葉は青々としており、黄化・落葉の兆候はまだないので、ビオレソリエスには、追肥で対応することにしました。同種の植物が複数あると、植物の状態を判断する際、ひとつの参考になります。
バラ
11月の固形肥プランですが、本来は御礼肥えをイメージしましたが、咲いてないので、従来の液肥プランを11月も実行することと、エナジー系の肥料(リキダス等)と黒星病の薬剤を、今さらながら散布した方がいいかも。
ところで、10月中旬から予定になかった液肥を再開させました。理由は全体的に元気がないこと。
マッカートニーローズは蕾が出る兆候がなく、咲きませんでした。ただ、葉は全体的に青く元気。他のバラと少し離しておいています。距離を置いた理由はレオナルドダヴィンチの黒星病をもらわないように。
レオナルドダヴィンチがほとんど落葉。これが黒星病を放置した末路なのか。。状態は悲惨です。
バラにとっては、日照不足は大敵かもしれません。10月に入って、11時にはすでに完全日陰なので、夏より2時間以上早く肌寒い場所になってしまう。日中の暑さや西日の心配もすでにないので、終日、日の当たる場所へ移動させようかと思います。
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ところで、日本ばら会によると、「月末に、株を硬く充実させるため、苦土石灰を施すか加里分の多い液肥を与える」とのこと。冬支度に向けた施肥の説明のようですが、後者なんて売ってる?と思ってしまいます(できるなら塩化カリの水溶液でも作るとか?)初心者としては、土や鉢のサイズに応じて、苦土石灰を施す方が簡単そうです。バラの鉢植えは根がびっしり張って、特に粉末状の苦土石灰の場合、なじませることは困難かと思います。苦土石灰は、水分を吸った途端に硬化してしまうので、塊にならないよう、すぐ土になじませることと、根に当たらないようにすることが肝心です。そもそも生育中の植物に苦土石灰を直接与えるなんて、やっていいのか、聞いたことがありません。調べて勉強する必要があります。
私の場合は、苦土石灰(マグネシウム入り石灰)の代わりに、硫酸マグネシウム水溶液を毎月の水やり計画より1回多めに与えてみることにします。硫酸マグは、たまごや商店の取り寄せ品です。なお、水やり計画は毎月2日に掲載しています。
プランター野菜の施肥プラン
モロヘイヤ
8-8-8を、1か月おきに。我が家では毎月1日とします。1苗あたり1g(ひとつまみの3分の1の量)です。大きなさやもできているので、まもなく終了か。
使用中の固形肥料
(カレンダーの黄青)IB化成肥料10-10-10

NPK成分比が10-10-10である商品が多く見られ、中にはマグネシウムなどの微量元素入りの商品もあります。積極的に微量元素のアピールをしていない商品が多いので、裏書をよくみて、できるだけ微量元素入りのお得な商品を選びましょう。1粒1gとなっている商品が多いので、わざわざ計量しなくても、玉数を数えればよく、使い勝手がいいです。
化成肥料なので、溶け出したときの有機的なニオイ(動物の残さやフンのニオイ)がないので、コバエがたかることもなく、室内で管理する観葉植物に使うことができます。
追肥として使うのが専らです。土の表面に均等に並べるだけか、土に少し押し込んでもいいでしょう。後者の方が、肥料の効きは早いです。肥料成分が出たあとの残さは、その形が崩れない限り、残り続けるので、追肥するたびに、肥料の残さだらけになりますので、取り除きます。
ほとんどの商品が肥効期間30日の緩効性ですが、例えば、サンアンドホープ社のIB肥料は100~120日のものも販売されていて、追肥の手間が少し軽減されます。使用感として、30日肥効の商品の方が少し効きが強い気がします。
(野菜用)化成肥料8-8-8
畑で野菜を栽培されている方には、おなじみの基本の肥料。テレビで顆粒肥料を与えているのをみれば、これを使ってます。NPKが各8%ずつ含有と、成分は控えめなので、肥料の与えすぎによる、根っこの肥料焼けを起こしにくいとされています。速効性で、肥効は2週間ほどと思われます。
元肥として、土づくりの際に、しっかり混ぜ込みます。また追肥として土の表面にまいた後は、中耕して土になじませます。
(緑)日清ガーデンメイト固形骨粉2-12-7
天然原料100%の有機発酵肥料です。広いお庭なら、土の上に置き肥してもいいですが、水を含むと、動物のフンのようなニオイが空気中に漂います。また、カビが旺盛に生えることもあるかと思いますが、肥料分解の過程なので、問題ありません。これらを軽減するためには、土中に埋め込みます。肥料の効きも早くなります。なお、室内の観葉植物用としては、不向きです。
油かすがベースの肥料の割に、珍しく「窒素がかなり少なめ」の成分構成で、多くの植物に最適の肥料のように思います。窒素が多すぎると、うどん粉病などの病気や、アブラムシなどの害虫が大発生する要因となります。
また、有機肥料で肥効が30日とは、驚きの分解の早さです。酷暑明け~休眠前の、数か月の間に効かせる肥料としても重宝しそうです。現在、うちの固形肥プランでは、9月~年末にかけて、肥効30日の化成肥料を与えることになっていますが、これなら問題なさそう。酸性土壌を好むブルーベリーにも最適。
リン酸12%と多いので、花や果樹向き。果実をつける野菜にも推奨されています。
1粒13g前後。
(緑)JOYアグリスお礼肥え 寒肥え2-5-3-1
天然原料100%の有機質をベースとした配合肥料。一部、化成肥料が混ぜられているという意味ですが、配合比は不明。化成肥料として読み替えて差し支えないかもしれません。
果樹の収穫や花のシーズンが終わりそうなタイミングで追肥する「お礼肥え」や、休眠期に入る前のエネルギーチャージのための追肥「寒肥え」として設計された商品。
全体的に、肥料成分が低めで、さほど肥料成分を必要としない植物や、ゆっくり効かせたい場合に、最適な肥料と言えそうです。窒素成分が少ないのも、使いやすいです。
においは控えめですが、水分を含むと、カビが生えやすいです。カビ自体は問題ありませんが、置き肥にするより、土中に埋め込む方がいいでしょう。室内の観葉植物は避けてください。
マグネシウム1%含有。
こちらは商品裏書に肥効が明記されていません。太田油脂株式会社 JOYアグリス事業部に直接問い合わせたところ、肥効めやす30日との回答でした。肥効期間がわかる方が、管理がしやすく、肥料焼けといった過剰な施肥になる失敗も減らせると思います。肥料の効き目がどのぐらいか、購入前に確認してみましょう。