我が家の固形肥のプランです(ほぼ鉢植え、かんきつ等の一部が地植え)。ご自身の環境や栽培品種で、調整してください。気候の状況や管理方法の変更等で、大幅に修正する場合あり。
22年10月は、当初の計画を1か月前倒しして、今月でバラ以外の固形肥を終了としました。冬の到来が早い予報に基づいています。
樹木の施肥プラン
今月1日は、先月に続き広範囲で、固形肥料を与えるタイミングということで計画しています。
液肥プランについては👉各月の水やり液肥プラン(カテゴリー:水やりarrosage)
緑=有機:窒素控えめ、リン酸そこそこ、肥効30日のもの(期間がわかると使いやすい)
黄=緩効化成肥料:IB肥料 めやす10-10-10-1 肥効30日
青=緩効化成肥料:IB肥料 めやす10-10-10-1 肥効100~120日
※これとは別に、水やり計画に基づいて液肥や、結晶硫酸マグネシウムも与えてます。
かんきつ
久々に計画上の施肥です
・地植え樹高1mほど IB 360g(次回春600g、初夏240g予定)
オリーブ「ルッカ以外の4品種」
・22年は収穫ないので、11月1日の施肥を10月1日に繰り上げて、今年最後の固形肥とします。22年11月は例年以上に気温が低下する予報で、休眠に入ってしまう前に肥料を消化させたいのがその理由。
8号:11月8g(次回3月30g、6月10g予定)
10号:11月13g(次回3月47g、6月16g予定)
オリーブ「ルッカ」
・現在、結実していて完熟待ち。収穫が終わり次第、上記の施肥を行います。ちなみに、お向かいのオリーブは、青い実がたわわになって、落果も始まってます。うちの追熟が進まないのは日当たりがよくないせいかも。
10号:11月13g(次回3月47g、6月16g予定)
ぶどう
久々に計画上の施肥です
・10号アグリス(2-5-3-1)25g+カニガラ(2-2-0)25g 土中に埋め込む
いちじく「ビオレソリエス」
・22年は収穫ないので、11月1日の施肥を10月1日に繰り上げて、今年最後の固形肥とします。22年11月は例年以上に気温が低下する予報で、休眠に入ってしまう前に肥料を消化させたいのがその理由。
・JOYアグリス2-5-3-1 1Lあたり4g スリット8号鉢5Lにつき20g
・たまごや商店 塩化カリウム粒状0-0-60 上記肥料の補助として0.66g
22年は、栄養成長をあきらめさせるため、N控えめの配合にしましたが、23年の春夏はIB肥料に切り替えてみます。夏の終わりに、葉が黄化しかけたので。
・フランス原生につき、カキガラ、ゼオライト、もみ殻くん炭等で、pH7.0寄りを目指す。有機肥料は避ける
いちじく「ゼブラスイート」
・22年は収穫ないので、11月1日の施肥を10月1日に繰り上げて、今年最後の固形肥とします。22年11月は例年以上に気温が低下する予報で、休眠に入ってしまう前に肥料を消化させたいのがその理由。
・花ぼ~ろ(10-10-10-2)1号あたり2g スリット10号鉢(実質9号につき)18g
・フランス原生につき、カキガラ、ゼオライト、もみ殻くん炭等で、pH7.0寄りを目指す。有機肥料は避ける
バラ
10月1日以降は、HT種とFL種は、固形肥料も液肥も与えません。
10月末に、HT種のマッカートニーローズが開花予定。11月1日は、開花期の中盤の見込み。11月1日に御礼肥えとして、IB肥料など1か月肥効の化成肥料を与えます。FL種のレオナルドダヴィンチも開花するかもしれませんが、未熟花なら早々に全て摘んで、IB肥料などを与えます。
プランター野菜の施肥プラン
夏野菜は、その多くが、2週間おきの追肥と、水をしっかり与えるようにしましょう。ナス科(トマト、なす、ピーマンなど)は特に、肥料と水のいずれかが不足してくると、タネを守ろうとする生理反応からか、皮が堅くなるなど、食味に影響します。
オクラ
8-8-8を、2週間おきに。我が家では毎月1日と15日とします。1苗あたりひとつまみ3gです。
終)スイスチャード
管理失敗。枯れたので終了。
モロヘイヤ
8-8-8を、1か月おきに。我が家では毎月1日とします。1苗あたり1g(ひとつまみの3分の1の量)です。
終)西洋かぼちゃ
一部の株で収穫終了、または台風に煽られて枯れました。
使用中の固形肥料
(カレンダーの黄青)IB化成肥料10-10-10
NPK成分比が10-10-10である商品が多く見られ、中にはマグネシウムなどの微量元素入りの商品もあります。積極的に微量元素のアピールをしていない商品が多いので、裏書をよくみて、できるだけ微量元素入りのお得な商品を選びましょう。1粒1gとなっている商品が多いので、わざわざ計量しなくても、玉数を数えればよく、使い勝手がいいです。
化成肥料なので、溶け出したときの有機的なニオイ(動物の残さやフンのニオイ)がないので、コバエがたかることもなく、室内で管理する観葉植物に使うことができます。
追肥として使うのが専らです。土の表面に均等に並べるだけか、土に少し押し込んでもいいでしょう。後者の方が、肥料の効きは早いです。肥料成分が出たあとの残さは、その形が崩れない限り、残り続けるので、追肥するたびに、肥料の残さだらけになりますので、取り除きます。
ほとんどの商品が肥効期間30日の緩効性ですが、例えば、サンアンドホープ社のIB肥料は100~120日のものも販売されていて、追肥の手間が少し軽減されます。使用感として、30日肥効の商品の方が少し効きが強い気がします。
(野菜用)化成肥料8-8-8
畑で野菜を栽培されている方には、おなじみの基本の肥料。テレビで顆粒肥料を与えているのをみれば、これを使ってます。NPKが各8%ずつ含有と、成分は控えめなので、肥料の与えすぎによる、根っこの肥料焼けを起こしにくいとされています。速効性で、肥効は2週間ほどと思われます。
元肥として、土づくりの際に、しっかり混ぜ込みます。また追肥として土の表面にまいた後は、中耕して土になじませます。
(緑)日清ガーデンメイト固形骨粉2-12-7
天然原料100%の有機発酵肥料です。広いお庭なら、土の上に置き肥してもいいですが、水を含むと、動物のフンのようなニオイが空気中に漂います。また、カビが旺盛に生えることもあるかと思いますが、肥料分解の過程なので、問題ありません。これらを軽減するためには、土中に埋め込みます。肥料の効きも早くなります。なお、室内の観葉植物用としては、不向きです。
油かすがベースの肥料の割に、珍しく「窒素がかなり少なめ」の成分構成で、多くの植物に最適の肥料のように思います。窒素が多すぎると、うどん粉病などの病気や、アブラムシなどの害虫が大発生する要因となります。
また、有機肥料で肥効が30日とは、驚きの分解の早さです。酷暑明け~休眠前の、数か月の間に効かせる肥料としても重宝しそうです。現在、うちの固形肥プランでは、9月~年末にかけて、肥効30日の化成肥料を与えることになっていますが、これなら問題なさそう。酸性土壌を好むブルーベリーにも最適。
リン酸12%と多いので、花や果樹向き。果実をつける野菜にも推奨されています。
1粒13g前後。
(緑)JOYアグリスお礼肥え 寒肥え2-5-3-1
天然原料100%の有機質をベースとした配合肥料。一部、化成肥料が混ぜられているという意味ですが、配合比は不明。化成肥料として読み替えて差し支えないかもしれません。
果樹の収穫や花のシーズンが終わりそうなタイミングで追肥する「お礼肥え」や、休眠期に入る前のエネルギーチャージのための追肥「寒肥え」として設計された商品。
全体的に、肥料成分が低めで、さほど肥料成分を必要としない植物や、ゆっくり効かせたい場合に、最適な肥料と言えそうです。窒素成分が少ないのも、使いやすいです。
においは控えめですが、水分を含むと、カビが生えやすいです。カビ自体は問題ありませんが、置き肥にするより、土中に埋め込む方がいいでしょう。室内の観葉植物は避けてください。
マグネシウム1%含有。
こちらは商品裏書に肥効が明記されていません。太田油脂株式会社 JOYアグリス事業部に直接問い合わせたところ、肥効めやす30日との回答でした。肥効期間がわかる方が、管理がしやすく、肥料焼けといった過剰な施肥になる失敗も減らせると思います。肥料の効き目がどのぐらいか、購入前に確認してみましょう。