スイカに着花しました。花が咲くとは思っておらず、ぼんやりしていたので、見つけてびっくり( ゚Д゚)
着花状況
こんなに早く着花するとは思ってなかったので、ぼんやりして、葉の異常がないかばかり気にしていました。
そもそもこんなに早く着花して授粉しても、美味しいスイカはなりにくいとされています。ウリ科全般に言えることで、きゅうりや、かぼちゃなど、それぞれで、基準となる本葉や節の数は微妙に異なりますが、株元に近すぎる花で人工授粉をがんばっても、よい結果にならないのは共通しています。株元に近い花実は、すべて摘み取るのが原則です。
スイカの着果場所のめやすとして、子づるの本葉20枚目辺りとしておきます。株の勢いが弱い場合は、花がもっと手前で咲くかもしれません。その場合は、その花で交配させます。
中玉「一坪の贅沢」(ナント)
「一坪の贅沢」という名がついた中玉スイカ。
ちなみに花の下に膨らみがあるのが、雌花。もう小さなスイカが見えてますね。ただ、定植(5/18)からまだ日にちが経っていないので、この実が自然交配で大きくなったとしても、すべて取り除きます。それまではしばらく放置、水管理に特に注力します。
実際に交配させるのは、植え付け日から40~45日目にあたる、6月26日~7月2日の予定(ナント種苗の指南による)
大玉「羅王ザスウィート」(ナント)
「羅王(らおう)ザスウィート」という名前の大玉種。
こちらは雌花だけでしたが、いまは、好きに成長させておきます。6月中に結実して、実が太り始めてもそれは収穫しません。
交配は、中玉と同じく6月26日~7月2日の予定。ちなみに受粉時に雨が降っては交配が成功しないので、雨除けを作る心づもりもしておきます。
今後の管理
着花する前日に把握しておき、翌朝に人工授粉
人工授粉は我が家の場合、先述の通り、6月末ごろの予定です。人工授粉にあたって、いくつか注意点があります。
・翌日に花が咲きそうな雄花と雌花の蕾を把握しておく(咲く直前の蕾の状態を知識として得ておく必要あり)咲きそうにないなら、受粉のために早朝、畑に行く必要はない。
・天候のチェック(受粉日とその数日後まで雨が降らないかどうか。一応、降られてもいいように、予め雨除けの準備をしておく)
・人工授粉は朝9時までに完了させる(花粉の寿命あり)
・どの雌花にいつ授粉させたかラベリングしておく(収穫日を知るめやすになる)
水やり
台風が6月2日ごろに通過してからは、水やりを1回しか行っていません。これは液肥を与えるために行いました。うちの畑は現在、スイカの周辺が水に浸かっているため、根の深い部分で水を吸い上げているものと思われます。雨も断続的に降っています。あまり環境がいい場所ではありませんが、高うね浅植えにして、水やりは根洗いするなど、できるだけ根が丈夫に育つ工夫は初期段階で行ってきました。
プランターで同じように水切りをすると、数日も経たないうちに枯れてしまいますので、ご自身の環境にあわせて水やりを行ってください。水はけのよい土を作った場合は、これから、基本的に毎日水やりが必要です。こうなってくると、出張や旅行もできないでしょう。スイカは株が弱っている状態で、根を水につけっぱなしにすると、枯れる場合があります。水をためたトレイに鉢を入れて、遠方へお出かけの場合は、逆に枯らすことがあることの覚悟も必要そうです。