2022年10月16日、NHK「趣味の園芸」で、鶴岡秀明先生監修のもと、”オススメ多肉SP”が放送されました。
わたしは、毎月初旬に水やりカレンダーで、「多肉」としか記していませんでしたが、番組を観て、「多肉と言っても、多種多様で、管理も微妙に異なる」ことを知りました。わたしにとっては、特に水やり方法を見直す必要がありそうです。
放送された内容の、単なる焼き直しですが、勉強のために、ココにメモしておきます。なお、一部内容を簡素化して掲載します。
春秋に成長する多肉
多肉の季節=夏ではなくて、秋冬に成長する種類もあるということで、蒸れに弱い草花に近い感覚で管理ができそうです。
ユーフォルビア属・エケベリア属・アロエ属
<置き場>
日当たり(アロエ以外は20~40%遮光)・風通し・雨に当てない
冬は気温10度を切ったころから、室内の窓辺か温室で管理
<水やり>
春秋は乾いたらたっぷり
夏は乾いてから3~4日後にたっぷり(=乾かし気味)
冬は月1~2回
多肉初心者は、安価なエケベリアを入門の一鉢目として、1年間管理してみることをオススメされていました。
ベンケイソウ科は、年中、室内の窓ガラス越しで管理すると、節間が間延びして、ひょろひょろに徒長します。イメージ画像のものは、おおむね、節間が詰まっています(右奥は徒長に見える)
うちでは、「グラプトペタルム」と「カランコエ・プミラ」を育てています。改めて調べてみたところ、エケベリアと同じく、ベンケイソウ科でした。恐らく、エケベリアと同じ管理方法をとれば、うまく成長するのではないかなと思います。
冬に成長する多肉
そもそも冬に成長すること自体が、多肉とは真逆のイメージで、大きな驚きです。
冬型メセン類
<置き場>
日当たり(夏は50%遮光)・風通し・雨に当てない
冬の夜は室内か温室で管理
<水やり>
夏と1~2月は月2回で、それ以外は乾いたらたっぷり。
冬の夜間の寒さに当てないように日々管理するのが少し大変そうです。冬は温室に入れっぱなしにできればラクそうですが、空気の流れも確保する必要があります。
夏型のメセン類もあるようなので、できれば購入前に品種を調べてみましょう。
夏に成長する多肉
サボテン科・コーデックス(塊根植物)
<置き場>
日当たり・風通し・雨に当てない
冬は室内の窓辺か温室で管理
<水やり>
土が乾いたらたっぷり
冬は月1~2回
コーデックスは、長雨で蒸れなければ、多少の雨ざらしはOKのようです。ユーフォルビア属の中にも塊根系が少なくないようなので、管理方法は事前に要確認です。
うちでは、サボテンと「グラプトペタルム」を同じ鉢で管理してきました。今回学んだ内容によると、夏の水の管理が若干違うため、寄せ植えにせず、鉢を分けた方がベターのようです。
うちの近所に、サボテンを屋外で、これでもかというほど管理されている家庭があります。恐らく冬に室内へ取り込んでいないでしょう。それもあってか、春か夏にサボテンから想像もつかない可憐な花々を咲かせておられます。冬の寒さに当てることで、花芽分化が促進されるので、暖かすぎる室内での管理は、却って良くないのではないでしょうか。