最終更新日 2023.11.21
水やりは、植物を育てる人にとって、永遠のテーマ。一見シンプル、だからこそ奥が深い。
今月の水やり計画と、水やり方法を解説します。水やりや葉水に混合している副資材も参考にしてください。また、現在の気候にあわせた作業メモも掲載しています。
23年11月の水やり計画
こちらは我が家のプランです。ほとんどが鉢植え(ただし鉢サイズ=土量=保水量が植物によってまちまち)午前中直射の場所と終日直射~半日陰の場所あり、本州太平洋側平野部。
住液2=住友液肥2の希釈水
硫マグ=顆粒硫酸マグネシウムの水溶液
ハイポ=ハイポネックス希釈水(微量元素一部含む)
ばら液=住友化学園芸「ばらの液肥」希釈水。微量元素が豊富
酢カル=酢酸カルシウムの水溶液500倍
アイイチ=えひめアイイチ(AI-1)の希釈水
2023年は、まったくと言っていいほど、葉水を与えなくなってしまいましたので、プランからは排除しました。害虫による食害があった場合は、ニームオイルや木酢液の希釈液が有効になる可能性が高いです。スリップスによる被害が見られる場合は、葉面だけでなく、株元の土表面にも満遍なくかけることが大切です。
野菜は発芽または植え付けからおよそ2週間後から液肥散布をスタート
水や肥料を与える回数は、植物のようすと土の状態をよく観察してください。
立派なプランを掲げていますが、実は、23年9月中旬に自動散水器を設置してから、ほとんど液肥を与えなくなってしまいました。。それでも、じょうろで水を与えていた時より、植物の勢いが目に見えて違います。植物も、栄養素は適度に必要でしょうが、水が定量的に与えられていれば、あまり資材にお金をかけずとも、樹勢草勢は保たれるのかもしれません。バラの黒点病が去年より少ないのも、水やりと関係ありなのか、あまり目立たないです。体力があると、病気にかかりにくいのは、人間と同じなのかも。もちろん、黒点病は発見次第、侵された五枚葉と周辺の葉は取り除き、絶対に放置しないようにします。
気候概況と作業めやす(11/21追記)
23年11月前半は、25度~10度付近で気温が推移する予報。10月に入って、急激に寒くなった印象でしたが、植物にとっては、暑くもなく、寒すぎるわけでもない、適温状態が続いていく予想です。
果樹等の植え替え適期が到来するものがあります(実梅、すももなど)。まだ落葉していないので、休眠前に植え替えてもOKなんですね。いちじくは、秋より春の3月ごろ。果樹の鉢栽培はサイズを大きくしすぎないか、植え替え自体を隔年に控えるなどして、根が成長するのを制限します(実をつけさせるため)。バラの植え替え(根の更新)は、12月~1月前半が適期なので、まだちょっと早いです。
植え替えは、主に休眠中か、休眠明け直前に行います。
休眠と肥料の関係ですが、11月は、肥料の与えすぎや有機肥料の施肥は控えましょう。人間と同じで、寝る前の飲食は、消化不良のような状態になってしまいます。23年11月は、液肥や化成肥料を与えるようにし、量は控えめにします。そして、施肥は11月がラストになる予定です。
23年は、夏以降、雨が少ないため、現在の畑や庭の土の状態は、例年より乾きぎみかと思います。いくら地力があるとは言え、半月に一回程度、適度に散水した方が好ましいかもしれません。畑なら黒マルチを張る、緑肥のタネをまいておくなど、土の乾燥を防ぐ方法があれば、できるだけ採用してみましょう。
11/21追記)水やり計画の液肥ですが、9月中旬から基本的に与えていない状態が続いています。
庭やプランターの植物は、9月中旬から自動かん水にした結果、液肥を与えるタイミングを失ってしまいました。それで気づいたことですが、肥料よりも水をしっかり定期的に与えていれば、以前より元気に育っているように感じ始めました。9月中旬からはじめたことなので、猛暑のピークを越えているのも影響しているとは思います。現在の自動かん水の設定は、午前11時ごろに、ぽたぽた水滴がしたたる状態を30分ほど、3日おきとしています。肥料の値段が上がっているので、あれこれ与えなくても済むのはいいことです。
畑に関しては、夏場は、固形肥と液肥を意識して与えていましたが、気温が落ち着いてからは、液肥はストップ。固形肥が月1~2回与えられていれば、ほぼ問題ありません。
液肥を意識して使用するのは、苗づくりをしているとき。発芽発根を促すために、住友液肥2号と、酢酸カルシウムを混合した水溶液を通常の倍(1000倍)に薄めたものを時々与えている程度です。
肥料を与える場合は、今後の気温変化を調べてからにしましょう。最高気温が10度を下回る日が続くようになってからは、与えるのは避けた方がいいのではないかと思います。
ハクサイやたまねぎのように、植え付けてからは、しばらく、ほとんど肥料を与えるべきではない野菜もありますので、注意してください。タイミングを間違えたり、与える量に過不足ありだと、腐ってしまう病気にかかるなどの症状が出たり、十分成長しなったりで、満足な収穫に結びつかない恐れがあります。
水不足のサイン(土以外を観る)
枝先や葉っぱがお辞儀している
枝先がお辞儀した状態を、めやす1日以上放置すると、少なくとも、その枝先は復活する可能性は低く、枯れこみます。
土中の水分量を増やすための植え替えについて、春に加えて、秋も適期のようです。熊手などで、根鉢を軽くひっかいてほぐしたら、根が乾かないように、すぐにひとまわり大きいサイズの鉢へ植え替えます。
果樹を鉢栽培する場合、早く実をつけるためには、鉢サイズを大きくしない方がいいです。そもそも鉢サイズが小さすぎて水切れを起こす場合は、結実は数年あきらめて、ある程度鉢サイズを大きくしていくか、結実を急ぎたい場合は、まめに水やりを行うしかないかもしれません。なお、果樹の結実は、水の与え方をはじめ、日当たりや枝葉の管理次第で、成りやすかったり、なりにくかったりします。
水やり方法とタイミング
植物が置かれた環境によって、土の状態が違うはずなので、水は、土のようすをみながら与えます。
🌈水が鉢底から出るまでたっぷり
まず水やりするときは、水が鉢底から出るまでしっかりとやることが重要。理由は、乾いた土に、根は伸びないから。また、このことで、土中の空気の入れ替えも行われるとされています。
植物の生長がいまいち、と感じたら、水やり不足をひとつの原因として疑いましょう。
🌞水やりは土が乾いてから
そして土が乾いてから、水を与える、ということ。土を乾かすということが重要です。土が乾くと、根っこは水がある方へ根を伸ばそうとして根っこを広げていきます。株の土台である根が充実することで、結果、地上の葉茎もしっかりと成長していきます。
また、ずっと根っこが濡れたままにすると、根腐れ、つまり、根っこがふやけて、結果、くさります。
土全体を常に水にさらすのではなく、土の保水性をあげたり、乾燥を防ぐ対策をしましょう。具体的には、赤玉土の割合を増やしたり、土表面にマルチングしたりすることがおすすめです。また、鉢は素焼きより、プラ鉢の方が土が乾きすぎることを防ぐことができます。
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わたしの場合、“この2点が守れているなら”、何日おきに水やりするという計画を立ててもいいと思ってます。なぜ、水やりを計画するかというと、私が忘れっぽいのと、少しでもラクをするため。
ただし、「水やり何日おき計画」は、次の条件をふまえた上で。
ズボラ水やり「何日おき計画」の条件
気温が20度を超えてから、季節(気温)・土の表面の乾きが、水やり計画を立てる際に、注目している主な条件です。
季節(気温)
🌞我が家の場合、22年12月~23年1月にかけても、22年冬同様、10日に1回しか与えていません。ところが、3月に入ってからは、突然5日おき(のち3~4日程度)に増やしました~といった具合。
カレンダーのとおり、水やりに規則性を持たせています。これで、水やり予定のない日は、特に何も考える必要がないので、気持ちがラク。
ちなみに、この計画は月ごとに改めています。
雨が降った場合
☔計画段階では、雨を考慮しませんが、長雨に当たった庭木や畑のような場合、水やりを省いています。特に田畑をされる方にとって、雨の偉大さは、人手による水やりとは、雲泥の差があることを、痛感されると思います。
ただし、液肥や薬剤散布について、雨後に散布日程だった場合、私は与えます。土や葉がぬれているので、迷いそうですが、あくまで、液肥や薬剤の散布が目的なので。
逆に、雨の日と散布日程がかぶった場合は、雨がやむ翌日まで待ちます。雨で洗い流されては散布の意味がありません。
土の乾きを知るめやす
「土が乾いたらたっぷりと」とはよく言いますが、土の中が見えるわけでもないのに、どうすれば、土が乾いたかが、わかるでしょうか。
私の記憶にある限り、紹介します。
鉢の重さを知る
「趣味の園芸」鶴岡先生や「やさいの時間」深町先生が指導されているのをたびたび見ました。
1.水やりする前の、鉢を持ってみる。
2.水やりした後に再度、鉢を持ってみる。
3.それぞれの鉢の重さを感覚的に覚えておく。
というものです。
ただ、栽培する鉢が多いと、いちいち覚えていられないかもしれませんね。それでも、実際持ってみれば、なんとなく分かることはあります。
また、鉢の数が多すぎると、持つたびに疲れますね。人が持てる以上の、重量級の鉢や庭木の場合は、無理です。
割り箸を土にさす
「やさいの時間」で、深町先生が指導されるのをしばしば見かけます。乾いた割り箸を土に刺して、土がひっついてきたら、まだ土がぬれているというもの。これは目に見えて、わかりやすいです。
一方、深い鉢や、そもそも土が硬めの場合は、割り箸が土に入らないので、難しい方法です。
土に指をいれる
指を土の中にいれてみてもいいかもしれません。私は実際、たまにやります。指で軽く掘ってみると、土の表面から少し下の状態だけはわかります。
ただ、土の表層部の状態しかわかりません。また、乾いてないのに指を入れると、当然、汚れますし、掘り返しすぎると、根を傷めますので、やりすぎは注意です。
水やりセンサーを使う
土の状態をお知らせしてくれるチェッカーが販売されています。IKEAでこの存在を初めて知ったのですが、あまり評価は高くなく、電池も必要です。(すでに生産終了)
鉢の数が多い場合などは、全部の鉢に挿さなくても、間引いて利用する、絶対枯らすわけにいかない株にのみ利用するなどすれば、センサーをいっぱい買う必要はないかなと思います。
ただし、間引きでセンサーを設置する場合は、チェッカーを差していない鉢の置かれた環境も同じであることが条件です。
葉の状態を見る
いよいよ土が乾いて、水が切れてくると、葉や枝が若干しんなりしてきます。これに気づいて慌てて、水やりすることが私はよくありますが、一度水をたっぷりやれば、また元の状態に戻ってくれます。
私はこの「葉の状態を見る」方法をもとに、水やりが必要なタイミングをおおよそ知ることができるようになりました。これでズボラ水やり計画も立てられるようになります。
では、一部の果樹のように、冬場に落葉する場合、落葉樹の脇に、常緑の植物を置いています。この常緑種がしんなりしてきたら、危険信号。これで、落葉樹でも、水やりのタイミングを知ることができます。
私の場合、例えば、レモンバームというハーブをバラや果樹の横に置いています。ハーブは水切れ状態に敏感です。
注意なのは、葉がしんなりした時間があまりに長いと、しんなりした部分が復活できないまま、枯れる恐れがあります。
バラの場合、極端に枝先が下を向くので、それを初めて見つけたときは、「失敗した~」と思って、かなりショックでした。ただ、すぐに水を与えると、1時間もしないうちに、シャキーン!と復活するのでびっくりします。
一方、同じバラでも、しんなり水切れ状態が、確か1日以上と長くなってしまったときだったと思いますが、水を与えても、しんなりした枝先は、復活せず、その後、枝先のみ枯れこんだこともあります。
もし、枝葉のしんなりに気づいたら、すぐ水やり。そして、水やり間隔をさらに短くすることが大切です。
ちなみに、コニファーのように一度枯れるとその部分は再生せず、枯れっぱなし(ハゲたまま)のような植物があるので、すべての植物におすすめできる方法ではありません。植物の特性をよく調べたうえで、この方法をお試しください。
土の表面を見る
わたしはプランどおりに水を与えていますが、まだ表面が乾いていない場合は、水自体を控えます。
これは簡単、誰でも分かります。ただ、水はけの悪い土だと、土中がいつまでも濡れた状態です。そこへ水を与え続けると、根腐れを起こすリスクが高まります。
ところが、うちの場合は、全体的に排水性を重視した土の配合にしているので、表層部があまりにも湿気た感じでなければ、躊躇なく水を与えることができます。
排水性を高めるためには、単に野菜や草花用培養土を使うよりも、「土壌改良剤」を何割か混ぜてあげます。土壌改良材は、赤玉土や鹿沼土など、種類が豊富です。植物が水が好きかどうか、水やりが大好きな方や毎日忙しい方、日当たりの良し悪しなど、植物の特性、ご自身の生活環境などで使い分けることができます。くわしくは後日詳報します。
水やりに混ぜている肥料や忌避剤
表記価格は、記事を初掲載した時のもの。ご参考までに
住友液肥2号(住友化学)
10:5:8
液肥。
次のハイポネックスと比較して、リン酸が少な目、残りが少し高めの数値。リン酸は畑から流亡しにくく、残りは流亡しやすい性質のため、連続使用しても、土中の肥料成分バランスが崩れにくいという考えに基づいた成分比になっているようです。
実もの・根ものに好適としています。なお、葉もの野菜に好適なのは、「住友液肥1号」で成分比は、15-6-6です。葉っぱが、いかに窒素を求めているかがよくわかりますね。実もの・根ものでの窒素過剰は、つるぼけ・木ぼけといって、葉っぱや株ばかりが大きくなって、実がつかなくなる現象が発生することがありますので、肥料を間違えると、収量や病害虫に影響を及ぼします。
この液肥に、微量元素は含まれていません。
ハイポネックス(ハイポネックス社)
6:10:5
液肥。定番中の定番。
リン酸は、土中の金属イオンと結合して、有効な数値が下がることを見越して、成分比が少し高くなっています。よって、誰がどんな環境で使っても、強すぎず、弱すぎず、ほどよく肥料が効くような成分比になっているようです。
希釈倍率が4種類設定されていますが、植物の種類や育てる環境別でざっくり記載されているので、どれに該当するか、希釈率を間違えないようによく見ましょう。
また、元気にしたくて、濃い希釈水をあげると、徐々に株が弱るか、最悪枯れていきます。これは土中から根の中へ吸収されるはずの、水の方向が、逆流して、むしろ、植物内の水分が、濃い肥料成分を含む土中の水に吸い取られてしまうことに関係しています。特に幼苗・幼木には強い肥料を与えず、むしろ既定の倍率よりさらに薄めること。
マグネシウム、マンガン、ホウ素も含まれています。
マイローズ ばらの液体肥料(住友化学園芸)
4:7:5
バラに美しく元気に咲いてもらうため、わざわざこちらを取り寄せました。
肥料成分を見てみると、花ものだからリン酸が強い、というわけではなく、土中にリン酸をとらわれるので、少し高めと見た方がいいかもしれません。誰が使っても失敗の少ない比率ということでしょう。ということで、全体的に効く肥料成分は、弱めです。実際、オールドローズ系は特に肥料が強すぎると、綺麗な花が咲きませんでした。
特に、窒素過多は植物にとって徒長、株の軟弱化、病弱化と、いいことがありません。また窒素を消費するための鉄不足も同時に陥ります。
この商品の特徴は、むしろ、ミネラル(硫黄・カルシウム・鉄・マンガン・亜鉛・塩素)・イノシトールなどのビタミン・グルタミン酸などのアミノ酸・グルコースなどの糖類・乳酸まで含まれた天然有機質を配合した、優れた液肥です。
これだけの成分が含まれるので、沈殿するものがあり、よく振ってから使います。
天然有機質で、土壌微生物が活発に活動し、土壌菌のバランスが整うことで、土質改善、根張り促進、株の健全な生育につながります。なお、ミネラルの「塩素」とは、光合成や糖類生成に関与するもので、大事な元素のひとつです。
ニームオイル(ダイコー社)
病害虫予防のひとつに、ニームオイル(250ml、メーカー:ダイコー)を希釈して葉水で与えています。機械油のような、クセの強い香りがしますが、天然素材なので、安心して使用できます。食害した昆虫の殺虫、食欲阻害効果が認められている資材です。
吸汁害虫スリップスの防除に効果あるかもしれません。1週間に1回霧吹きで葉水をします。また、スリップスのさなぎが葉面から土中に落ちるようなので、土の上にも吹きかけます。野菜や草花に被害が拡大する前に使ってみてはいかがでしょうか。加速度的に繁殖し始めると、手がつけられない恐れがあります。
バラのハダニには効果薄と感じました。初期発生期なら効いてるのかもしれませんが、こちらも加速度的に繁殖していくので、放置すると、葉がカスカスのボロボロになって、光合成ができなくなり、翌年の花や樹勢が衰えていきます。ハダニ専用の薬剤を早急にかけてください。
酢酸カルシウム(たまごや商店)
22年は、カルシウム希釈水を葉水として与えました。23年は液肥の感覚で、水やり時に与えます。
カルシウム補給にあたって、以前は、カキガラ石灰で事足りると考えていましたが、固形のカルシウム成分は、植物に吸収されにくいことを知ってから、液状カルシウムを与えるようにしています。
また、農業における石灰の基本的な役割として、土壌酸度を調整する機能があります。ただ、酸性を好むツツジ科の植物やアボカドなどには、この資材は使いにくい。そうしたとき、純粋にカルシウムを補給してくれる資材は重宝します。そのような点からも、硫酸カルシウム(CaSO4)より、酢酸カルシウム(Ca(CH3COO)2)の方がベターな選択肢でした。
カルシウムが不足すると、葉先や果実の先端が焼けたような症状が出ます。また、細胞を強化して、病害虫に強くする働きもあるので、人間にとってのカルシウム補給と同じような感覚の栄養素です。
一般的には、カルシウムなどの微量元素をバランスよく補給してくれる活力剤、たとえば、ハイポネックス社の「リキダス」や、住友化学園芸の「ばらの液肥」(バラへの使用が前提の商品)などでもいいのではと思います。
「カルシウム海藻エキス」のスペック
NPK=0.8~1.3:0.1~0.2:2.0~3.0
そのほか、アルギン酸などの炭水化物、アミノ酸類、ビタミン類、微量要素(銅、ナトリウム、ヨウ素、マグネシウム、鉄、ホウ素、カルシウム、マンガン、バナジウム、亜鉛、硫黄、ニッケル等)を含有。これならオリーブにも最適!
硫酸マグネシウム16(たまごや商店)
MgSO4・7H20 硫酸マグネシウム七水和物 水に溶かして使用します。
夏期は、特にマグネシウム不足になりがちという、ぶどうに意識してたっぷり与えています。
マグネシウム単体をできるだけ安価に補給できる商品として、こちらの商品を選びました。1回の水やりで少しでも多くマグネシウムを消費できるように、葉水でなく、水やりのじょうろに入れて使っています。
葉脈が浮き出たような、葉色の悪い症状を見かけることが時々あります。あまりこのような症状を出さない方がいいです。特にかんきつでこれが出ると、それらの葉は、元に戻すことができないか、非常に月数がかかるようです。
これはマグネシウム不足の症状で、光合成の効率を下げる要因でもあり、葉の見た目を悪くして鑑賞価値を下げるものでもあります。
この商品以外でも、マグネシウムなどの微量元素を含む肥料や活力剤を与えるといいと思います。NPK(窒素:リン酸:カリ)にマグネシウムも少量含まれる肥料は少なくありません。肥料選びに迷ったら、マグネシウムを入っている方を選ぶのも賢い選択ではと思います。
えひめアイいち(AI-1)(東レ コムズ愛媛)
花友23で見つけた微生物資材。根張り改善に。パン酵母、乳酸菌、納豆菌を糖蜜で培養。希釈率は500~1,000倍でコスパ良好。微生物資材にありがちな、腐ったようなにおいではなく、甘い香りなので、葉もの野菜にも気軽に使いやすいのも大きなポイント。
関連リンク
たまごや商店(茨城県)
・カルシウム海藻エキス(1リットル、消費期限なし)
・硫酸マグネシウム16(800g)
東レコムズ愛媛
微生物資材えひめアイいち(AI-1)の公式通販