最終更新日 2023.07.18
きゅうりを第1畑に定植開始しました。本葉3枚目が確認できたものから順次、畑に植え付けていきます。よって、定植は数回に分けて行っていきます。たねまき日は、6月18日。
今回のたねのご紹介
まず、タネを買う際、タネ袋に書かれた、たねまき適期のカレンダーに間に合うようにたねまきをします。勢いで買う前に、必ずタネ袋をチェックしましょう。
四葉系きゅうり「パリQ」
トキタ種苗の四葉(スーヨー)系きゅうり。白いブルームがついて、イボイボしていて、懐かしいきゅうり。今ではまずスーパーに置いてないので、作るのが楽しみ。
現在、ウリ科は、ズッキーニとスイカ2種を育てていて、まだ同じうねに余裕があるため、キュウリでも育ててみようかなという気持ちに。ちなみにうまく育てられた経験はございません。むしろキライになっちゃいました。理由は、摘心すると、元気がなくなって、全枯れしちゃうからです。摘心怖いですw
品種の名前は「パリQ」。パリッとしたきゅうりということで楽しみです。この品種は、子づる孫づる栽培を前提としているようです。つまり摘心せよ、とのこと。。摘心することで、子づる孫づるのやる気スイッチが入るわけです。ただ、摘心が嫌いな人にとっては、つる下ろし栽培(主枝栽培)しちゃダメなんですかね?これもまた実験しなきゃわかりません。
先日、野菜を持ち込んだ先で、こんなものをいただきました。ネットに、とある漬物商品に寄せた味を作るレシピが載ってるとのことで、私もこれをスーヨーで作ることにいま燃えておりますw ごはんと合う~ うま~ これが後引くってやつ。
定植のようす
植え付け場所
レタスミックスを栽培していた空き地にポット苗のきゅうりを定植していきます。奥からズッキーニ、スイカ中玉、大玉と続いて、その空き地がきゅうりですが、耕していると、白い根っこが次々と。。これは!
大玉スイカの根っこだぁ~(;’∀’)
根っこから、ふんわりウリっぽい香りが漂ってきます。こんなに離れているのに、根っこがここまで伸びているんですねぇ。つるをまっすぐ伸ばせば、この辺まで到達するのであれば、根っこが長くても不思議じゃないです。でも仕方ないので、耕すしかありません。
うね作りの際、できるだけ高くして、水はけを確保。好例として、ウリ科のうねを、まるで日本昔話のごはんのように丸く高く盛る方がいらっしゃいます。やりすぎぐらいがちょうどいいかもです。特に、豪雨や台風で、畑が水に浸かったら、回避のしようがないので。わたしは今回、そこまで高くしていません。
元肥
・もみがら(ブルームのケイ酸補給。微生物の最高のエサとなり、土壌改良効果も)
・カキガラ石灰(石灰にカルシウム補給を期待しない方がいいけど、念のため)
・フィッシュサプリ(5-4-2。3カ月肥効)軽く一握り程度/㎡
・腐植酸(保肥力アップ、リン酸固定化阻止)軽く一握り程度/㎡
8-8-8を買ってきてないので、まだフィッシュサプリでなんとかやってます。強い肥料を入れすぎると、窒素過剰になってしまいそうで怖いですが、5なら大丈夫かな。塩化カリをほんの少し足しておけばよかったかも。後日、うね間にぱらっと気持ちまきます。マグネシウムも気になるので、ハイパワー苦土石灰が届き次第、こちらもうね間にまいておきます。
植え付け
まず、この酷暑期の定植は、気温が落ち着く夕方が最適です。午前中から15時ごろまでは(今現在または数時間後に)暑すぎるので、わたしは避けた方がいいと思います。
本葉がまだ2.5枚程度なので、根張りが弱いです。植え付けは、日本の指で茎を挟んで、根鉢からポットを抜く。慌てず、ゆっくり、土中に、まっすぐ落とし込みます。
浅植えにせず、表面と水平に植えました。根鉢が仕上がっていれば、浅植えにしてもいいかと思います。
茎葉ともに繊細なので、私にしては珍しく仮支柱も設置。特につる植物は、風で揺れると成長が遅れがちです。竹箸をななめに挿して、茎が揺れないように、麻ひもか、MAXの誘引テープで固定。
あんどんと遮光 7/10追記)黒あんどんは要注意
あんどんを設置しました。風よけ、日よけ、乾燥防止、害虫回避の効果が期待できます。
翌朝、様子を見に来ると、直射日光に当たって、しんなり。あんどんをしても、太陽が高いと、日よけはあまり効果なかった。。日が当たってしまえば、どんな苗でも、こういう状態になります。日が傾いてきて、直射が当たらなくなると、元通り元気になりますが、できたら、日中、しんなりするのを防ぎたい。
ということで、防虫ネットを急遽、日よけに流用しました。あまり見た目が美しくないですが、とりあえず。一般的な防虫ネットでは10%程度の遮光率が期待できます。二重掛けにして20%程度にしてみました。
1時間後に見てみると、葉は下を向いてますが、しんなりは回避できました。
あんどんの材料に「肥料袋」などを再利用しています。その中でも、お値段高めの肥料袋など、肥料成分に影響しないように、袋の裏側が「黒」になっているものもあります。ただ、これだと遮光率は高めです。
黒の方が少し暗めですが、例えば、西日が強い場所で、多めに光線をカットしたい場合や、連日暑さが厳しすぎる場合など、黒でも使えなくはないのかなと思いました。
7/10追記)あんどんを設置した翌日、外側が黒のあんどんを確認したところ、あんどんの中が日光で猛烈に暑い!汗 黒いあんどんはNGです。どちらかというと、白を外側、黒は内側にして使いましょう。これで若干遮光気味のあんどんとして使えます。この結果から、夏は黒マルチがいかに危険なのかも示唆しています。
待機苗の発芽状況
四葉系きゅうり「パリQ」
7/5の植え付け前の様子。日射の当たり具合と、水やりを控えめにすることで、その後、極端な徒長はなくなり、本葉が大きく展開しています。現在は、残り6ポットが定植待ちです。
今後の管理
水やり
定植したら、早朝か、夕方の水やりを欠かさないようにします。畑の場合は、うね間が湿っている状態が適切。プランターなら毎日。
追肥
大きな葉をしっかり展開させることが成功のカギです。水とあわせて、追肥も忘れないようにします。
タイミングのめやすは、定植から1か月後に1回目、初収穫後に2回目、その1カ月後に3回目(楽天Ivy資料)過剰施肥を防ぐため、巻きひげを観察し、巻きひげの巻きが甘くなってきたり、細くなった頃が、栄養不足=施肥タイミングのサイン。
分量のめやすは、8-8-8を50g/㎡
つるちゃんによると、プロ農家は、大きな葉を展開している段階から、さらに肥料を与えると、逆に葉が小さくなってくる、その状態を目指して管理しているんだとか。。
過剰施肥による、うどんこ病が怖くないのかなと思ってしまいます。症状が出かかったら、早期処置で薬剤で抑えてしまうのかもしれません。うちも症状を見つけ次第、住友化学園芸の「カリグリーン」で対処するようにはしていますが、あまりマネできそうにありません。
適花・摘果・脇芽取り(追記7/18)
ウリ科栽培の基本として、つるの初期段階で着いた花やつるは取り除くというセオリーがあります。栄養をそこにもっていかれて、株が疲れて、貧弱になるのを防ぐため。
きゅうりの場合、5節目まで(藤田テキスト)に出た子づるは全て取り除きます。花も取り除いて、収穫は6節より上のものを狙います。
追記7/18)藤田テキストによると、摘花・摘果・脇芽取りのタイミングは定植から1か月後。うちの場合は、8/5がそのタイミング。
関連リンク
きゅうりは初心者向きと煽っているひともいますが、どこが?w でもやってみて失敗しないと、初心者を脱することはできないですからね。
この記事の中に、水やりを夜しない方がいいと当時書いてますが、わたしは23年の畑では夕方にしかあげてません。朝行けないのと、早朝ならまだしも、下手に太陽が上がってきた頃にあげてしまうと、土の中でお湯になってしまうリスクはありますね。よって、夕方の水やりが今はベターです。
・gardeners’ shop Ivy アイビー楽天市場店
草花の種子ほか、農業用具も一部取扱いあり。対応が柔軟で好印象(だからって、わがままな要求はしないでね)。店独自の栽培シートもあれば一緒に送ってくれます。