最終更新日 2024.04.21
主に畑、時々、家のプランターで収穫できた野菜や果実を、その時々追記します。
24年4月の収穫状況
収穫結果だけでなく、収穫に関するまめ知識なども、雑多にメモしているので、何かお役に立つような情報もあるかも。
4月21日 にら、シュンギク、フダンソウ
左からフダンソウ、にら、しゅんぎく
4月20日 にら、シュンギク、初収穫フダンソウ
久々にプランター菜園での収穫。
昨秋まいた種が不発かなと思いきや、忘れた春に発芽して、存在を忘れているうちに、トウ立ちしてしまった状況です。茎は硬そうですが、葉はやわらかく食べられます。茎を半分か3分の1を残してカットすれば、脇芽がまた伸びてくるので、もうしばらく楽しめます。つぼみは苦いので取り除いてください。
アブラムシがつきやすい野菜ですが、今年は防虫ネットをかけているので、ほとんどアブラムシはついてません。ダイソーで買った防虫ネットのサイズが中途半端なので、どうしてもすき間がたくさんできてしまい、そこから虫が入ってしまいます。
ニラは種から一度発芽させることができれば、毎年収穫できるので重宝しますよ。トマトなどの根っこと絡ませるように定植すれば、病気の予防にもなる優れた野菜です。ニラの根本付近で一緒に生えている草はカタバミで、スリップスが好んで食べます。この草を取り除いたら取り除いたで、今度はニラを食べ始めるので、混植状態で放置しています。葉の表面が白くかすんできたら、食害のサイン。週に1回は、葉の表裏と、土壌にニームオイルの希釈水をかけてください。
左の植物はずっと正体がわからないままでした。でも草ではなく、野菜に近い感じは請けます。葉を食べてみると青さの中にも甘味や旨味を感じました。それでもピンと来ないので、グーグル先生に聞いてみたところ、「フダンソウ」だと判明!
フダンソウはこれまで何度も何度もタネからの発芽にチャレンジしてきましたが、一度もうまくいった試しがなく、あきらめていました。この株のタネもいつまいたものだか、忘れてしまいましたが、1年以上前のものが硬い殻を破って出てきたようです。ちなみにフダンソウの堅いタネ1個の中に、複数のタネが収納されています。割らずにそのまま種まきするといいそうですが、殻を十分水で浸して、やわらかくすると発芽率が上がるそうです。それでも発芽は難しい印象です。
フダンソウはヒユ科でほうれん草の仲間です。フダンソウの葉の味は先述の通りですが、茎はしっかりとほうれん草の味がしました。おもしろい野菜です。
最近にんじんの値段が高く、昨日のイオンで3本300円でした。ビタミンAが摂れる野菜が他にないか考えたところ、そういえば、昨春収穫して涼しい室内に放置していたイオンかぼちゃを思い出しました。イオンで買ってきたメキシコ辺りで収穫されたかぼちゃの第三世代(孫世代)が結実したもの。色が真っ白(黄土色?)なのは、自分の葉っぱのカゲになって、太陽光に全く当たっていなかったのが原因。
ただ、割ってみれば、中身は想像通り全く問題なし。乾燥も思ったほど進んでおらず、状態は良好。味も問題なく美味しいです。
23年秋は、たくさん結実したのですが、畑に行く時間が取れずに、そのうち、かぼちゃの存在を忘れて、収穫しそびれた結果、9割が畑の中で腐ってしまいました。結実してからは、雨やぬれた地面にさらされ続けると、果実の底面から腐敗していきますので、ご注意ください。
今年はかぼちゃの苗を買わずに、スーパーで買ってきたかぼちゃのタネから発芽させてみてはいかがでしょうか。気温が十分に暖かく(暑く)なってから土に埋めておけば、すぐに発芽しはじめます。タネに傷をつけて発芽を促すような必要もありません。5月ごろから10月ごろまで異様な暑さが続くでしょうから、日本はかぼちゃを栽培するにはもってこいの気候になってきています。時々肥料を与えておけば、仕立ても特に気にせず、放置状態で勝手に結実していきます。
上記は南米産のかぼちゃの子孫ですが、今年はイオンで買ってきた北海道産のかぼちゃのタネや、イオンのオーガニックかぼちゃのタネも昨年採取してとってあります。低めの草ならば、管理が行き届かない土地であっても、適当にタネをばらまいておけばOKなのではないかと。
3月31日だいこん@第二畑~スティッキオ・エルバステラさよならありがとう第一畑
本来は12月ごろに収穫適期を迎えるだいこんを3月いっぱいまでひっぱってくることができました。寒さが割と長く続いたおかげです。ただ、さすがに暖かくなって、トウ立ちが始まると、いよいよ皮が硬く、果実もスジっぽくなってきました。まだ畑に残っていますが、これが最後の収穫となりそうです。
掘り上げて、冷暗所に寝かせておけば持ちそうな気もしますが、持って帰るだけでも一苦労なので、これで終了。
第一畑の片づけを先日から続けていますが、いよいよお別れの日となりました。
にんじんが奇跡的に生え残っていて、写真の中に2本写っているのがわかりますか?いずれもバーニャカウダというトキタ種苗のにんじん(紫と黄色)。わたしはにんじんで成功体験が無く、難しく感じている野菜のひとつです。でも今回は1本だけですが、上手になってくれてました。周囲の土質はもみがらなどが多く残っていて、ふかふかの土でした。発芽させれば、ほぼ成功と言われるにんじんですが、生育に必要な土質はこれぐらい上質な方がいいのかなという感じ。堅くて空気を含んでいないような土ではまず無理と考えます。右のちんちくりんのにんじんは、土が堅い証拠。失敗例のあるあるです。
夏場は水枯れに気を遣いましたが、ほとんど気にかけたことがないスティッキオとエルバステラ。いずれもトキタ種苗
スティッキオは発芽から1カ月ほどで収穫を迎える若い株を食べるセリの仲間です。現在のものは、主茎を収穫またはトウ立ちしたものをカットした、その脇芽がどんどん伸びた第二世代です。葉っぱまでやわらかで風味もよく、スープ向き。炒めると水分がとんでぱさぱさになります。そう考えると、にんじん(セリ科)の葉っぱもしっかり食べられそうですね。今までにんじんは収穫できても、葉っぱは捨ててました。
エルバステラはオオバコの仲間なので、はっきり言って草ですw 食べると青さの奥に何か独特の風味が感じられます。ナッツ?炒めものが一番美味しいかなという印象。多年草。
これらを第一畑から第二畑へと移植。およそ1週間後に確認したところ、全株枯れていないようなので、定着完了、移植成功です。セリ科は直根性なので、一度掘り上げると、復活は無理じゃないかなと不安に思ってました。移植はおすすめできる植物ではありません。
実は、ちょっとした飲食店に野菜を提供することを第一目的として、久々に畑作を再開した第一畑。飲食店の方はもとより、お客様にも喜んで食べていただけたと伺っています。
わたしの周りにいらした、畑の契約者も親切で優しい方が多く、たくさんの思い出が詰まっています。プランター栽培では得られないものが畑にはたくさんありますし、野菜の底力(生命力)は、畑の方が、より発揮されますので、お近くで借りられそうな区画を見つけられたら、ぜひご利用をおすすめしたいと思います。
今まで楽しい時間をありがとう
関連リンク
過去の収穫カレンダー
収穫に使用している道具
わたしが実際に使用している農業資材や販売店などのプロモーションを行っています。
・近正(ちかまさ)の収穫はさみ
近正は、堺市の園芸はさみ製造会社。最近わたしが使っているお気に入りT600-G。持ち手の片側にしか輪っかがついてない形状。小指側だけひっかけておいて、親指側がフリーなのでラク。
バネつきのせん定ばさみは、たくさん収穫、カット作業をするシーンでは、手が疲れず、とても快適です。小気味よいクリック音も作業がリズミカルに進められて好き。楽天などの通販サイトほか、ホムセンでも近正の商品は取扱いされている場合があります。
販売は「Joshin Web家電とPCの大型専門店」。大型電器量販店のジョーシンが電化製品以外の商品も幅広く取り扱っておられるので、Rakuten24や、Amazon的な販売手法をとっておられるのです。そのおかげで、多ジャンルを横断的に買い物ができるので、総合スーパーやホムセン的に使いやすくて、助かってます。また、それだけでなく、価格面でも、農業資材専門店よりも安かったりするのと、ついで買いすることで、最終的に送料無料扱いになることが多いから。これまで液肥や黒星病消毒スプレーもこちらのお店でお世話になっています。