最終更新日 2022.12.07
突然ですが、新品種の植物の名前を考えてみましょう!?
優秀なら副賞もあるし、何より、自分のつけた植物の名称が、これからもずっと市場を流通し続けるというのは、とても夢がありますね。
その1~高知県産「非辛みシシトウ」(終了)
非辛みシシトウのネーミングを募集しています!
優秀作品に選ばれた方には素敵な賞品をプレゼント♪
▼詳しくはこちらhttps://t.co/8JqiYx180i pic.twitter.com/aQifPmGu1W— 高知県 (@pref_kochi) August 31, 2022
シシトウの新品種に、ネーミング募集をされています。見た目は、いわゆる、シシトウのフォルムながら、「辛味がまったくない」のが最大の売り。
〇2022年9月30日締め切り(誰でも応募OK)
〇優秀作品5点に 高知県産品・加工品1万円相当の詰合せ
〇主催 高知県農業振興部 農産物マーケティング戦略課
公式サイト:高知県産非辛みししとうネーミング募集
シシトウとは
ナス科トウガラシ属。英表記でSweet (Green) Pepper。甘長とうがらしのひとつ。多くはタネに辛味成分が含まれている、というイメージがあるものの、分類的には、甘味系のピーマンやパプリカも意外と同じ。一方、辛味系品種としては、鷹の爪やハバネロなどがあり、収穫時は特に素手で触らない方がいいと言われるほど。
ネーミングのヒントを考える
1)公式サイト曰く、”シシトウ”という一般名称を商標登録するわけにはいかないため、「シシトウ」という言葉の使用は避けてほしい旨の注意書きがあります。
シシトウの言葉を省略変形等させるか、甘味系のトウガラシ属の名称を想起させるようなワードをチョイスしてみるなどの工夫が必要かもしれません。
2)「辛くない」ことが伝わるワードやニュアンスを入れてみたい
3)高知県発の農産品とわかるアピールもありかも
これらの要素を取り入れつつ、短くて、かわいい名称を考えましょう。そうすれば、結果的に、口ずさみたくて、インパクトのある名前になりやすいでしょう。
既存の品種名の一例
・みおぎ、トサミドリ、みはた2号、土佐Pレッド(以上、ピーマン系)
・土佐甘とう、あおい、よさこいハニー、土佐じし、土佐ししとう(以上、甘とうがらし・ししとう系)
せっかく一生懸命考えても、既存の名称とカブっては何の意味もないので、高知産としてどのようなものがあるのか、がんばって調べてみましたが、もし、記載に間違いがあったらごめんなさい。それでも、ふと思いつきそうなものは、すでに使われてますね~
野菜やくだものは、たいてい、切り捨ててしまう部分に、残念ながら、高い栄養価が含まれることが多いと思うので、まるごと食べられるこちらのシシトウは、体にとってもいい野菜と言えるのではないでしょうか。
実際にいただいてみたいものですが、一般への流通は23年以降とのこと。楽しみに待ちましょう。
昨日は非辛みししとうのイベントでした。
ティッシュは約1600個配布して、試食も700食出て、非辛みししとうもかなりお渡しできました。
これでししとうに対するイメージが変われば嬉しいです。あとは栽培する面積を増やすことが当面の目標です。
本当にありがとうございました。 pic.twitter.com/cGvublx8Mv— 高知のししとう (@kochishishitou) September 18, 2022
その2~島根県産「あじさい」
あじさいの新品種に、ネーミング募集をされています。色は白(液晶画面によってはクリームがかった白)、花びら(ガク)が細く、八重咲き。非常にシンプルですがすがしい印象を持ちます。咲き始めは、蕾群の外周から開花していく「ガク咲き」、満開で「半てまり咲き」、いわゆる”あじさい”のイメージに近い、小花が集まったブーケ状になっていくということです。
〇2022年10月12日締め切り(誰でも応募OK)
〇優秀作品5点に 島根県特産品
〇主催 島根県農林水産部産地支援課
今回作出された花の写真は、島根県の公式サイトでご確認ください。
公式サイト:島根県:島根オリジナルアジサイ新品種の名称を募集します
既存の品種名の例
午後ドキ月曜日、このあと始まります!今日は「で?!」はお休みで、あのコーナーがプレゼント付きで復活✨しかも意外な⁉️豪華ゲストも🙌
コメントお返事失礼しておりごめんなさい🙏
画像は島根県オリジナル紫陽花、新品種✨星あつめです🌟 pic.twitter.com/onArLPtcKl— 原奈津美🎤山陰釣り人アナウンサー🍶🎣 (@natsumi_poke0w0) May 3, 2021
うわ、ウソでしょ!?星あつめ綺麗♪♪
島根県からは、過去、5品種のあじさいが作出されています。
「万華鏡」「美雲」「銀河」「茜雲」「星あつめ」
ネーミングのヒントを考える
先輩あじさいの名前を拝見していると、やはり、その右肩へ名を連ねるに、負けず劣らず、といったものが相応しいということがポイントのひとつになりそうな気がします。
また、統一感としてあって欲しいイメージは、
~ 星空 ~ 雲(出雲) ~ 煌めき ~ 優雅 ~
といったところでしょうか。
ここまでは、”和”で踏襲されているので、今回も同様に手堅くいく手はありますが、新品種のイメージに合うようであれば、カタカナを含む名称を、使ってはいけないわけではないでしょう。その点で、もしブレイクスルーできれば、次回以降のネーミングの幅が、ぐんと広がることにもなります。
さて、鮮やかな前作「星あつめ」を堪能した後に、今回の新品種へと目をやると、白く清楚な印象が、なお一層際立つ感じがあります。ドレスから白無垢へと、ウェディングの衣装替えのような味わいです。
島根で白を想起させるものをネーミングに用いるのは、大いにありだと思いますが、広く知られた言葉をそのまま使用すると、多数の応募が予想されます。例えば、白うさぎ、とか🐇
ただ、わたしが真っ先に思いついたのは、アクアスのシロイルカですが◎◎🐬
参考サイト:島根県:あじさい島根県オリジナル品種の紹介
まとめ
いかがでしたでしょうか。またまた台風が接近していますが、雨風をしのぐ秋の連休になりそうでしたら、おうちで新品種の植物のネーミングに挑戦してみるのも一向かもしれません。
公式サイト:高知県産非辛みししとうネーミング募集