ミニトマト「カリーノ・ドルチェ」と中玉トマト「フルティカ」の花がついたものを第1畑のミニトマトのうねへ植え付けました。
うねづくり
このうねは、先日までレタスミックス(主にキク科・アブラナ科)が植わっていた場所。特に土中の窒素は少な目になっているかもしれません。元肥えはいれず、追肥で調整する考え。初期段階で窒素が多いと、トマトの場合は、葉茎ばかり茂って、花が着きにくいようです。
マルチは、これからの季節、暑くなりすぎないシルバーを採用。これで根が育ちやすくなったり、害虫がつきにくくなるはず。ただし、シルバーは、黒マルチの倍近く値段がかかるので、お財布と要相談。
株間は、それぞれのタネ袋に書いてある株間の、間をとって、45センチとしました。
根張りチェック
5月17日に、セルトレイから、ポリポット(2号=6センチ)に鉢上げして、1カ月以上が経過しました。根鉢の状態をチェックしてみます。
中玉フルティカ
小さな根鉢に対して、想像以上に根がぐるぐる。ちょっとひどいですね。お店なら、ワゴンセールクラスです。本来は、根が軽く回った状態で、植え付けすべきだろうと思います。
ポットサイズは2号(6センチ)。かなり小さいです。セルトレイから鉢上げした際に、このサイズの方が根が早く回るだろうと思い、選択しました。
当初は、ある程度、日数が経ったら、3号へサイズアップする考えでしたが、結局、どのタイミングでサイズアップするかの基準を持っておらず、「このままの状態で育て続けようかな?」と、ほったらかしにすることに。。花待ちしていると日数ばかりが過ぎてしまい、このような根鉢の状態になりました。実験で、いくつか鉢サイズアップを試せばよかったです。
また、我が家は日当たりがよくないので、日照を確保するため、畑へ持ってきて育苗しましたが、環境はかなり過酷。日照りが続いたり、雨が続いたり。苗が健全に育つ状況ではありませんでした。その結果、双葉をはじめ、下葉はかなり落ちましたし、葉色も悪くなってしまいました。花を咲かせたばかりですが、すでに老化ぎみの苗です。たねまきが遅いと、気温は確保しやすくて助かりますが、日々の水やりや施肥、生育ステージに応じた鉢サイズアップなど、そういった管理が今の私には難しかったようです。
カリーノ・ドルチェ
こちらも根が、回りに回ってます。「定植=花をつけたもの」という基準はいいと思いますが、やはりポットが小さいままなのが、よくなかったかな。
根がこれだけしっかり回ったから、ようやく花がついたというより、単に一定数、本葉が出たから花がついただけなのでしょうか。だとすれば、早く本葉の成長を促す必要があるわけで、水と窒素をしっかり与えた方がいいかもしれない。
私の場合は、ポットが小さくて、太陽にさらされ続けた分、水は常に不足気味だっただろうし、肥料もハイポネックスの希釈水を1週間に1回程度では、窒素よりもリン酸の方が多かったかも。
定植とあんどん
うちのミニトマトには、基本的に「植え付けない定植」を採用してます。具体的には、根鉢を土に埋めません。土の上に置いて、根鉢をやさしく潰して、土に密着。さらに株元をUピンで地面に押し付けてます。いずれも強くたくさんの根っこを出させるためです。
この方法は、根鉢を土に埋めない分、極度に乾燥しがちで、リスキーです。乾燥を防ぐ方法のひとつとして、あんどんを設置。今は特に乾燥を防止したいので。あんどんは、風よけ、日よけ、虫よけになります。
根鉢の乾燥を防ぐために、もみがらやバークたい肥をまぶしてもいいですが、今回は作業時間の都合で省略してしまいました。根付くまでに枯れないように管理ができるのであれば、やらなくてもいいですが果たして。。
中玉フルティカ
密に管理していたので、徒長気味ですが、寝かせ植えするのであれば、徒長している方がむしろ適しているかも。この日は、まだ作業できていませんが、徒長した茎をさらに土へ押し付けて、茎からも根っこを出させたいので、節間が広い方がその点有利に思えます。
カリーノ・ドルチェ
苗の管理がまったくできていないので、非常に心もとない状態です。本葉がほとんどなく(枯れ落ちてしまっていて)、葉の黄化も進んでいます。大地に根付いて、元気に復活してくれればうれしいですが。
コンパニオンプランツ
トマトの場合は、根の害虫を避け、株の生育をよくするものを採用しています。
マリーゴールド
作業を夕方にはじめたので、混植する時間まで取れませんでしたが、後日、株間に植えます。
にら・ねぎ
こちらは用意自体を忘れていたので、後日、根鉢の下にもぐりこませるように、植えます。
関連リンク
・セルトレイからポットへの鉢上げ(2023年5月18日記事)