最終更新日 2023.07.03
ミニトマト「ピンキー」の枝がぽっきり折れていたので、応急処置を行いました。そのほかのミニ・中玉トマトの成育状況もチェック。
ミニトマトの枝が折れやすい問題
枝が折れる原因
強い風に煽られたり、実がつきすぎて、その重さに耐えられなかったりで、ミニトマトの枝が折れることがあります。また手入れなどしているときに栽培者自らの不注意でぼっきり折ってしまったりすることもあると思います。とにかく折れやすいですね。
今回は、風と重さの両方が原因として考えられます。そして、それに備えて、支柱に枝先がしっかり誘引できていなかったのも、要因としてあり。誘引大事~。
応急処置のテーピング
応急処置として、まず完全に折り取ってしまわないように、ゆっくりと元の位置に戻します。そして、手元にあったマスキングテープでぐるぐる巻きに。。テープならなんでも大丈夫かと思いますが、雨ではがれないものをおすすめ。
これで、恐らく自己治癒力で傷が復元されていくのではないかと。このまま、シーズンが終わるまで、テーピングは放っておきます。
なお、トマト以外でこの技が使えるかどうかは、疑わしいです。同じナス科のピーマンやなすびにも難しいような気がします。また、主枝と副枝の付け根で折れたものは、修復は難しいと思っておきましょう。今回処置をしたのは、枝の途中で折れたもので、組織がかろうじてつながっているものです。
このテーピングで応急処置した後は、支柱と主枝を何か所かで誘引して、風に吹かれてもびくともしないように、通常より、厳しめに固定。
7/3追記)テーピング異常なし
処置をしてから4日経ちましたが、テーピング位置から上の枝が枯れるなどした様子はありません。間違いなく回復しているようです。
ミニ・中玉トマトの着果・着花状況
全体として、あまり脇芽取りをしていないため、枝数がかなり増えています。それに比例して、着果数もあります。
そのため、若干、葉色も薄く、枝も細いままです。果実が多い分、草勢もおとなしめ。もう少し元気でもいいかなという感じ。つるちゃんの話によると、結局、脇芽を取らずに枝数を増やしていることが、株の負担になっているようす。
ただ、わたしはこのままの樹形で栽培を続けてみます。根っこを多く出させていることだけが頼みの綱です。
ピンキー(ナント)
ピンキーの植え付けが一番早く、接ぎ木ということもあって、成長が旺盛です。5本仕立てぐらいにしているかも。主枝を地面にたくさん接することで、根鉢以外の場所からたくさん出させています。これ以上、枝数が増えても管理できないので、脇芽は取っていきます。
枝数と結実数が多い分、養分が分散されて元気がないかもしれないので、固形肥を追肥した方がよさそうな雰囲気です。写真にはあまり写っていませんが、果実は50~100ほど待機しているかと。
ピンキーは薄皮品種で、当初、裂果をかなり心配してましたが、今はまったく気にしてません。梅雨明けしてからの方が、裂果の可能性は高いかもですね。乾燥状態から水を急に与えた後が危ない気がします。
トスカーナバイオレット(パイオニアエコサイエンス社)
一番果がまもなく(1~2週間後?に)収穫できるかもしれません。アオスジが消えた頃がタイミング。玉色は肉眼で見ても、こんな感じのくすんだ色です。
結実は全部で20個未満。果実の成長にエネルギーをとられているのか、株はゆっくり成長している感じ。トマトは着花から収穫まで2カ月弱ぐらい日数を要する野菜のようです。。わたしの感覚では、こういった変わった色の野菜は、さらに時間がかかっていると思っていたのは、気のせいなのだろうか。。
ピンキーと比べると、実付きは少なくても、草勢はかなりおとなしめ。実生苗というのもあるかもしれない。こういう弱い株の脇芽は取っておきます(そうでなくてもミニトマトの場合、やはり脇芽は取った方が、株の草勢を取り戻すにはいいようです)追肥もしてみます。
ジャングルミニトマト(トキタ)
細くて、節間もだいぶ長いです。初めはこんな感じでもいいかもしれませんが、ここから同じ調子で成長するには無理があるので、施肥と脇芽取りをします。ジャングルミニは、脇芽取りをしなくてもいいのが売りの品種でしたが、草勢が前述の2品種と比べても、まださらに弱いので、脇芽は取ります。
前回記事(6/7)には、着花していましたが、その後、3週間経った間に、実がついて、しかも結構なサイズに成長しました。1カ月には初収穫見込みです。
フルティカ(タキイ)
植え付け時とあまり変化なし。まだ定植していないポット苗は花がついてないので、待機状態です。
カリーノ・ドルチェ(トーホク)
植え付け時とあまり変化なし。こちらも、まだ定植していないポット苗があり、花がついてないので、畑の隅で待機してます。
アイコ(サカタ)
ボリジの立ち姿が想像できなかったので、今はしっかり囲まれてしまっていますが、これでも、アイコに光と風を入れるため、エディブルフラワーはだいぶ整枝しました。
1株の主枝から脇芽を4~5本のばしています。茂り過ぎるので、ここから先の脇芽は取っていきます。
株元近くになっている果実ばかり気にしていましたが、いつのまにか、上部にも果実がたくさん待機している状態です。これぐらいだと、あと1カ月後の収穫かも。