最終更新日 2022.07.22
昨年、NHK「趣味の園芸」で、氷川きよしさんが、ペチュニアを自分なりに育ててみるという企画が始動。おもしろそうなので、私も乗っかって、栽培をはじめました。
ペチュニア系の花を鉢に植え替えてから、その後のようすです。
ペチュニアとは
南米原生。ナス科の小花。ビビッドな花を次々と咲かせ、長く楽しめます。葉や茎に粘着感があります。デメリットは雨に弱いところ。
そこを改良させたのが、サントリーの「サフィニア」。そして、のちに新しい特徴を持つ花としてペチュニア属から独立した「カリブラコア」。
とにかく、どの品種も、うまく管理すれば、盛り盛りボリュームを出せるのが、楽しさのひとつです。
管理状況
ペチュニア
こぼれダネで芽吹いたペチュニア。少々過密状態なので、1株を別鉢に移植しました。
2鉢が、その後、こうなりました。
たまたま植え替えた株と、うまく品種がばらけたようです。どちらもすぐに茎がのびるので、花ガラを摘むというより、株元近くまで切り戻し(実際には手で引きちぎり)してます。
カフナバイオレットは、一般的なペチュニアが一年草とされるのに対して、宿根草扱いだそう。いずれにせよ、タネで翌春芽吹くのでどちらでもいいですけど。
バラの株元に置いているので、雨は若干当たりにくくなっているかと思いますが、雨が原因で、株が傷むようなことはありませんでした。
サフィニア
「サフィニア・ブーケ」といって、サントリーによる、サフィニアの登録商標で、ブーケのようにびっしりと咲くのが売り文句。
1か月でだいぶボリュームが出ました。これぐらいが葉の緑とのバランスもよくて好きです。花ガラはできるだけとってあげます。株が小さいうちは、できたら、株元あたりで指でピンチするようにしました。ピンチした切り口付近から、だいたい3~4芽出てくるので、少しずつ枝数が増えていきます。
見事にブーケになりました。
週1回の液肥やりを必ず行います。水は上から与えません。この花をめくりあげることができるので、土に直接与えます。葉が蒸れて、株が傷むからです。また、花に水が当たると、ぐしゃっとつぶれてしまいます。
だんだん花数が増えてくると、花ガラ摘みが面倒になってくるので、ほぼ放置。ただ、花ガラが増えてくると、見た目が少々悪くなってきます。また、花ガラから、病気が発生しても困りますので、気になったときは、まとめて花ガラを取り除きました。
カリブラコア
商品名は「カリビアーナ ダブル」。二重に花弁をつける八重咲き品種です。
乾燥気味に育てるのがいいとされたので、水はけのよい土の構成にしました。
1か月後、ほとんどボリュームが変わらず。乾燥気味にという言葉にひっかかって、水やりが少し足りていなかったかも。
さらに1か月後、あんまり変わってない。。水やりは意識してしっかり与えました。後で気づきましたが、花ガラ摘みをしなくていいとされていたので、あまりピンチをしていませんでした。ピンチをすれば、切り口付近から3~4芽出てくるので、ボリュームも出せるでしょう。逆に、ボリュームをおさえたいなら、ピンチしなければいいわけです。
今後の管理
水と湿気
22年7月は、戻り梅雨で、雨が降る日も少なくありません。株の中に湿気がたまらないように、大胆に切り戻ししてもいいと思います。
また、雨に当たりにくい場所に設置したり、水やりは土へ直接与えて、葉に水がかからないようにします。また、風通しがいい場所に置いたり、枝が密集しないよう、適度に枝葉を間引くか、短く切り戻すことで、さらに株の中の環境をよくしてあげます。
肥料
週1回ペースで、ハイポネックス(鉢花用なら希釈率1000倍)
元気がない場合は、水やりが足りてない場合があります。鉢底から水が出てくるまで与えます。また、液肥の希釈率を間違えると、根が溶けてなくなります。濃いものを与えた場合は、すぐに水を追加でたっぷり与えたり、次の週は与えないなどで調整します。
薬剤
なめくじが花と葉っぱを夜中に食べにやってきます。気になる場合は忌避剤や駆除剤をまきます。
花ガラ摘みや切り戻し
通常、ペチュニア属は、咲き終わった花ガラを摘み取る「ピンチ」が必要です。できれば、咲き終わった花の下にある「葉」を残すように、花から茎までを摘み取る方がきれいな仕上がりに。
例外として、カリブラコアや、サントリーの「サフィニア・ブーケ®」はピンチ不要とのこと。ただし、ピンチをしないと、株が大きくならないので、ボリュームが欲しい場合は、花ガラ摘みのついでに、株元近くで、ピンチします。
花束のようなボリュームが出ていた「サフィニアブーケ」ですが、特に鉢や土に近い部分で、だんだんと葉っぱが溶けるようになってきました。
雨の日も多くなりそうなので、いったん、大胆に刈り込みました。株元に小さな葉っぱがびっしり出ているので、数週間後には、また青々とした株になっていると思います。