先日、楽天グリGOから取り寄せたブルーベリーの新苗「ティフブルー」をスリット鉢に植え替えました。
23年3月上旬は、気温がかなり上がってきました。植物全般的に水やりは、まだ10日に1回ペースのままと考えてましたが、さすがにポット苗は、乾きが早いようで、3月8日に水やりを行いました。そのこともあって、植え替え作業をやってしまいます。
植え替え概要
3号ポットから5号スリット鉢に植え替えます。
多くの植物の植え替え適期は、春前~春とされていますが、ブルーベリー農家によると、秋の方が根張りがいいとおっしゃる方も見られます。うちは、取り寄せが2月中旬で、ポリポットのまま、夏を迎えるのはあまりにも無謀なので、一旦植え替えておきます。
そして秋口に、例えば5号から10号といった具合で、一気にサイズを引き上げても問題ないと、イシヅキちゃんからの情報あり。うちも昨年、実践しました。今回のティフブルーも昨秋と同じように植え替えをする予定です。
ブルーベリーの着果条件
ブルーベリーによく着果させるには、2品種以上のブルーベリーが必要です。
今回植え替えた品種は「ティフブルー(美味しさに定評)」。昨年から栽培しているのが「ホームベル(良くも悪くも酸味なし)」「ブルーシャワー(大粒)」。これで、さらに着果しやすい条件が揃ったことになります。
これらは、ラビットアイ系と分類されています。ラビットアイ系は、暖地向きで、育てやすいのが特徴。
系統違いでは、ノーザンハイブッシュ系、サザンハイブッシュ系があります。ラビットアイ系同士の2品種、あるいは、ハイブッシュ系の2品種が、着果に好相性とされています。
果樹には、一本でならず、2品種を近接して栽培することで、着果率が上がるものが少なくありません(りんご、栗、キウイ、オリーブなど)
成育状況
取り寄せたときと、何も変化がないので、写真は先月の取り寄せ直後の様子。左がブルーベリーです。
根鉢チェック
かなり細い根がびっしりついているように見えます。ブルーベリーは、これぐらいで標準かと思います。昨春は、根鉢をかなり崩してみましたが、今回は触らないで、このまま植えてみます。
ブルーベリーは、横張り浅根とされています。使用する鉢は、タテ型より横型の方がいいかもしれません。タテ型の鉢なら鉢底石を敷いて、底上げしてもいいと思います。
用土と肥料
ピートモス:鹿沼土=7:3 にしました。
ブルーベリー専用土も売られてます。ピートモスや鹿沼土が入っているのは、土を酸性に傾けるため。水持ちもよい資材です。ブルーベリーは、水が好きな植物なので、根が乾きすぎると枯れにつながります。
肥料は、先日先輩ブルーベリーに与えすぎたものを取り除いて保管していたので、それをそのまま流用しました。ただ、土と肥料が混じったものなので、厳密にどのぐらいの肥料成分が含まれているかは不明。肥料の量と割合のめやすは次のとおり。
5号鉢でトータル12g程度になるように調整。カニガラ5g、溶リン1g、魚粉3g、油粕1g、硫酸カリ1g、腐植酸2g。
マグァンプK(6-40-6-15・1年肥効)は入れませんでした。緩効性なので問題ないかもしれませんが、今回は、上記の有機肥だけで、結構与えすぎている恐れもあるため。
ブルーベリーは、近所のホムセンでも専用肥料が売られてます。店頭で見た限りは、「花ごころ」社の肥料なんかは、配合バランスがいいように思いました。
用土と肥料をよく混ぜ込んで植え付けます。根鉢は浅植えにしていません。根鉢の乾き防止と、上根を出させるため。
植え替え結果
植え替え後の水やりについて、ブルーベリーは、特に、しっかり行います。乾いたピートモスは、水の吸いが悪いため、鉢底から水が出るまで与えるのを、数回繰り返すのがベターです。
今後の管理
水やり
計画に沿って、3月は10日~5日に1回程度の水やりを行います。
せん定
今年は基本的に、せん定はせず、樹形づくりを優先します。現在、小さいながらも花芽が多めについてます。もしこのまま順調に花が多く咲きそうな場合は、ひと枝にひと芽程度にして、他の花芽は指でもぎ取って、体力温存させます。それでも多い場合は、さらに花芽を間引きます。ひとつの花芽が複数の花がつきます。
酸度
春の時点で、酸性用土を準備していますし、途中で多少アルカリに傾いたとしても、植物の方が環境適応することもあるようなので、今年は酸度を過剰に気にしないようにします。昨年は、硫安を大量に投与しすぎたせいだと考えてますが、生理障害を発生させました。硫安の(大量)施用はおすすめしません。