バラは5月下旬で一旦落ち着いて、現在、2番花が咲いています。
6月上旬の状況
ザ・マッカートニーローズ(HT)
前回、ひん曲がったマッカートニーローズのことを追記していました。その後の様子です。
首が曲がっている上に、よくよく考えると、副蕾を2つも残したままでしたが、それでも案外、しっかり咲いてくれました。日数が経って、へたっていますが。
ユアインネルンアンブロとは、また少し違った、上品なダマスク香。わたしの背丈と同じ高さ位置で、通路に飛び出すように咲いているので、隣を通る度に、顔がそっちに持っていかれます。数日しか花が持たない、儚い花です。
その後、うしろで控えていた副蕾のうち、1つだけ残して咲かせてみました。主蕾に負けない大輪になりました。実験的に主蕾も副蕾も咲かせてみましたが、HT種につき、セオリー通り、この箇所以外の蕾は、基本的に蕾は1つだけ残すようにしています。
当初、この初夏は、マッカートニーローズは一輪も咲かないまま終わるのかなと、半ばあきらめてましたが、いまでは、次の蕾がまだいくつか待機しているほどです。咲き始めが遅かったのは、4月20日ごろまで、蕾を摘んでいたのが要因。
枝がぐんぐん伸びて、高さ2m近くになる品種です。花が終わりそうな枝は、摘花だけでなく、少なくとも分枝付近まで一気に切り戻しています。
レオナルドダヴィンチ(FL)
中輪で花持ちのよい品種です。
ところで、ユアインネルンアンブロは、2番花の時点で、完全に息切れさせてしまいました。株を疲れさせたまま、2番花を咲かせていたんですね。その教訓を活かして、レオナルドダヴィンチは、1番花終わりで、すかさず「ばらの液肥(住友化学園芸)」を追肥しておきました。2番花でも、このように、しっかり咲いていらっしゃいます。
サマースノー(CL)
花は完全に終わりました。左下は、去年のタネから自生したペチュニア。
ユアインネルンアンブロ(HP)
5月末での2番花のようす。完全にお疲れモード。1番花が落ち着いた時点で、即効性の液肥を与えなかったために、このような結果に。この状態で咲かせても、ますます疲れるだけなので、すべて摘花しました。
現在は、花が終わって、葉だけの状態です。ただ、この数日、大発生した葉ダニと格闘していました。初期対応できれば、回復するものなのか、今は、落ち着いていて、葉の劣化は、意外と目立たなくなっています。
バラの管理状況
花ガラせん定
レオナルドダヴィンチは、1か所から複数の花が咲きますので、終わった花ガラから摘花します。マッカートニーも含めて、枝に残った最後の花を摘花する際は、花だけでなく、分枝した根本から数えて、2組目までの5枚葉を残すように、枝ごと、短めにせん定して、株をリフレッシュさせます。
水やり
バラは、鉢サイズが7号ほどで根っこが張れない一方、地上の株はどれも大きいため、朝夕の1日2回水やりしないと、間に合わない状況です。
葉水は1日1回。特に葉ウラにかかるように吹きかけます。
花が終わった株から、鉢サイズのアップで水やりを軽減することと、夏期間中の株の成長に備えて、植え替えを行います。
肥料
花が終わった株には、すかさず「ばらの液肥(住友化学園芸)」を与えるように変更しています。
植替え完了した鉢から、梅雨前の追肥を行います。👉6月の固形肥プラン
病気
特にありません
害虫
ユアインネルンアンブロと、サマースノーに、ハダニが発生しました。葉の表面が点々とかすれてくるのが、初期サインかと思います。最終的には、葉が全面的に乾燥してカスカスになり、黄化して枯れてしまいます。昨夏は、サマースノーで大発生して、株の半分以上の葉っぱが完全にアウトでした。暑い日が続く中、葉水もせず、症状にまったく気づかないままだったのが原因。
今回は早めに気づいてから、1日1回、葉表も葉ウラもたっぷり葉水をしています。薬剤は使っていません。状態が悪ければ、薬剤をしっかり使わないと、繁殖の勢いに間に合わないかもしれません。
また、昨日は、ハイポネックス1000倍希釈水で葉水しました。これで葉に抵抗力がつくようです。
こちらは、バラの足元に生えている雑草(カタバミ)のようすです。葉ダニは普段、このような草を根城にしているようで、実際、すでにカスカスになっています。これが食い足りなくなると、周りの植物へ移住してくるようです。予防のためにもバラの葉水をやめるつもりはありませんが、ムダに薬剤を浪費させないため、上手に共生することが大事と思います。