最終更新日 2024.05.19
2024年の鉢バラの開花がはじまっています。
24年5月中旬の開花状況
サマースノー(CL)
ただいま見ごろを迎えています。
サマースノーは花持ちのいい品種です。1週間くらいは普通に持ってる印象。
切り花にすると、すぐにくたびれるようです。
ザ・マッカートニーローズ(HT)
花持ちはそんなによくなく、開花日数はほんの数日。
特徴はなんと言っても大輪で甘い強香。離れていてもぷんぷん香ってきます。とてもオススメな品種。
さきほどとは別の花。中心部を花びらで伏せて隠している様が可愛い。
副蕾と言って、メイン(主蕾)となる大輪の周りに、小さな蕾が三つほどつくのですが、”管理上、大輪を輝かせるために、副蕾は取ると良い”とされてるんですね。でも今年は試しに取らずにいました。ただし、鉢で咲かせず、一輪挿しとして。
ただ、そのままでは、なかなか花が開かないので、ひと工夫。
まず、水切り=枝を水鉢の中でカット。斜めに切った上、樹木でよく使う方法として、枝をタテ方向に切れ目を入れて、水の吸い上げ面積を大幅に増やすようにします。
水には、養分(糖分)を入れました。今回はハイポネックスを水が青色に変わったとよく分かる程度の濃さまで。それと水の量は多めにして、花と水までの距離をできるだけ近くします。
よく咲いてくれたと思います。これなら、蕾の状態のものを、ハイポネックス付きでプレゼントしたら長く楽しんでもらえそうな。
ユアインネルンアンブロ(HP)
蕾に顔を近づけなくても1mほどの距離なら、しっかりダマスクス香が漂ってきて、ゴージャス。
去年は肥料のやりすぎで、花がまったく開かなかったのですが、今年は調子いいです。このオールドローズ系のバラは、肥料過多で調子を崩してしまうらしいので、綺麗に咲かないとお悩みなら、来年からは肥料を思い切って入れないようにしてみてください。花が一瞬で散ってしまうのがはかない。
レオナルドダヴィンチ(FL)
まだ本調子ではなさそうなマッカートニーローズ。水が足りてない?
主蕾と副蕾の各1個がついた枝の場合、小さな副蕾を残す方がよいとされています。写真は主蕾。咲かせずに摘蕾する方がいいかも。
こちら花持ちがいい品種です。大きな花ですが、切り花でも5日ほど持ちこたえてくれます
バラの管理状況
花ガラせん定
花びらが落ちそうな(落ちた)花を見つけて、切り落とします。見た目改善と、病気予防、梅雨~夏に向けて体力温存と樹勢回復のため。
水やり
花期は水枯れが起こらないように注意。たっぷりと。
葉水は与えていませんが、特に問題なし
肥料
与えていません。
花に元気がない場合は、液肥や活力剤を与えてもいいです。その前に水がしっかり与えられているでしょうか
病気
黄化した葉や黒いシミ(黒星病)のついた葉をチェックして取り除きます。枯れ葉をそのままにすると、病気の温床になるので、放置しないようにします。
害虫
葉っぱに小さな穴が無数に空いていたら、チュウレンジハバチの幼虫が疑われます。
うちは今年も結構食害されかけましたが、放置。ところがいつの間にか幼虫は消滅?しました。捕食してくれる益虫がいるぐらいしか、考えられないですね。農薬は今年は発生当時は使っていませんでした。現在唯一、ベニカXガード粒剤のみ散布。