最終更新日 2023.05.22
トウモロコシを畑と家のプランターで栽培中です。ある程度、成長したので、第1弾の追肥を行いました。
トウモロコシ使用品種
畑で使用している品種は、キャンベラ86(有効期限2023年、タキイ種苗)です。
実は、黒もちトウモロコシ(有効期限2020年、タネのノザキ)を畑へ4月に植えていたんですが、まったく芽が出ず。逆に家の加温セルトレイでは、2粒から発芽して、現在も栽培中。4月では気温が低すぎて、土中の水分で腐ったようです。
たねまきでの失敗
トウモロコシでまず失敗したのは、一か所2~3粒まきしなかったこと。ケチって、1粒まきにしましたが、発芽にバラツキが出てしまい、第1弾では5株ほどしか芽が出ず。その穴埋めをする形で、第2弾のまき直しを行いました(これも1粒まきだったけど、これらの発芽率はほぼ100%)。このおかげで、株の成長の差が出てしまいました。
こうなると、特に第一弾の株は、自然交配が難しくなりますよね。

第1弾で発芽したのは5本ほどなので、それぞれの距離があります。開花しているのをもし見つけることができたら、雄穂(ゆうすい=おしべ)を切って、人工授粉するしかありません。
追肥

この畑では、元肥はどの野菜にも入れていません。前任者がどんな肥料をどのぐらい使っていたか不明のため、過剰になることを防ぐためです。
ということで、水やり計画の液肥以外では、固形肥料の投入は初めて。第1弾苗には5月11日、第2弾苗には5月21日に追肥しました。10日の差がありますが、トウモロコシがうまく授粉さえしてくれれば、収穫時期はズレるので、このことが、悪いわけではありません。むしろ収穫がズレてくれた方が楽しめる期間が伸びて、嬉しい限りです。
本葉6枚程度をめやすに1回目の追肥を行っています。高度化成肥料をもちあわせていないので、8-8-8を大さじより大きめの計量カップに1杯と、たまごや商店のカニガラ粒状肥料3-2.5-0を少し投入しています。カニガラの代わりに溶リンでもいいかなと思います。
8-8-8を与えている途中で、この化成肥料が尽きてしまいました。。今さら8-8-8を買いたくないので(化成肥料は、今後基本的に液肥か有機肥料に切り替える方針のため)適当に何かで代用します。
ということで、8-8-8を目指して、たまごや商店のカニガラ肥料(3-2.5-0)をベースに、BM溶リン(朝日工業)と塩化カリ(たまごや)を少量ずつ混ぜました。量は適当。。第1回目の追肥のため、若干P強めの配合にしています。

本葉6枚まで成長すると、畑なら結構ガッチリした草なぎです。
一方、プランターのトウモロコシ(黒もちトウモロコシ)本葉6枚は、ひょろ苗になりました。ポット苗で元肥(特にリン酸)を入れていなかったことと、日当たりがいまいちなのが原因かと。株が2本しかないと、授粉もかなり厳しいでしょうから、結果は期待薄です。

どのぐらい違うか比較してみました。本葉の枚数が同じなので、生育ステージとしては同レベルです。(確かに品種は違うんですが)同じトウモロコシのはずなのに、まるで違うでしょ。葉や茎の太さやたくましさも違う。株元から出ている脇芽の有無まで、全くの別物です。肥料と生育環境が違うとこうなります。
今後の管理
水やり
畑では現在どの野菜にも水やりはしていません。雨が多く、土の保水力が高いからです。今のところ、とうもろこしのみ、追肥に固形肥を使っていますが、雨水があたることでようやく肥料成分が溶けます。雨が降らない場合は、水やりしないと栄養が行き渡りません。
液肥や、カルシウムなどの資材を与える時は、希釈水を作っています。
追肥
雄穂(ゆうすい)が見え始めたら、カニガラ粒状肥料(3-2.5-0)を多めに与えます。大さじ2~3程度の予定。塩化カリも気持ち与えるかも。肥料を置く場所は、株元ではなく、根が少し張った先。マルチがある場合は、マルチの中に手やスプーンをつっこんで与えます。
黒マルチはがし

トウモロコシには、黒マルチを張っています。地温上昇、雑草防除、土壌乾燥防止に効果があります。
このトウモロコシの株間に所々、何も植えていない箇所を作っているのですが、そこに枝豆や落花生を植える予定。そこで、今回、枝豆と落花生のポット種まきをようやく行いました。枝豆は、トウモロコシの日陰側に、落花生はトウモロコシの日向側に植え付けます。特に落花生は、子房柄(しぼうへい。まめさやへ水分と栄養を送る管)が土中にもぐっていくので、マルチがあると邪魔です。落花生の開花までには、黒マルチを外します。
黒マルチをはずすころには、豆類が黒マルチ機能の代わりを担ってくれているはずです。
関連リンク
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