最終更新日 2022.04.05
ジンチョウゲ(沈丁花)の、葉の黄化を改善できないか、ただいま検証中です。窒素不足を疑い、施肥で改善しようとしてから、2週間経ちました。株の様子をみていきます。
時間軸で比較
先週
先々週と比べて、特に変化がありませんでした。
今週
今週は、花がピークをすぎて、花弁をぱらぱらと落とし始めました。
それと葉までも徐々に落ち始めました。
これは①花後の株疲れが要因なのか、②栄養過多なのか、③根が水を吸えないため、株の延命措置として落としているのか?検証するには、微妙な時期に施肥を始めたので、推測が難しい。
昨年も株は黄化した状態で、かつ、花後に落葉していた記憶があるので、株疲れかなと今は受け止めています。おととし以前の、黄化前の株を記憶していないのが、致命的です。
一方、写真を見比べたとき、残った葉の中心部で、緑の占有率がわずかに増えた気がします。
それから、土が硬くなって、根の調子がよくないのかなと、先週考えました。ですが、表土付近は、そうでもありませんでした。よって、根が弱って、水分や養分が吸い上げられない状態というのは考えにくいかなという結論です。
土の酸度と葉の黄化
ふと、土の酸度を測ってみました。
5.7 たかっ😲
ジャガイモでも育てんばかりの酸度🥔。3か所平均で、5.9でした。最も高くて5.5なので、酸度が偏っているのは黄化の原因として十分考えられます。ここは、雨が当たりやすい場所なので、雨の酸性が原因なのかも。
酸度を下げるため、石灰での調整をします。6.0~6.5を目指します。
酸度調整の方法
牡蠣殻(カキガラ)石灰を1㎡に200gまいて、土にまぜこみました。時間をかけて、pHが0.5ほど上がってくれる見込みです。2週間後にまた酸度を計測してみたいと思います。
苦土石灰も検討しましたが、即効性が期待できる反面、与えすぎになると、逆効果になる恐れあり。植物が植わった状態で土壌改善するので、苦土石灰が株に直接作用して、株を傷める恐れもあります。その辺の懸念が少ない、牡蠣殻石灰を選択しました。
酸度計について
土壌酸度計は、園芸はじめる人には、勇気のいる買い物だなと、Amazonで久々にチェックして、思い出しました。
でも、これで酸度が一目瞭然なので、特に屋外の植物を元気に育てるなら、ひとつ持っておきたいツールです。最近、藤田先生が「酸度計がなくても、周りの雑草の種類で、酸度を知ることができる」とおっしゃってました。でも、それ、めちゃ上級者向きですよ、先生💦
施肥
ハイポネックス
葉の黄化に関係なく、庭木の定期的な施肥として、2週間おきに1回、「ハイポネックス」を与えています。
6-10-5なので、葉の黄化に有効とされる、窒素が多いわけではありません。
ジンチョウゲに限らず、窒素を与えすぎない方がいい植物が多いのかな、と感じています。なので、通常なら、万能に使える、絶妙な配合かもしれません。
ただ、窒素が足りないことが疑われ始めると、どの程度、別の肥料で窒素を補うべきか、さじ加減が難しい。そもそも窒素が原因なのかどうかも見極めなければいけないわけだし、株のバランスが一度崩れると、対応が大変。だけど、その分、うまく改善できるときっとうれしいはず。
メネデール
こちらは、葉の黄化の改善の一助になればと思い、活力剤として「メネデール」を1週間おきに計4回与えています。これを与えるのは、来週でいったん終了です。
ちなみに「バラに最適」ラベルの商品でも、バラ以外の植物へ、同様に使えるとのことで、活用しています。
次回のジンチョウゲのリポートは来週予定です。