最終更新日 2022.03.17
ジンチョウゲ(沈丁花)は、三大香木のひとつだそう。春に近づき、気温が20度近くまで上昇すると、突然、はっとするぐらい甘酸っぱい、品のいい香りが漂ってきます。今は、開花が一気にすすんで、香りが強いです。
ところで、昨春から葉が黄色く退色しています。2年前は、もっと濃い緑だったような。。ちなみに、元々この場所の日当たりは、半日程度。であれば、栄養不足かな。
元の状態に戻すべく、この1年、時々追肥をしたつもりでしたが、改善した感じは無し。22年は、何をしたのか細かく記録しながら、変化の軌跡を追っていきます。
与える肥料4種
ペレット油かす
21年は、手元にある肥料をいくつか与えました。そのひとつが、九鬼産業のガーデンセサミ、ごま油かす(7:2:1)。
樹木の古葉や下葉が黄色ければ、「N窒素」不足が原因のひとつと考えられます。ただ、この状態だと株全体に症状が広がっているように見える。逆に、窒素過多になると、株が弱ったり、徒長の原因になるといわれます。そこを恐れすぎて、窒素を十分与えられないまま1年経過。。
22年は、油かすを昨年比で量と頻度を増やして、25g(ひとにぎりの半量)✕株周り3か所を2か月に1回とします。この方法で一度様子見です。
骨粉・・に代えて溶リン
また、朝日工業のBM溶リン(0:20:0+Mgマグネシウム12、Bホウソ0.5、Mnマンガン1、Siケイ酸20)も与えていました。
骨粉を与えたかったですが、手元の肥料でなんとかならないかと思案した結果、溶リンで代用。家庭菜園の実験サイトなので、これでうまくいったらOK ♪
Pリン酸は、花や実付きをよくする栄養分として知られていると思いますが、葉の生長や色つやを良くするという認識もあります。それからMgやMnも葉の黄化に有効と聞きます。
見た目は即効性の肥料のようですが、蛇紋岩という鉱物からできているそうで(ブラタモリで聞いたことある😎)、ゆっくり効くとのこと。なので、25g(ひとにぎりの半量)✕株周り3か所を年1回だけ、今回限定で与えることにします。
以上2種類は、固形肥料で、比較的ゆっくり効くタイプです。
液肥ハイポネックス
液肥は、固形肥と違って、即効性が期待できます。症状改善させるのであれば、液肥を重点的に活用した方がいいかもしれません。
21年は、さきほどの2種に加えて、定期的にハイポネックス(6:10:5+Mgマグネシウム0.05 ・Mnマンガン0.001 ・Bほう素0.005)を与えました。が、私の場合、庭木に対しては本来の濃さの4分の1程度(ハーブなどの繊細な草花レベル)になっていたようです。
22年は、こちらを本来の濃度250倍に修正して、頻度は2週に1回とします。
活力剤メネデール
さらに「若葉」の黄化に対して、有効とされるFe鉄分を新たに補給します。使用する商品は、活力剤メネデール(Fe++)。こちらはバラ以外の植物にも使用できます。100倍に薄めて、週1回✕4週限定で、根元に与えます。
まとめ
こんなに花真っ盛りの中、せっせと与えて、肥料焼けを起こさないか、少々心配。ただ、無事に回復しても、逆に悪化しても、ここでリポートします。
この時期のジンチョウゲは、花が終わる4月末ごろ、御礼肥えとして、固形肥料を与えるのが正道です。
植物の葉の色がおかしい、栄養不足が疑われる、その時点で、液肥と活力剤を併用して、早期リカバリーを図るのがベターかと思います。裏書で推奨されてない量や回数の与えすぎには注意しましょう。