最終更新日 2023.07.15
丸さやおくらを6/28に第1畑へ定植しました。定植場所がなくなったので、トウモロコシの空き地を耕して、7/14に定植の続きを行いました。しばらく雨が続いたり、第2畑の準備でなかなか時間がとれなかったので、2週間もずれ込んでしまいました。なお、すべての苗のたねまき日は、6月18日。
今回採用の品種ご紹介
まず、タネを買う際、タネ袋に書かれた、たねまき適期のカレンダーに間に合うようにたねまきをします。勢いで買う前に、必ずタネ袋をチェックしましょう。
丸さやオクラ「エメラルド」
丸さや、というのが、ポイント。なぜかというと、採り遅れても堅くならないから。角オクラはいらないんじゃ?とさえ思ってしまいますが。。家庭菜園で、片手間に野菜を管理する方は、丸さや一択と言ってもいいのでは。種苗会社はトーホク。
丸いタネって、意外と少ない?アブラナ科でも丸くて小さいタネは多いですね。タネ袋を横に寝かせると、コロコロ転がって、タネどこ?みたいなシーンが今日何回あったことか。。タネ袋はタテ置きで。あるいは、別容器に移し替えてしまい、その方が種まき時に管理がラクだったりします。
定植のようす
植え付け場所
ここは最近までトウモロコシを栽培していた場所。水はけが悪い土地だなと思って、白ナスの定植場所に選んだ、すぐ隣のうねなのですが、今日耕してみると、泥沼のようになっていて、ぐじゅぐじゅ。。この2週間、雨が多かったのもありますが、結構ひどい。早く太陽光で土地を乾かしてほしいです。
投入した土壌改良材
・ハイパワー苦土石灰(楽天イチネンネットプラス)
・腐植酸(たまごや商店)
元肥
今回、元肥は一切入れず。
前回はトウモロコシの跡地ということがあり、肥料が吸い尽くされているという前提で、フィッシュサプリ(5-4-2)を入れていました。今回もトウモロコシの跡地を利用していますが、何もいれずに定植しています。
元肥の有無で生育に違いが現れれば、それはそれでおもしろい。もし、草勢が弱ければ、追肥で調整します。
定植結果と次なる定植地の選定
黒マルチはトウモロコシのものをそのまま流用。とうもろこしの収穫後の残さを黒マルチの上にかけて、地温上昇を抑制しようと思ってましたが、2週間の間に、残さが分解され始めてしまい、すでにボロボロ。。それでも黒マルチをそのまま使って野菜を危険にさらすより、少しはマシかなと思います。
土が、昨日の落花生のときと同じく、ここもまた、粘土状になっていて、お団子遊びをしているようでした。。植穴に根鉢をいれて、すき間に土をいれようにも、土が全部団子状態。。すき間に団子が入らないし、土を押さえつけると、団子がつぶれて、土のすき間が全くなくなってしまい、空気の入り口がふさがってしまいます。こんな土の状態だと、下手したら枯れるかも。。
元々同じ日に、3粒まきをして、3芽そろったものから定植をしていました。今日植え付けたものは3~2芽が発芽したものです。定植時期が2週間ずれると、生育が倍以上違うものもあります。あまりポット苗で引っ張らず、できるだけ早めに定植する方が、株が健全に、早く育ってくれるのがよくわかります。タネから育苗される場合は、テキストブックに書いてあるような、「本葉が〇枚の頃、植え付け」という記述に、あまり縛られすぎるのはよくないと思います。トマトのように「花の向きを確認してから植え付ける」必要があるような特殊な場合をのぞいて、できるだけ早めに定植してしまった方がいい結果につながると言えます。
まだ、空き地が残っています。ここは、残されたおくらの苗を続けて植え付けます。奥に行けば行くほど、水はけが悪いので、なすやさといも向きの場所ですが、どうするかまだ思案中。病気のラッカセイ苗が少しでも回復したら、植え付けるか、きゅうりの苗もまだ少し残っているので、それでもいいかも。水はけが悪い土地にこれらを植え付けるのは、あまり良い選択肢ではないのですが。
平さやいんげんが、食べ切る時間を与えられることなく、枯れ果ててしまいました。ここにオクラの苗の残りを植えてもいいです。
病害虫チェック
2週間前に植え付けたものにいくつか気になる箇所が見られましたので、ご紹介。
ハダニ
葉にかすり状の模様がついてます。バラでも紹介していますが、ハダニの吸汁被害です。
葉の裏面をみれば、だいたい病害虫の犯人が潜んでいます。黒い微小な粒がハダニです。高温で空気が乾燥しているときに発生しやすいはずですが、気温は確かに高い。ただ、梅雨で湿度が高く、うっとおしい気候でもこのように活動しています。
ハダニに効く農薬をローテーションで使用するか、私の場合は、バラにもよく使う、ダイコーの「ニームオイル」希釈水(問題発生時は180倍。通常500倍)か、安価な食酢の希釈水(希釈率は同程度)を葉裏を中心に散布します。
ムチン
葉や茎に無数の、透明な丸い粒がついています。虫の卵っぽく見えますが、オクラのムチンという、健康に良いネバネバ成分が表皮に現れたもの。問題はありません。むしろ正常。
今後の管理
水やり
花見がつき始めると、特に乾燥しないように気をつけます。花付き実付きが悪くなる上、実がなっても若いはずなのに、堅くて食べられなくなります。
追肥
1カ月に1回 8-8-8を軽くひとにぎりぱらぱらまく程度
収穫と下葉かき
丸さやおくらは、角おくらと比べて、だいたい10センチを超えても、果肉が硬くなりにくい性質があります。ただ、できるだけ早く収穫します。
果実を収穫したら、その直下の葉は、光合成には不要になります。取ってしまいます。手で簡単にポキンと折れます。
害虫
いくつか思いつきますが、実際にわたしが見たことがあるのは、ワタノメイガの幼虫。ガのイモムシが葉っぱを食べて、その葉をくるくるとまいて、巣にしているのを見つけることがあります。まいた葉の部分だけ切り取って駆除すればOK。
関連リンク
・gardeners’ shop Ivy アイビー楽天市場店
たねの取り寄せ先。草花の種子ほか、農業用具も一部取扱いあり。対応が柔軟で好印象(だからって、わがままな要求はしないでね)。店独自の栽培シートもあれば一緒に送ってくれます。