最終更新日 2022.07.07
IKEA LIVE「隙間スペースでハーブや野菜を育てよう」(2022.3.31)が配信されました。
根もの野菜の、いわゆる「へた」を捨てず、水耕栽培で再生させよう!~サステナブルな生活を我が家から実現しよう!という内容。
水耕栽培ポイント
IKEAが推奨する水耕栽培の成功ポイントはこれ
👉1.へたは少しおおきめにカットする
この部分を栄養源として、葉っぱを再生させるため
👉2.へたの生長点を水につけない
根菜部と葉もの部の境目から葉っぱが成長するため
👉3.毎日水替え
水がくさるため
👉4.日当たりと風通しのいいところに置く
風通しについては、人が歩くなどして空気が動く程度であればOKです。野菜も新鮮な空気を吸いたいため
このように、案外、手軽に植物を育てる喜びを感じられることは素晴らしいですね。
ハーブの場合は、葉っぱと茎がついたものを水にさしておくだけで、根が出てくることがあります。それを土に植えればどんどん成長します(特にミントは繁殖力が強すぎるのと、交雑しやすいので、1種類だけを限られたスペースに植えましょう)
水耕栽培のおすすめ野菜
ただ、残念ながら「へた」から少しだけ生えてくる「葉もの」を食べても、満足感が少し低いかもしれません。また、根もの野菜に関して言うと、「へた」は、何の違和感なく「食べられます」。捨てたり、水耕栽培するより、食べてみましょう。
もし水耕栽培するなら、おすすめな野菜があります。
とうみょう
せっかく毎日の水替えをがんばるなら、🥕にんじんやたまねぎのように、ほとんど食べる部分がないものを選ぶより、たとえば、「とうみょう」はいかがでしょう🌱
わたしの経験上、1回すべて刈り取ってしまっても、少なくとも2回は再生してくれます。逆に、それ以上再生させようとしても、株が疲れて、難しいかもしれません。
再生スピードも早いです。水と、光と、春先ぐらいの気温があれば、1回の再生は1週間もかかりません。
とうみょうは、サラダ、炒め物、スープの具にも、仕上げにさっと入れるだけで、調理の手間なく食べることができます。
とうみょう水耕栽培での注意点
特に暑い時期、コバエが発生しやすい印象です😓
「たんぱく質」が豊富なので、少しでも傷みがあると、コバエの好きなニオイがするんでしょうね。
一度、成虫がとんでくると、数日後には、とうみょうの根に、幼虫が潜んでいる恐れがあります。何匹か飛び回っていたら、残念ですがビニール袋などにいれて廃棄しましょう。さもないと、どんどん発生しはじめます。
水耕栽培を始めたら、100均のフードカバーなどで防除するのが得策です。
水から土での栽培へ
水耕栽培で、どうしても欠かせないのが、毎日水替えをしなくてはいけないこと。また、水耕用の容器は清潔にしないと、ぬめりが出たり、塩素の結晶がついたりします。
この水替えの手間を考えると、土で栽培した方がはるかにラクだと私は思います。
我が家のプランター野菜なら、今年の3月なら、3~4日に1回水やりすれば済みましたし、水耕栽培と比べても、野菜の勢いが断然違います。
土でのやさいづくりに必要なもの
必要な資材としては、プランター、元肥入り園芸土、じょうろ、タネが必要です。屋外なら4月以降、防虫ネットが必要です。ミニサイズでコンパクトに育てるなら100均ですべて揃えられます。
もし水耕栽培で物足りないと感じたら、ミニプランターに挑戦してもいいかもしれません。
また、こういったミニやさい栽培キットも入門用として売られてますね。
🍅トマトや葉物やさいなら、タネから育てるこういった商品でも、今からの暖かい時期であればちょうどいいと思います。これを夏に取り寄せたのでは、すでに遅すぎます。
逆に冬野菜は、真夏に準備をはじめないと芽が成長しません。これなら初心者でも簡単に作れそう、と勘違いしそうになるこういったカテゴリーの商品には注意が必要です。
おまけ(IKEA商品)
IKEA LIVEでは、「へた」をいろいろな皿に入れて紹介していました。せっかく育てるなら、おしゃれな容器で飾りたい。確かに~。
で、あれこれがんばって紹介した割に、2週間後の「へた」がどう成長したかを、お披露目するシーンでは、大きな「マフィン型」1つに、全ての野菜が入った状態で出てきたので、微笑ましかったです😊
それより、おいしいカップケーキが食べたくなってきました。