最終更新日 2022.07.13
我が家で栽培中のバラの品種のひとつ「ユアインネルン アン ブロ(Erinnerung an Brod)」に白い粉状のものがついてました。
🐛カイガラムシ発見時に考えられる対策
これは、カイガラムシでは!?🐛
カイガラムシは、アブラムシやカメムシと同じく、植物を吸汁して、植物を弱らせたり、病原菌(スス病など)を持ち込んだりするようです。
白い粉を噴いたような症状が特徴的。確信はないですが、カイガラムシ被害にあった想定で早急に対応考えます。
対策1 薬剤で取り除く
取り除く方法は、いろいろあるようですが、私は薬剤で対応することにしました。
📺YouTubeで、”ブラシでごしごしそぎ落とす”解説映像を見たことあるのですが、そうすると白い物体が衣服に付いたり、そこらじゅうにまき散らすことになります。それは結果的によくないと指摘する声があります。
ウイルスや菌糸と同じように、極小のムシ本体や卵が飛散するのかなと想像。しかも、このカイガラムシはハダニ同様、風にのってやってくるとのこと。害虫の生命力はたくましすぎる~
ということで、薬剤散布です。手元にある薬剤「殺虫殺菌剤ベニカXファインスプレー(住友化学園芸)」は、裏書によると、ばらに関して、カイガラムシ類は非対応でした(つつじ類・ひいらぎもくせい・まさき・樹木類のカイガラムシ類には対応)
ただ、適応外を承知の上で、応急処置として、スプレーしました。白い粉がついているところに、たっぷりスプレーすると、9割9分、案外簡単に流れ落ちました。しつこくこびりついてるかと思った。
ところどころに残っている1ミリ程度の小さな突起のどれかが、カイガラムシ本体なのかな?もしまだムシが生きてれば、また白い粉が噴いてくるかも。毎日観察して様子見です。必要なら「住友化学園芸 殺虫剤 カイガラムシエアゾール」も取り寄せ検討。
対策2 明るく風通しのいい場所に置く
⛄冬越しさせるために、寒風があたらない、壁沿い、しかも一番奥においていた株にこの症状が出ました。土埃などの粉じんがどうしても貯まりやすい場所でした。セオリー通りの結果になったと言えそうです。
🌞株を今考えうる最適な場所にさっそく移動させました。また、他の健全な株とは、少し距離をとりました。
対策3 株全体にたっぷり葉水する
バラの葉水と言えば、ハダニ対策のためだけと思ってました。我が家のバラは、夏場、油断すると、すぐにハダニが発生していたイメージです。
ハダニは乾燥した葉裏に発生するのですが、カイガラムシは、埃がたまるような風の流れない場所なら葉や茎など場所を選ばずに発生するようです。
成長期で葉が込み入っていれば、建物の陰になっていなくても、その条件は整ってしまうということですね。バラの葉水は必須と考えているので、このケアが、両害虫に効くのであれば、ひとまず安心です。
私の中で、バラの栽培をする上で、何が大変かと聞かれれば、水やりと葉水です💦
鉢植えは、土の量からして保水性に限度があり、日当たりのいい場所に置くことから、夏場は水切れが起きやすい。これだけ猛暑が当たり前の気候だと、空気も乾燥しがちで、葉水も欠かせない。
このように、バラを一旦迎え入れると、自動散水器でも設置しない限り、遠出しにくくなるというのが正直なところです。冬場は、時々の水やり以外、ほとんど放置して楽でしたが、葉水と聞くと、ついにこの季節が到来したか~、という印象です。
🌹バラ栽培を心に決めたら、日々の水やり、がんばりましょう。
🌹今回のバラをちょっとご紹介
ユアインネルンアンブロ
本日のバラ品種は、「ユアインネルン アン ブロ(Erinnerung an Brod, 楽天市場バラの家、埼玉県)」です。
我が家へは、21年6月に新苗として迎え入れました。つる性のバラなので、かなり大きく育ちます。また、一期咲きなので、5月ごろに開花する予定です。ヨーロッパ生まれで、ダマスク系の強い香りが特徴。
このバラの魅力は、花の美しさはさることながら、「野性の強さを秘めた元気なバラ。まれな薬剤散布でOK」
バラのとっつきにくさを払拭してくれるような、力強いフレーズに一目惚れです。
バラ苗のショップ「バラの家」では、これと同じフレーズをうたったラベルを検索すれば、初心者でも育てやすそうなバラだけが厳選表示され、バラ購入へのハードルが一気に下がります。
今回、この「ユアインネルンアンブロ」は、カイガラムシかもしれない症状が出ていますが、21年は、9月ごろにハダニが発生して、株の半分が潤いのない、カスカスの葉の状態になってしまいました。これは品種の強さがどうとか言うよりは、葉水が足りていなかった結果だと思います。
それ以外に関しては、うどんこ病のようなカビの症状は見られず、ラベル通りの強健さを見せてくれました。ただ、どんな植物でも発病しないという保証は一切ないので、過信しないでください。
販売店について
バラ苗専門店「バラの家」(楽天市場)は、バラの取扱い品種が充実しているのと、さきほど説明の通り、栽培者のレベル別に表示して販売しているので、わかりやすいところが特徴です。
一方、このお店のちょっと残念なのは、商品ページの説明と、届いた商品についている説明が異なることがあります。質問のメールを送っても、他の植物系楽天ショップと違って、スルーされるので、お店は相当に忙しいのかも。
商品に添えられたリーフレットに沿って育てればできるかな、と思わせてくれますが、詳細には解説されていません。ある程度バラの栽培に慣れた人が、お取り寄せするショップとしては最適かも。品物はとてもいいと思います。
その後どうなった?経過報告
3/21特に異常なし
カイガラムシかと思われる症状が出てから、ほぼ1週間経ちましたが、被害が再発拡大するなどの異常は特にみられず。引き続き、様子を観察します。