最終更新日 2025.02.28
2025年春夏野菜のたねを、主に楽天市場から取り寄せしています。今回第二弾の紹介です。
例年、たねの紹介だけ盛大にやって、その後、どうなったのかまったく報告していていないのは、たねまきさえやらずにシーズンが終わってしまっているからです爆(今も冷蔵庫に期限切れのタネがいっぱい眠っている。。)
たねまき後の成育状況は、下段から各ページにジャンプさせるようにします。
本文中のリンクは、わたしが実際に使っている商品や記事で紹介した商品へジャンプするPRリンクになっています。興味があればぜひのぞいてみてあげてください。
2025年の野菜づくりの方向性
①できるだけ手がかからないものを作る
24年春から、ほとんど畑に行く時間が取れなくなってしまったので、生育に手がかかりすぎるような野菜や、毎日行かないと次々と成り続けて、収穫適期がすぎてしまうようなものは、もう作ることができません。25年は、そういった野菜を避けた、ラインナップになる見込みです。
そもそも「野菜は草(=放っておいても勝手に成るもの)」だと、わたしは思っているのですが、それでも、週一(ひどくても二週に一回)は少なくとも畑に行くようにしないと、完全な放任主義では、”まともな”収穫は見込めない、とも実感しています。
その理由は
①ある程度は草の防除が必要
畑に生えた草を、まるで砂漠のように草をむしり取ってしまうと、かえって、土や養分の流亡、さらに、土壌の乾燥を招くため、ある程度は草は生えていてもいいと私は考えています。
一方、生えさせすぎると、ご想像どおり、逆効果になります。めやす、野菜よりも背丈が大きくなりすぎないようにします。
②害虫害獣による被害状況の把握と対処が必要
そもそも害虫が発生しにくい環境を整えておくことが大事です。今時期には、寒起こしを行って、卵や病原菌の殺虫殺菌。窒素肥料を与えすぎないようにして、害虫を呼び寄せない。たねまき時に防虫防獣ネットを張っておく。畝間に雑草をあえて生やすことでのカムフラージュや大麦などのリビングマルチで害虫被害を抑制(あくまでも被害を低減させるという考え方)。初期成育時のみ薬剤散布して、もっとも脆弱な時期を乗り越えさせる。
被害が発生した場合、拡大する前にできるだけ早期に抑え込む。具体的には、しっかりめの薬剤散布や、早めの収穫。自分の管理地を発生源として、ご近所に飛び火しないようにしたいですね。
③かん水と施肥が必要
畑に関しては、苗の定植後に根が活着するまでは絶対に乾燥させない(定植直後に、ほったらかしにしすぎるのは枯死のリスクを高める)。野菜の追肥は2週に1回が多い(品種による)。追肥を怠ると生育に影響を及ぼすことがある。猛暑になりがちな近年のようすを鑑みて、GWごろまでに一旦、野菜の収穫を終えてしまうような作付け計画。そのために、たねまき時期を早める。
②収穫物の保存方法も学ぶ
収穫がはじまると、収量が一気に増えてしまい、処分に困って、最悪は、畑の肥やしにしてしまうことも多いのですが、できれば、漬物にしてみたり、乾燥野菜に加工するなどして、保存食を作ることも考えてみたいと思います。
とは言え、実際には、今年も周囲に配りまくることになるとは思いますw とても喜んでいただけるので、それが畑作する励みになりますし、食味の感想を聞くことで、次の栽培への改善につなげることにもなります。
では、ここから、取り寄せ先と注文したたねの紹介になります。
日光種苗(楽天)★★★☆☆
栃木県宇都宮市の種苗生産と卸の会社。
配送はゆっくりめ。送料170円なので、気軽に使えます。
ミニトマト「CFプチぷよグリーン」渡辺採種場
25年も猛暑が予想されるので、夏野菜は作らない方がいいのかなと思い、種からの苗づくりはやめようかと思ってましたが、少々未練がある。。でも畑で栽培してもろくな結果にならないよね、と葛藤していたところ、水耕栽培という方法もあるとのことで、今年はベランダでミニトマトの大収穫を狙います。
24年は1個も収穫しないまま(畑自体、行くのをやめたのでどうなったのか不明のまま)終了したプチぷよグリーンに再挑戦。薄皮で、赤や黄色をおさえて、グリーンが激ウマらしい。トマトの赤色以外って、いつが収穫タイミングなのかとても分かりづらいのが難点です。
CFは葉かび病抵抗性の意味。
多めに封入されているとのことでしたが、今回は11粒。水耕栽培すれば1株でも相当に巨大化するはずなので、こんなに苗は要りません。
・たねまき適期 3下~4中(東北基準、雨よけ夏秋収穫の場合)
・元肥8-8-8 150g/㎡+ようりん30g/㎡
・追肥8-8-8 30g/㎡を果房まるごと収穫時。茎が太すぎるときは肥料を控える
・発芽適温25~30度
・生育適温20~25度 夜間10~15度
・株間45cm
・収穫適期 播種より110日後
販売元は、日光種苗
ズッキーニ「バンビーノ」トキタ
ズッキーニも作るのはやめようと思ってたけど、ゴールデンウィーク以降は、枯れてもいいかなと思い、やってみることにします。ミニズッキーニと言っていいほど、小さめで収穫できる品種。草丈もコンパクトとのことです。ズッキーニはとにかく大きくなりがちなので、栽培面積を広くとっておかないと、特にうどん粉病にかかりやすいのかなと思います。
丸形ズッキーニ「パリーノオリーブ」と栽培環境が似ている印象ですが、パリーノは、花付きはよかった一方、一般的なズッキーニと異なり、なかなか結実しませんでした。受粉がうまくいっていなかったのが要因かもしれません。
10粒封入
・たねまき適期(ハウス)2上~4下(露地) 4中~6中
・元肥8-8-8 100g/㎡+ようりん50g/㎡
・追肥8-8-8 30g/㎡を月1回
・発芽適温25~30度
・生育適温20~28度
・株間90cm 丸形ズッキーニ「パリーノ」と一緒。つまり株デカいやん。。
・収穫適期 播種より45日後 実丈10~15cm
つるむらさき(品種名は無し)日光種苗
独特の風味で、好き嫌いがはっきり分かれると思われる野菜のつるむらさき。ということでヒユ科かかなと思いましたが、ツルムラサキ科でした。
ではなぜそんなクセ強野菜を取り寄せたかというと、ダントツに栄養価が高い。ケールの次ぐらいに夏場には重宝するのではないかなと思います。他の野菜を食べなくてもいいんじゃないかと思えるぐらいにケールと並ぶ最強の野菜です。しかも次々とつるを伸ばして葉っぱを出していきます。あとはどうやって美味しく調理するかが最大の問題かと思います。

タネ袋のジャケットを見る限り、わたしがお隣さんに株分けしてもらったものと若干、草姿が異なる模様。太いつるに肉厚の葉っぱがたくさんつくのが私の中のイメージ。はじめは支柱に沿わせていましたが、成長が止まりそうにないため、うね間に這わせるようにしました。最終的には5m超まで成長しました。摘心してもいいかもしれませんが、結局、脇芽が出てくるので、とにかく多収で場所を取るのは間違いないでしょう。虫もつきにくいはずです。日光種苗の株がどんな風に育つのか楽しみです。「食味も抜群」とのことですが、ホントに~??
タネ60個くらい入ってたけど、2~3粒で十分足りる。。
・たねまき適期(露地)5上~6下
・元肥8-8-8 50g/㎡
・追肥8-8-8 50g/㎡を月1回
・発芽適温25~30度
・生育適温
・株間30cm
・収穫適期 播種より30日後
リンクは紫茎系。販売元は日光種苗。
以上、日光種苗でした。
関連リンク
各野菜の成育状況
大根2種、にんじんは種まき完了しました。レポートページ作成待ちです。
過去の種苗ページ
今回のお取り寄せ先
ネットでお取り寄せするタネやさんの中で、今まで一番リピートしている楽天の種苗店。品揃えはかなり多い方で、手配スピードは抜群、商品説明も可能な限り添えてくださるなど、とても好印象。
じゃがいものタネイモが充実。苗ものも多数取り揃えられている模様。これからはタネだけでなく、苗ものもホームセンターでなく、ネット取り寄せするのもありかもしれません。店頭は手に取って選ぶ楽しさはありますが、目利きができない、あるいは、売れ残りとなると、状態の悪いものを選んでしまいかねません。プロが選んでくれた苗を植えてみれば、結果も変わってくる可能性は十分あります。
GFPの有機種子を推したり、ナント種苗のタネなど、多数品揃え。今回はトキタ系の欲しかったタネがこちらの店舗で全部揃えることができました。すごい。楽天のようなショッピングモールは、一度の決済で、店舗間を横断的に買い物することができないのが、弱点のひとつと言えるため、ひとつの店舗で欲しいものが揃うというのは大きな強みです。これから注目してきたい楽天の種苗店。