最終更新日 2025.04.02
2025年3月29日・30日の2日限り、兵庫県淡路島にある国営公園「明石海峡公園」(兵庫県淡路市)で開催されている「花友フェスタ」の2日目に遊びに来ています(1日目は欠席)。しかもなぜか今回は「花友フェスタ”mini”」というネーミングで、規模感は通常より、コンパクトということなのかも。意外と花友は関西初進出。今後は、中四国、北海道、北陸、沖縄も開催見込みはあると思います。
さて、今回も、現地から、会場の様子を写真付き記事でLIVEアップデートしてみます。わたしが実際に店頭で触れたり、話をお聞きした農業資材などのプロモーションも行ってます。(追記:会場からのLIVEアップデートは終了しました)
なお、このページでは、多肉関連の内容にほぼ触れておりません。悪しからず。
花友フェスタ
過去会場のようす





花友フェスタとは
花友フェスタ。どんなイベントかひとことで言うならば、、
園芸をとことん楽しみたい方のためのイベント
なはず♪
ネット動画をご覧になる方ならご存じかもしれませんが、園芸超人YouTuberの”カーメン君”がアンバサダー、多肉農家Lier.succulentが主催する園芸イベントです。
追記:カーメン君は少なくとも3/30は欠席されているようだ、と関係者談。
今回はなぜか入場無料。というのも、「花みどりフェア2025」という花のお祭りに出展するイベントとして招致されたためなのではと思われます。
ここで、余談です。わたしが、2025年3月現在、園芸系YouTubeで登録してるのは、「カーメン君」ガーデンチャンネル、科学的に楽しく自給自足ch、トキタ種苗のグストイタリア、ロハンちゃん農園、島袋園長の植物チャンネル、鈴木農園TV、園芸農家イシヅキちゃんねる、シェア畑-農園ライフ、けんゆーの農ライフ!、アボトーク。だいぶ増えましたね。自分が植物の世話してて情報集めたい時に参考にする程度で、習慣的には観ないですが、みなさん情報の質、お持ちのキャラともに素敵です。
この花友で、最も困ってること、それは、開催ペースが早過ぎて、ありがた迷惑な感じがすることw。コンサートツアーを追っかけしてる人の気持ちが初めて分かりましたw 全国で園芸イベントを広く楽しんでもらうには、年1回とかでは間に合わないのでしょうけどね。。
たぶんこのペースだと、半年後にまた全国のどこかで開催するはずです。。
ただ、今回も行くと決めたからには、期待はしています。
それでは花友フェスタ、行きましょ♪
みどころ・混雑予想
過去イベント概要を振り返り
第1回22年の晩秋開催時は、花屋さんのマルシェってイメージしかありませんでした。実際は、季節的に、想像するほどの花のボリュームはなく、半分ぐらいリエールの多肉売り場。あとは、大手メーカーから小さな工房による園芸グッズの数々、そして悲劇=土砂降りの飲食ブース。。会場は愛知県名古屋市
第2回23年の初夏は、さまざまな問題が多く改善され、ゆっくり楽しめるイベントになってました。季節的に花が盛りで、会場の広さも倍になったことで、見られるところが格段に増えました。飲食店も充実しておなかも満足。ステージイベントは正直あんまりおもしろくない。。会場は愛知県名古屋市
第3回23年の秋は、行列のできない花友に生まれ変わり。スムーズ入場最高。第2回に匹敵するほどの規模感。舞台イベントも洗練されてきてる感じがしました。行けば何かしらゲットできる情報源があり、満足してます。このイベントの支持者としては、改善してほしい点も考えていると、大規模~小作農家なんかも参加してくれたら、面白いのにと思うこともありました。そのほか、植物に関わる産業は多種多様に存在、また、その地域特性も存在すると思われます。出展ジャンルの幅が広がれば、お客さんにとっては、お買い物だけでなく、日本の未来を考えるイベントにもなり得るんじゃないかなと思います。会場は北九州市
第4回24年の春は、まさかの幕張メッセで開催。普通に考えれば関東圏でのYouTube登録者数、視聴者数が圧倒的に多いはずなので、一番ニーズにあった会場設定だと思いますが、それにしても来場者数の多さには驚きました。
それに伴って、各ブースをゆっくり見るというのがなかなか難しい印象もありました。朝の長蛇の列も復活してしまい、入場待ちのつらさを再確認。
会場が広くなるに連れて、出展者も充実。飲食店もおしゃれでユニークなお店も出てきて、さすが関東といった感じ。ビジネスのヒントも隠れてて、そういう観点でみてもとても刺激になる。
最大のメリット
その中で、何がいいって?
各メーカーや生産者の方と直接お話ができるってこと。
インターネットで調べたら今どきなんでも分かるや~んって思ってしまいがちですが、直接メーカーなどへ聞きたかったことや、その場で気になったことを、それこそ、すぐに、正しい情報として、仕入れることができるし、何よりその会話のやり取りが楽しい。植物が大好きな方なら、近所のお友だちでは実現できなかった、一歩踏み込んだ濃い~話ができてしまう、ワクワクが止まらない時間なんです。
それに、他のお客さんとのやり取りや反応を観ているのもおもしろいし、聞き耳を立てて、思わず勉強になることもあります。隣に座った方とも園芸の話しか基本しないので、自然とお友だちのように会話を楽しむこともできます。まさに花友。とても刺激的な1日になりますよ。
今回もアゲー↗↗↗になる確率は高いです。
混雑予想
特にカーメン君はじめとする有名YouTuberのブースがいつもより少ない。特に植物販売のブースが多肉をのぞくと12ブースしかない。そのため、激混みで困るようなシチュエーションは少なめかもしれません。
注目ステージ
今回はステージイベントのスケジュールが発表されていないようです。入場料を取っていないので、ステージや音響、映像の設営運営費を捻出しようがないと言えそう。これもminiたる所以なのかも。
買いものリスト
わたしはまた最近、散財気味でw、仕事の忙しさから植物の面倒を見る時間も圧倒的に減ってしまっているのですが、今回は買うかも・・(;’∀’)

1)フィカス・アルテシマ・バリエガタ 略してアルテシマと皆は呼ぶ。先春からダイソーで仕入れたフィカスをたくさん育てているのですが、そう言えばアルテシマがないやん。ということで、最近、植物のお店に立ち寄る度にアルテシマを自然と探している。小鉢で欲しいのだけど、フィカスの中では、ウンベラータかそれ以上に人気があるらしく、店頭ではほとんど見かけることがない。大きい鉢なら売ってますよもちろん、値段もバカ高いけど。。でも私は小さい鉢から育てることに喜びを見出しているので。万一、花友で小鉢が売ってれば即買いします。
2)育苗便利グッズ 1~3月の育苗がラクになるグッズ提案があれば最高。おおむね、見つけられないとは思うw 今見つけたとて、今夏は厳しいが、来春の育苗につながる商品や情報があると助かりますね。
3)花友miniという割に、意外と活気ありそうなのが、フードブース。今回はなんか多いです。逆にいつも、来場者数に対して、圧倒的に少ない気がするんだよね。すでに美味しそうで気になってるものがいくつかあり(ハワイアン、ピッツァ、ベーグル、淡路の手延べそうめん)。今日はまた寒い日柄に逆戻りの予報なため(最高気温12度予想)、あったかいフードが流行りそう。今回ステージやサイン対応がないのであれば、カーメン君はフードが思いっきり楽しめるんじゃないでしょうか。そんな彼を目撃するかもしれません(追記:少なくとも3/30はカーメン君欠席)
上記以外で、思わず大量or大物を買ってしまっても、クロネコヤマトが会場で控えてくれてるはずなので配送してしまえばラクですね。追記:クロネコヤマトのブース確認できず。利用者としては困ってしまう(´;ω;`)
実際の会場の様子
今回は新しくアップする記事を下に追記していきます。普通にスクロールすれば時間順にご覧になれます。
会場の概観
10時過ぎに会場到着で、のんびりスタート。会場自体もなんとなくのんびりモード。雲行き怪しいか。。
主催者リエールさんの毎度おなじみ、多肉によるド派手ディスプレイ。タニラーの皆さんは、「あそこに、うちのコがいる!」という風に楽しんでいるそうですw なるほど〜
当初心配したお空も徐々に回復。意外と店舗数は多いか。
主催者リエールさんの多肉専門ブース。
飲食ブースは正午に向かって混むので、いつも入場したら真っ先に向かってます。ただ、10時台に行くと、人がいなさすぎて、逆に、はばかられるw。充実のフードエリア。
73 Hawaiian Food Truck Loco Kii
ガーリックシュリンプが食べたくてまず一投目。米粉唐揚げとのコンボ。右のチャウダーは別店から。
78 WALT
肉屋のクラムチャウダーということで。今日は風が多少あり、肌寒いので、あたたかいものが欲しい。
76 ふくら手延べ製麺所
淡路だから、海の幸もいただきたくって、しらすのっけの、にゅうめん、あったかいのん、で。そうめんに天かすが入ると、うどん感が出るんだねw なんか新鮮。想像するそうめんより、ほんの少し太い。その、ほんの少しが結構食べ応えあることに驚き。
どんどん晴れてまいりました。風も多少おさまったかな。風がない瞬間は、ほんとに気持ちいい。
67 花の大和
これで通算6回目の花友となったわけですが、会場としてはこの淡路島夢舞台が今までで一番好き。そのわけは、どこいっても、気持ちのいい芝が広がっていて、歩いてるだけで心地いいから。日程も、ほんとにいいタイミングだったと思う。日本は温暖湿潤から亜熱帯へと移行しつつあるため、数日違えば、今度は暑すぎて歩けなかった恐れもあり。少し肌寒いくらいの今日は本当に最高の日和でした。
さて、今回は花友”mini”ということもあってなのか、植物ブースが10数店しか出展していない状態。わたしに刺さる店舗がぐんと絞られる中で、一番長居したのがこの店。ゆっくりその時間を堪能させていただきました。店員さんも気さくで、買い物はしやすかったです。
自社名が入った商品を販売されているということは、栽培から販売までワンストップでされている大きな会社なのでしょうか。いちごの多品種を混植することを避けていたのですが、先日楽天から取り寄せたいちごが、自家受粉できないということだったので、混植していいなら、他にも買ってみてもいいかなと思っていたところ。POPのキャッチに文字通りつかまって、お買い上げ。今春植え付けたら、来春の結実までおあずけですね。
13 協和株式会社
ブース名はもうちょっと考えた方が賢いでしょうね。水耕栽培養液「ハイポニカ」の製造販売会社。
前回の花友で完全にハートを捕まえられてしまい、いままさに水耕をなんとかしてやってみようとしているところです。で、その時展示してあったのは、メロンが鈴なり?になっていた棚でしたが、今回は、カゴメの試験栽培場の映像ではよく拝見していた、ミニトマトの”樹”の、協和バージョンです。見渡す限りのミニトマトは圧巻です。1本の苗でこれだけ充実した枝葉を伸ばすことができるのだから、やはり水耕栽培はすごいんだなと実感。
水耕栽培キットの中を少しのぞかせていただきました。そうめんのように根っこがびっしりと伸びています。タンクは上下に別れた構造になっているらしく、上層が植物の根域。下層が水タンクとなっており、上下に水が流れて、水の腐敗や藻の繁殖を抑制しているらしい。水が日光に当たることがないため、藻は発生しにくい模様。
今日はとりあえず養液を買いに来て、それでOKのつもりだったけど、養液の希釈水を長期にわたって、いかに清潔に保つかが問題のようです。
まずはレタスあたりからスタートしてみるつもりです。

86 オージーパイ 株式会社SECOND
最近、米の高騰もあって、敬遠していた菓子パンをよく買うようになり、「パイ」とうたう商品もどこか仕方なく食べているのですが、全てのパイがこのパイに置き換われw ホイップもウマ~。なんなのこれは!!
「オーストラリアやったら毎日みんな食べてるわ!」だと!?オーストラリアに行かねばならないようだな。。
15 リビングファーム広島
おとなしくて、呼び込みも声掛けもせず、じっと椅子に座っているブースが割と目につく今回の花友で(少々冷えてたのもあるかとは思うけど)、最も大きな声で、何かを必死に訴えようとしていたブースが、こちらのリビングファーム広島。
竹チップと牛ふんたい肥を原料に、完熟発酵たい肥にして販売されているようです。におわないので室内で使えるとのことなんですけど、ほんとに~~??牛ふんたい肥を?そんなことあるかね。さらに小バエもわかないそうです。ほんとに~~?? ただ、発酵段階で、未熟な有機質がほぼ残っていなければ、ニオイも虫もわいてはこないでしょう。するとこの商品は、真の完熟に限りなく近いのではないかということです。
通行人にがんばって訴える姿に少しだけど応援しようかと思いましたが、たい肥だけに、どれもそこそこボリューム感があるので、結構迷いました。結局「じゃ、20Lにしますか?」と呼び込みの女性が決めてくださいましたw とりあえず畑へ持っていけば、即効使い切れる。そして個人差あると思うけど、野菜の美味しさにつながるとのことなので、やってみる価値はあるかと思う。その他、植え替え前のアルストロメリア(花)を、ホムセンの激安バークたい肥と「かぐや姫(竹チップ)」で生育比較してもおもしろいかもしれませんね。
放置竹林の資源循環、地域の住環境改善という観点でも、ますます注目されてよい営農資材のひとつだと思います。今後需要が高まって価格が手ごろになってくると嬉しいですね。
竹自体にケイ酸が多く含まれているのは知らなかったです。土壌の保水性を上げることができれば、厳しい夏の気候に植物はより耐えやすくなる期待が持てます。ケイ酸を補う手段としては、今まで、もみ殻燻炭や竹炭を利用していました。この商品は、野菜の苗づくり全般やきゅうり栽培にも適しているのではと思います。

(業務連絡w)商品画像の中に、かぐや姫を使った花や野菜の、根張りや実付きの違いを写真で左右比較したものを掲載されると、より伝わりやすいのではと思います。わたしも実験してみますね。
といった具合に、今回の花友miniは、駆け足でブースを回れば、1時間ほどでコンプリートしそうでした。miniと呼ぶに、ふさわしい規模だったのかなと。ただ、今までの賑わいを知っている者として、今回初めてご来場の方に「花友、こんなもんか?」と思われるのも癪(しゃく)にさわるなとw。私は関係者ではなく、ただの一参加者ですw
次回開催は、なんと、この一カ月後!2025年4月29日(祝)、幕張メッセにて、通常規模での開催が予定されています。会場の広さは前回の反省を踏まえて十分確保しているそうなので、快適性の改善は期待できるかもしれません。ぜひ通常版の花友に足を運んでみてください。
今回の戦利品
購入品(持ち帰り)、サンプル等。
67 株)花の大和
さきほどご紹介のいちご「あきひめ」と、ウエストリンギアをお買い上げ。オージーには手を出すまいと誓っていたのだけど、私の中では見学できるブースがあまりに限られており、買い物でしか欲が満たせそうにないので買ってしまいましたw
いつか寒い12月に苗を買って(そこが間違いなのだけど)全部枯らせたオージーの苦手意識をこの機会に克服したい。栽培のポイントをおたずねすると、「過湿も乾燥も苦手です」って激ムズじゃないっすか。。最近、マンションの植栽に必ずと言っていいほど、植わってるので、それぐらい放置していても強い品種のはず。ただ、鉢植えは地力が無さすぎるため、難易度が桁違いに上がってしまう植物でもある。植え替え時はとにかく根鉢を触らない。砂漠感のある、水はけのよい土質(鹿沼多め、赤玉と腐葉土をそこそこといった感じかと)。肥料はほとんど不要。十分な日当たり(夏場の室内なんて絶対NG)というのが私の中で記憶しているオージーの栽培ポイント。違ったらm(__)m
左の2鉢は購入者特典で、奥がオステオスペルマム(マムはキク科)、ムスカリ(ヒヤシンスの仲間)です。ムスカリは大分類の呼び名で、品種名が不明のため、どんな花が上がってくるのか、咲かせてみない限り不明です。生命力は強いようなので、鉢でがんばって管理してみます。マムもキク科なので相当に強いはず。花を観察したところ、次のつぼみがスタンバイしているため、今の花は次のつぼみの部分の分枝まで切り戻して、株を疲れさせないのがいいと思います。株があまりに小さい場合は花首で切ってしまって、葉っぱの枚数を残す方がいいです。
7 玉鳥産業
以前買ったヤニピカは、離れの倉庫で使用しており、機能性もとても気に入っているため、今回は自室用途に常備しておきたく購入。ヤニが一瞬で浮きあがってくるため、ペーパータオルなどでしっかりふき取り、十分に乾かしてから仕舞います。
13 協和(株
水耕栽培養液のサンプルをいただきました。ただ、今日は初めからボトルで購入しようと思っていたため、500ml版(A液とB液のセット)をお買い上げ。
AとBの2ボトルが存在する理由は、これらを原液のまま混合すると、化学反応で、各ボトルの成分が結合、結晶化してしまいます。まずは希釈に必要な水量を用意してから、そこへ各原液をまぜ混んで、十分にかくはんします。希釈水は、ただちに使用しないと結晶化が進むのではないかと思いましたが、冷暗所に保管すれば、肥料効果は持続するそうです。
15 株)リビングファーム広島
かぐや姫(竹チップたい肥)20Lをお買い上げ。
私が話しこむ姿に出展者の方がなぜか妙に喜んでくださり、左のパッケージ商品(家具や姫の5L版)と、どんこしいたけ(生)をプレゼントしていただきましたw 生きゅうりのディップまでいただき、ごちそうさまでした。こちらは調味料の販売もされていた一環です。とっても熱い歓迎ありがとうございました。
関連リンク
花友に関する過去記事
・2023.10.14 第3回花友フェスタに行ってみた(day1のみ参加)
・2023.5.13 第2回花友フェスタに行ってみた(day2)
・2023.5.13 第2回花友フェスタに行ってみた(day1)
花友と出典ブースの公式サイト
・ガーデニング愛の祭典 花友フェスタ (hanatomofesta.com)
公式サイト。ブースの情報が少々見やすく改良されています。庭いじりや花好きなら、行って後悔なしのイベント。