果樹・観葉植物のための固形肥プラン~2026年8月
最終更新日 2026.08.02
樹木によって、肥料を与えるタイミングが異なるため、わが家での固形肥のプランをざっくり考えました。毎月1日に固形肥を与える習慣にしています。
わが家の地域は、本州関東以西・太平洋側平地。野菜のタネ袋では「一般地」「中間地」と表現されていることが多いです。
なお、液肥については、毎月上旬に紹介している「水やり液肥プラン」の中で紹介します。
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樹木の施肥プラン
毎月1日は施肥の日~
今月の施肥は「ぶどう」「ブルーベリー」「いちじく秋果」です。
なお、草花に関して、特に花ものは液肥が必要かと思います。規定に従って希釈し、2週に1回ペースで与えましょう。
固形肥年間プラン
上図は、できるだけ管理が簡便になるよう、独自に調整しています。識者が推奨する時期と異なる場合があります。
緑=主に有機:「窒素控えめ、リン酸そこそこ」で肥効30日程度のもの
黄=緩効化成肥料:IB肥料 めやす10-10-10-1 肥効30日
青=緩効化成肥料:IB肥料 めやす10-10-10-1 肥効100~120日
※肥効期間が明記された肥料を使用すると管理しやすいです。
※これとは別に、水やり計画に基づいて液肥や、結晶硫酸マグネシウムも与えてます。液肥については、各月の「水やり液肥プラン」で触れています。
さて、以下、我が家での具体的な肥料の内訳や量を示していますが、ご自身の環境や栽培品種で、調整してください。例えば、ひいらぎの地植えは年間通して追肥不要でも、鉢植えは春秋2回IB肥料を軽く与える、ぶどうの地植えは12月に寒肥えを与えるが、鉢植えは不要。また、実梅の7月施肥は鉢植えに限るなど、違いがあります。
なお、このプランは、気候の状況や管理方法の変更等で、修正する場合があります。
2026年8月の気温・雨について
酷暑見舞い申し上げます。また、熊本で被災されたみなさま、お見舞い申し上げます。一日も早く日常が取り戻せますように。
さて、著者の居住地の予報値では、最高気温31~37度、最低22~29度の見込みです。
8月上旬は、台風が襲来する恐れもあり、注意が必要です。
特筆すべきというか、どれだけ暑さで大騒ぎしていても、お盆を過ぎた後の気温については、結果的にいつも同じ流れなのですが、ありがたいことに、徐々に下がり始めます。これは2026年も変わらない予報となっています。ただ、12月ごろまで、ダラダラと「なんか暑い」日は続くのかもしれません。
たねまきで冬野菜を準備しようと思っている方は、現在、たねまき期が到来しています。水管理が大変すぎますが、なんとか発芽から活着まで、工夫して乗り切りたいものです。お盆をすぎて、涼しくなってきてからでは、思うように苗が大きくならない恐れもありますので、一応タネ袋の栽培カレンダーには従いましょう。わたしもタネの取り寄せだけは、ばっちり手配完了しています。
ここからは樹種ごとの施肥管理方法です。
「ぶどう」
我が家はBKシードレス1本を鉢で管理していて、今年は8房着果しています。

写真を撮り忘れましたが、この時期になると、葉っぱが一部、黄色っぽくなったり、モザイク状の模様が入り始めることが多く、今年もほぼ同じ症状が出てきました。7月上旬ごろに、硫酸マグネシウム水溶液を散布しました。品種不明のかんきつにも散布。マグネシウムは、IB肥料のような、8-8-8や10-10-10に加えて、補助的に付加してある場合が多いです。肥料を買い求める際には、マグネシウムもついでに入ってるものはないか、今後、注意してみてください。
あと、今さらですが、7月に入ったら、ぶどうから新しく出てくる新枝は、抜かない方がいいという情報を得ました。8月からでもいいので、今から出てくる枝葉は触らずに残してみてください。確かに、この時期、古葉がダメージを受けやすい我が家の傾向を考えれば、新梢から新しい葉っぱが得られることは、良い収穫結果に影響してくるような気がします。
実際、去年1房だけ、着果したにも関わらず、なかなか果実が色づかなかったり、房の太りが芳しくなかったのは、葉っぱが葉緑素を落とすなどの、ダメージを受けすぎていたのも一因なのかなと思っています。ようやく黒く色づいて収穫できたのは12月ごろだった気がします。
うどん粉病が疑われる葉も、再発していたため、カリグリーンというオーガニック系の農薬を散布しました。スカッシュなどの展着剤をできるだけ使用して、効果を最大限、上げるようにします。
果実がなっている果樹全般に言えることですが、この時期、1日でも水切れさせたら、果実の回復は難しい(果皮がしわしわになったら元に戻らない等)と考えて、しっかりと早朝に水やりをしておきましょう。自動かん水はおすすめです。
<施肥量めやす>
8号鉢 ぼかし肥料 一握りより多め(25~30g)
「ブルーベリー」


グリGOで購入した「ホームベル」「ブルーシャワー」、ホムセンで買った「ティフブルー」の3種を鉢管理しています。
長年育てていると、品種を記したラベルがボロボロになってしまい、気づいたら、何を育てているのかわからなくなることが結構あります。
ちなみに、ブルーベリーは果実の形状や味で、それなりに見分け出来るかと思います。「ホームベル」=中粒、甘味そこそこ 「ブルーシャワー」=大粒、完熟させたら甘さ爆発 「ティフブルー」=中~大粒、甘い(はず)、受粉樹としてティフブルーを管理しています。なお、果実の色は変化していくので、ネット上の写真を見ても、あまり参考にはならないかなと思います。 特徴の異なる品種を買うようにすることも管理しやすくポイントになりそうです。
うちは水のやりすぎらしく、株元がぐらついています。ブルーベリーは根が浅く張る樹種のため、水が多すぎると、根は張りにくいことは理論的にも説明できます。自動かん水は水の調整が一律になりがちなので、流水量を制御するのは、高級機材でもない限り難しいのかなと感じています。株が枯れる兆候まではないのですが、大きな地上部に対して、株元がかなりぐらついていて、根腐れを起こしている恐れはあります。土はつねにじとじとしています。写真の通り、葉付きや葉色もかなり悪いですね。
自動かん水で水量を調整するには、①バルブ調整できる資材を買うこと ②株元からできるだけ水の出口を遠ざける ③水はけのよすぎる土や鉢に植え替える
ブルーベリーも水枯れは果実に影響はあると思いますが、他の果樹よりかなり控えめの方が良さそうです。
これから味見をしながら、収穫をはじめます。甘くなかったら待ちます。収穫時を逃してしまうと、鳥の方が先に食べてしまうことになりますので、よく観察するか、防鳥ネットをはっておきます。
収穫が終わり切る前に御礼肥えをしましょう。
収穫が終わった枝から、せん定も行っていきます。①葉っぱ全体に日が当たるようにするのがめやすです。葉付きがよくない場合は、枯れ枝や、実を取った後の枝を根元から切って、枝だけになったものを放置しないようにします。②小枝のせん定が終わったら、来年の果実を見据えてのせん定を行います。ここからは「株元から伸びている枝」についての話題ですが、残すもの、残さないものを選びます。特に鉢植えは、空間が限られるため、古い太い枝のものから、新しい枝に交代させてもいいでしょう。めやす3~5本残すようにして、それ以上は株元から切り落とします。樹形の作り方がわからない場合は、とりあえず、すべての枝先を下から3分の2程度の高さで断ち落とします。
<施肥量めやす>
10号鉢 ぼかしを軽くひとにぎり程度
「いちじく秋果」
「ビオレソリエス」「ロードス」「ゼブラスイート」の各1鉢(ビオレは挿し枝を+1鉢)、3品種管理しています。



ロードスは、グリGOで取り寄せましたが、割り箸レベルの棒苗が送られてきてがっかりしたのですが、3年でここまで成長するとは想像できませんでした。一文字仕立てにせず、好きなように生やしておいてもこの実付き。いちじくは、そこまで神経質にならなくても、いいのかなと思えてくる品種です。街中で時々見かける桝井ドーフィンもかなり樹勢も実付きも強そうです。
ロードスとビオレに関しては、楽天園芸用品専門店リーフさんの不織布ポットを使っています。このお店のポットは、他にバナナやメロン、アオダモの栽培で使用しており、サイズの豊富さ、水はけと通気性の良さ(根の呼吸への好影響)、ウォータースペースを折りこんで高さ調整できる、2年経ったぐらいではまだまだ劣化する兆候が見えない、お手頃。これらメリットがてんこもりです。デメリットは大鉢になるほど、土量が大量に必要となること。土量が多いのは保水性が上がるということでもあるので、導入タイミングだけが大変なだけで、一旦育て始めれば、メリットしかないかなという印象。大きめの不織布ポットは、ちょっとした植え替え作業や、用具入れなどにも活用できます。
ビオレソリエスは、今年は結実は無し。樹の成育自体は、順調です。
ゼブラスイート(正式品種名:パナッシュ)に過去最大の変化がついに起こりました。

ついに結実。やった!とりあえず1個。
1個ついたということは、来年はそれなりに数は期待できそうです。
ただ、、美味しそうには見えませんねw。ちなみにこのゼブラ模様は、幼果のときだけで、次第に消えるとのこと。模様が消えたタイミングで味見ということになりそうです。
ゼブラスイートはなかなか結実しないようで、このサイトにもゼブラスイートの育て方を求めてお越しになっている方が一定数いらっしゃいますが、私も今まで成す術がなく。
ただ、今回ようやく結実したので、推測ですが、ある程度アドバイスできるかもしれません。

樹形はご覧のとおりとなっています。一本仕立てにしようとして、左側の枝は何年も前に枯れこんでしまいました。かなりバランスが悪く見えますが、これでも問題ないご様子。去年までと何が違うかというと、葉数の多さ、葉の大きさです。やはり光合成がしっかりできないことには結実も難しいのかもしれません。枝が横に張っているのは、葉数の多さにはつながっているかもしれません。ホムセンのワゴンセールで購入してきたときは、枝が垂直、2mほど成長。葉っぱは頂上部に小さく数枚しかついていませんでした。肥料と水切れ、鉢も小さいままという感じでした。
陽当たりは午前中のみ(午後は家の日陰でも、最近の夏場には最適な環境)。これはロードス、ビオレも同様。こちらの鉢は大和プラスチックさんのスリット鉢で、大手のカネヤ産業と比較するとスリットが心もとないため、空気や水の通りは思ったほどないかもしれません。鉢のサイズは、円すい型のため、なんとも言えませんが、8号(間口24センチ)程度。植え替えはせず、5年ぐらいはほったらかしかと。肥料は、他の品種同様、毎月しっかりめに与えています。葉の状態からすると、水やりは自動かん水でも適量与えられていると推察。今年伸びた枝のうち、細いものを冬期にせん定しておけば、来年は枝数が増えた分、またたくさん葉をつけて、結実しやすくなりそうです。いままでは極力せん定はしないようにして、自由に成長させていました。実付きが悪い果樹は、せん定せずにのびのび育てるのは大事かもしれませんね。
<施肥量めやす>
10号 ぼかし しっかり多めに一握り
施肥以外の管理
かんきつ・南天の成育の強さとコナジラミの関係
うちはこの時期、地植えのかんきつや、南天がうっそうと茂ってしまい、それを放置した結果、コナジラミが大量発生していました。コナジラミとは体長1ミリ程度の白い吸汁害虫です。紙吹雪のように、ひらひらと舞います。畑でも風通しの悪い草地や大きく茂ったトマトのように壁のように株を仕立てている野菜や花の株元などで大量発生させたことがあります。また、その副産物として、スス病が発生してしまい、特にかんきつの葉っぱが真っ黒にすすがついたように汚れてしまうことが多かったです。
今年は梅雨明け前から、意識して、徒長枝など新枝が伸びてきたら、枝元からせん定していきました。結果、株はコンパクトに維持でき、風通しもよいので、今のところ、コナジラミの兆候はありません。かんきつや南天は、適期でない今時期に強せん定しても、生命力が強いのか、次々と枝を伸ばしてきますので、自己責任で試してみてください。
なお、かんきつが【鉢植え】で【まだ背丈が小さい】場合は、切らずに体づくりを優先させた方がいいだろうと思います。株が大きいか小さいかは、育てているあなたの好みによりますが、1mも超えていないならまだ切る必要はないと思います。垂直方向にばかり伸びている場合は、一旦頂点にはさみを入れてもよいと思います。
また、南天も強すぎるようであれば、地際からはさみをいれて、幹の本数自体を思い切って減らしてみましょう。
コナジラミを発生させてしまった場合、ネズミ算式に増えるとされていますので、1匹でもみつけたらすぐに適応した農薬を散布して、これ以上、増やさないようにします。わたしは、農薬を手元にバラエティ豊かには、そろえてないので、ハエ用の殺虫剤が空になるぐらい一生懸命吹いてみましたが、効果は半々という感じ。やはりちゃんと適応記載のある農薬の方がよさそうです。また、必ずと言っていいほど、植物が混みあって、風通しが悪くなっているはずです。せん定が必要なサインと前向きに受け止められるので、株を間引く、不要な枝をせん定するなど、今すぐに対応しましょう。
薬剤散布
肥料を与えるついでに先手の薬剤散布で植物がボロボロになるのを未然に防ぎましょう。
ベニカXガード
5、7、9月の月初に散布すると決めている薬剤です。
主にコガネムシの幼虫対策として活用しています。これが根っこを食べて、植物が弱ったり枯れたりする原因となります。粒状薬剤。ニオイは、鯉のエサのような魚粉系の香り。
ちなみに、「根切り虫」というある害虫を指す用語について、これは、ヨトウムシのようなイモムシを指しており、実際には根っこではなく、タネから発芽したばかりのような、新芽の株元の茎をまるかじりして、茎がぽっきりと折れるような食害が見られます。
こちらの商品は、ホムセンなら大抵どこでも手に入ります。わたしが農業資材の取り寄せするとき、楽天市場でよく利用するのは、農業資材専門系(日本農業システム、おてんとさん、プラスワイズ)、ドラッグストア系(サンドラッグ)、家電系(Joshin)、またはホームセンター系(バロー、イチネンネット)のいずれかです。複数商品を横断的にそろえて、送料無料にしやすいのがポイントです。ドラッグストアや家電系で探すと案外揃うことがあります。
なお、ベニカXガードは、幼齢虫に効果が期待できるようで、大きくなった幼虫の駆除には、ダイアジノンを使用しましょう。ダイアジノンのコガネムシ幼虫への散布は11~翌年5月が適期です。
スカッシュ
この資材は、薬剤ではなく、展着剤。
植物の葉の表面は、水分をはじく性質があるため、薬剤と植物の親水性をこの資材が高めます。この作用は、昆虫にも有効のようです。というのも昆虫の体にも水分をはじく性質があるため、その効力を落とし、気門を封鎖することで、窒息死させる効果が期待できます。薬品を使っていないことと、耐性がつかないことが最大のメリット。
畑では、ダイコンハムシ(真っ黒なテントウムシ型の害虫)が活発化。4月のうっすら肌寒い時期から、アブラナ科の雑草に、大量に幼虫が発生しています。これらが成虫と化すれば、アブラナ科の野菜は全滅まっしぐら。まずは好物の雑草を減らすところから始めましょう。できれば「雑草に群がる幼虫・成虫」を殺して、野菜上で予防や駆除の散布をしないで済むようにしたいですね。
バラでは、チュウレンジハバチ(こちらも真っ黒でスリムなハチ)の幼虫が一斉に羽化しはじめています。こちらも一網打尽にするには、スカッシュは有効かも。猛暑に突入すればハダニも危険です。
2025年では、ぶどうのジベレリン処理、ブルーベリーのうどんこ病対策(発病後)として、カリグリーン散布時に、スカッシュを使用しました。展着剤を使わないで、これらを散布しても、薬剤をほぼ完全にはじいてしまって、見た目にも効果が薄いのではと感じてしまいます。家庭菜園で、1ボトルの量が500mlというのは多すぎるのですが、あれば、かなり使える印象です。
ホムセンでの取り扱いは稀です。取り寄せするのがよさそう。
使用中の固形配合肥料
春から秋にかけて主に使用している肥料を紹介します。ホムセンで似たようなものも売ってます。
なお、IB肥料とマグァンプKは、屋内でも使用できますが、それ以外は屋内では使わないでください。
その理由として、有機肥料は、水を含んだ後のニオイが元で、不快害虫が発生します。原料が動物性のものは、水を含まずとも、特ににおうと思っておいていいですよ。また、有機肥料は、カビが発生することで、肥料の分解が進み、微生物のエサになりますので、それが気持ち悪い場合は、屋外の土中にしっかり埋め込むか、初めからIBやマグァンプKを使いましょう。
IB化成肥料10-10-10(ホムセン等)

NPK成分比が10-10-10である商品が多く見られ、中にはマグネシウムなどの微量元素入りの商品もあります。積極的に微量元素のアピールをしていない商品が多いので、裏書をよくみて、できるだけ微量元素入りのお得な商品を選びましょう。1粒1gとなっている商品が多いので、わざわざ計量しなくても、玉数を数えればよく、使い勝手がいいです。
化成肥料なので、溶け出したときの有機的なニオイ(動物の残さやフンのニオイ)がないので、コバエがたかることもなく、室内で管理する観葉植物に使うことができます。
追肥として使うのが専らです。土の表面に均等に並べるだけか、土に少し押し込んでもいいでしょう。後者の方が、肥料の効きは早いです。肥料成分が出たあとの残さは、その形が崩れない限り、残り続けるので、追肥するたびに、肥料の残さだらけになりますので、取り除きます。
ほとんどのIB肥料が肥効期間30日の緩効性ですが、例えば、サンアンドホープ社のIB肥料は100~120日のものも販売されていて、追肥の手間が軽減されます。使用感として、30日肥効の商品の方が少し効きが強い気がします。
元肥え専用マグァンプK6-40-6-15(ホムセン等)
園芸では定番の化成肥料ブランド。
1年肥効(緑パッケージ)と2年肥効(青パッケージ)のものがあります。鉢植えの果樹など、植え替えが2年おきと分かっていれば、2年肥効。年内に植物の寿命を迎えるものや毎年植え替えタイミングを迎える場合は、1年肥効を選ぶと、ベターかと思います。市販の肥料で1年以上の長期肥効をうたったものは少ないのではと思います。この肥料を使用するのは、ほとんどの場合、植え替え適期の春になろうかと思います。有機肥料ではありませんが、「カレンダーの緑」の区分としました。
定番の肥料で、これさえ使えば、あらゆる植物に対して間違いないはずですが、花もの実もので特に効果が出るように考えられているのか、リン酸分がまさかの40。肥料商品の中でもダントツ多いのでは。リン酸は元々、土中の鉄分と結合しやすいようで、リン酸を多く含んでいても影響は少ないことまで加味された商品設計なのかもしれません。他社の肥料でここまで突出したものはないように思います。
ちなみに、腐植酸を加えると、土中の鉄分と結合する前に、腐植酸が作用して、リン酸が根に効くようになります。花実がいまいちと感じるなら、腐植酸を試す意味はあるかもしれません。
マグネシウム15とこれも他社品と比べて、かなり多く、光合成を活発させる成分です。
日清ガーデンメイト固形骨粉2-12-7(ネット通販等)
天然原料100%の有機発酵肥料です。
広いお庭なら、土の上に置き肥してもいいですが、水を含むと、動物のフンのようなニオイが空気中に漂います。また、カビが旺盛に生えることもあるかと思いますが、肥料分解の過程なので、問題ありません。これらを軽減するためには、土中に埋め込みます。肥料の効きも早くなります。なお、室内の観葉植物用としては、不向きです。
油かすがベースの肥料の割に、珍しく「窒素がかなり少なめ」の成分構成で、多くの植物に最適の肥料のように思います。窒素が多すぎると、うどん粉病などの病気や、アブラムシなどの害虫が大発生する要因となります。
また、有機肥料で肥効が30日とは、驚きの分解の早さです。酷暑明け~休眠前の、数か月の間に効かせる肥料としても重宝しそうです。現在、うちの固形肥プランでは、9月~年末にかけて、肥効30日の化成肥料を与えることになっていますが、これなら問題なさそう。酸性土壌を好むブルーベリーにも最適。
リン酸12%と多いので、花や果樹向き。果実をつける野菜にも推奨されています。
1粒13g前後の玉肥
庭植えの果樹(かんきつ・ジンチョウゲ)に主に使用しています。
ただし、在庫が切れ次第、有機ぼかし肥料(ただし緩効性)に切り替える予定です。
8-8-8(ホムセン等)
畑で野菜を栽培されている方には、おなじみの基本の肥料8-8-8が広く愛用されています。「やさいの時間」でも使われている固形肥は、この8-8-8です。
主に肥料をあまり必要としない野菜に使用。逆に、多く必要とする野菜には、1回の施肥量を多めにしたり、施肥間隔を空け過ぎず、定期的に散布(2週間に1回ペース)することで対応できる万能型化成肥料と言えます。速効性
NK肥料14-0-14(専門店等)

主に肥料食いの野菜に使用。
わたしは、雨などによって畑から流亡しにくいPを除いた、NK肥料14-0-14をコーナンで手に入れたので、こちらを追肥用肥料として使用しています。特殊な肥料のため、どのホムセンでも販売されているわけではなく、畑作が盛んな地域のホムセンなら取り扱いのある可能性が高いです。
速効性化成肥料で、肥効は2週間ほどと思われます。
Pも必要な場合は、BMようりん0-20-0をミックスすれば、好みの比率の化成肥料が完成しますが、BMようりんが最近割高なので、この手法がやや使いづらい。
有機ぼかし肥料(ホムセン等)
長期間の栽培となる野菜に、肥効を長く効かせたい元肥に最適。
ぼかし肥と言っても、作り方や原料はさまざまかと思われます。原料さえそろえれば、個人でも作ることは可能。わたし自身は作ったことがないので、詳細はわからないですが、道の駅のような地域の小売店で、地元の方が作られたボカシ肥が販売されている場合があります。
うちはホムセンで先日(2023年8月)15L袋で購入しました。価格は2,000円弱
現在使用中のボカシ肥の概要
・6-5-3
・主な原料は油かす、魚粉、骨粉、たまご殻で有機100%
・ビタミンやアミノ酸、核酸(発根促進が期待できる成分)が豊富に含まれている
・形状はペレット状で散布しやすい
・原料から分かるように緩効性。栽培期間が数か月と、管理が長くなる野菜には最適です。逆に栽培が短い野菜に使うと、収穫後も、肥料成分が土中に中途半端に残ってしまい、次の作付けに影響を及ぼします。
・乾燥していても動物的なにおいがそれなりにします。水分を含むと一気にアンモニア臭が強くなりますので、室内では当然使用しない。屋外でも、できれば、土と混ぜ込むようにして散布する方が、ニオイや不快害虫、白カビの抑制にもなります。カビは肥料を分解している初期段階で一時的に発生するものなので、商品の品質不良ではありません。怖がる必要も無し。ただし、分解の結果、熱が多少発生するので植物の根にだけは当たらないように、株から十分離して施肥するか、定植よりも7~10日前に散布します。

