果樹・観葉植物のための固形肥プラン~2026年6月
最終更新日 2026.06.02
樹木によって、肥料を与えるタイミングが異なるため、わが家での固形肥のプランをざっくり考えました。毎月1日に固形肥を与える習慣にしています。
わが家の地域は、本州関東以西・太平洋側平地。野菜のタネ袋では「一般地」「中間地」と表現されていることが多いです。
なお、液肥については、毎月上旬に紹介している「水やり液肥プラン」の中で紹介します。
本文中のリンクは、わたしが実際に使っている商品や記事で紹介した商品へジャンプするPRリンクになっています。興味があればぜひのぞいてみてください。
樹木の施肥プラン
毎月1日は施肥の日~
すいません、間に合ってなくて。
今月の施肥は「ぶどう」「かんきつ」「バラ」「アボカド」「バナナ」「フィカス」「オリーブ」「いちじく秋果」「セローム」です。
なお、草花に関して、特に花ものは液肥が必要かと思います。規定に従って希釈し、2週に1回ペースで与えましょう。
固形肥年間プラン
上図は、できるだけ管理が簡便になるよう、独自に調整しています。識者が推奨する時期と異なる場合があります。
緑=主に有機:「窒素控えめ、リン酸そこそこ」で肥効30日程度のもの
黄=緩効化成肥料:IB肥料 めやす10-10-10-1 肥効30日
青=緩効化成肥料:IB肥料 めやす10-10-10-1 肥効100~120日
※肥効期間が明記された肥料を使用すると管理しやすいです。
※これとは別に、水やり計画に基づいて液肥や、結晶硫酸マグネシウムも与えてます。液肥については、各月の「水やり液肥プラン」で触れています。
さて、以下、我が家での具体的な肥料の内訳や量を示していますが、ご自身の環境や栽培品種で、調整してください。例えば、ひいらぎの地植えは年間通して追肥不要でも、鉢植えは春秋2回IB肥料を軽く与える、ぶどうの地植えは12月に寒肥えを与えるが、鉢植えは不要。また、実梅の7月施肥は鉢植えに限るなど、違いがあります。
なお、このプランは、気候の状況や管理方法の変更等で、修正する場合があります。
2026年6月の気温・雨について
著者の居住地の予報値では、最高気温22~28度、最低14~22度の見込みです。
本日から数日は、全国的に台風の影響を受けて、雨模様かと思います。被害の出ないことをお祈りしています。
その後、どんよりした天気が続く見込みですが、これが梅雨の入り口になるのでしょうか。
今年の夏は、多雨、どんより(日照不足気味)の傾向と言われています。石油製品が品薄かつ天候不良で、野菜の高騰は時間の問題です。バカにしているひともいらっしゃいますが、できるだけ何かひとつでもご自身で作ってみてもいいのではないでしょうか。野菜(植物)の尊さが理解できます。案外簡単に作れるというのに気づかれる方もいらっしゃることでしょう。
2026年5月の高山植物系に関するメモ
新たな記事へ移動しました。
ここからは樹種ごとの施肥管理方法です。
「ぶどう」

ぶどうは先月花をつけたタイミングでジベレリン処理。これはどのように育てられようとも、必ず処理を行った方が確実に着果させるためには必要と考えています。
そして6月には果房が太り始め、収穫まで毎月欠かさず施肥していきます。

26年、我が家では8房の着果に成功しました。6/1に2回目のジベレリン処理しましたが、若干生育差はありながらも8房生き残りました。着花時点ではもう少し多かったかと思いますが、花の満開は同時ではないので、ジベレリン処理が間に合わなかった(≒受粉しなかった)等の理由が考えられます。
ちなみに25年は1房でした。24年はスズメガの幼虫に爆食されるなどw、悔しい感じで早期終了したので、1房の初収穫でも十分うれしかったのですが、8房収穫できるとなれば大大大成功です。
<施肥量めやす>
ぼかし肥料 一握りより多め(25~30g)
鉢植えですが、根っこは地面に貫通しているとみられ、樹は大樹になりかけています。8房でこの量だと足りないかもしれませんが、とりあえず。不足していれば、必ず葉色が黄変してきますので、変化が見られそうなら、すかさず追肥しておくべき。
水のやり忘れ、やってるつもりで足りてないだけなのにも注意しましょう。枯れる前に、房が落ちます泣。今年は今までよりさらに暑いとされています。とにかくじょうろでたっぷりあげたつもりになるのだけは注意してください。自動かん水も検討しましょう。
「かんきつ」

年3回施肥するうち、その最大量は春でしたが、夏は少し控えめに与えるとされています。かんきつ専用肥料も販売されていますので、そちらを買って、説明に沿って与えれば問題ないかと思います。
<施肥量めやす>
地植え ぼかし 一握りより多めを3回ぐらい 樹姿にもよる。品種不明の地植えはまだ着花したことがないが、葉色が悪くなってきたので、一度しっかり与えてみることに。
鉢植え8号 ぼかし 一握り程度1回 今年はせとかが着果している。ブラッドオレンジ、ベルガモットはまだ幼木。
みかん農家の方によると、実をつけていないのであれば、樹づくりに集中して、肥料は窒素だけを少々与えればいいというお話でした。
今まで、アゲハがいくら産卵しようがほったらかしだったのですが、今年は注意してみていると、場所にもよるでしょうが、春は2日に1回ペースで産み付けに来ていました。都会の真ん中、2階以上のベランダでもアゲハがこんなに来るか?と思いましたが、暑い今でも産み付けに飛来しています。嗅覚なのかフェロモンなのか知りませんが、生命力といったらありませんね。もう来ないだろうと思って、久々にチェックしたら幼虫の最終形態まで成長していることもあり、度肝でした。暖かければ一年中、アゲハはとんでいるようです。
「バラ」

花後のお礼肥え。
うちでは、中輪シュラブ「レオナルドダヴィンチ」、小輪シュラブ「サマースノー」小輪つる「ユアインネルンアンブロ」を管理しています。大輪の「マッカートニーローズ」は自動かん水のチューブがうまく差さっていなかったか、数年前に干上がって枯死していました。どれも病害虫に弱いタイプです。
ユアインはオールドローズです。これも育ててみるまで全く無知で、苦労しましたが、花友で牛ちゃんに直接相談したところ、オールドは肥料はとにかく少なくしないと、花が縮れるなど綺麗に咲かない特性あり、と御指南いただきまして、その後、肥料を極力与えないスタイルでうまくいってます。でも今日、間違えてどばーっとお礼越えを与えてしまいましたw。ぼかしだから成分はさほど高くないとは言え、どうなるか、これも実験と思って見守ります。
<施肥量めやす>
10号鉢 ぼかし 人握りよりたっぷりめ オールド系はとにかく少々でOK
「アボカド」

熱帯果実系はこれからが生育の本番ですね。アボカドは先日、古葉をしっかり落としていました。ここでしっかり新陳代謝して夏に挑むという意思が本人から感じられましたw 植え替えも今からやればダメージを与えないで済むはずです。
我が家では、イオンで買ってきたアボカドの種から発芽させた実生苗が基本です。苗で取り寄せようとすると、たいてい5000円以上はする高級品です。
一番大きく育っているのは、イオンに限らずどこでも売ってる品種「ハス」で、両手を広げても届かないぐらいの幅。高さも私の背丈はあります。冬越しも屋外でOKなぐらい、寒さにも慣れてくれました。
イオンは春先、時々注意してみていると、ハス以外の品種を数百円程度で売っているので、実生で違う種類が育てたければ、年明けから春ごろまではイオンに通ってみてくださいw
わたしはイオンで、ベーコンとエッティンガーも入手、発芽も成功。現在、30センチほどまで成長しています。これでAB(花の咲く日と時間帯がずれるらしいので、品種別にAタイプBタイプへ種類分けされている)いずれも手に入ったことになります。実生苗ではそもそも受粉しないといわれているようですが、それでも絶対無理ではないらしいという情報も手に入れたため、色めきだって栽培中です。今秋、メキシコーラを入手できそうなルートを発見したので、あと数か月待ちの状態です。
<施肥量めやす>
10号鉢 ぼかし 一握りより多め
幼苗は3号ポットで栽培中。IB肥料を数個ほど。
「バナナ」

バナナは、4品種栽培中。
先日、念願のバナナ農家の方とお話しする機会を得まして、むちゃ勉強になりました。実をつけたければ、そこらへんに売ってるような鉢では到底無理ですという話です。高さは少なくとも数メートル、ものによっては最大5メートルぐらいは覚悟する必要はあるよと。実際、ハウスの高さを超えるものは、斜めに植えられてました。おもしろいことにバナナはまっすぐにしか伸び(られ)ないということも同時に悟りました。
楽天などで、矮性のベビーバナナみたいなのを売ってますが、あれなら小さな鉢植えでもなんとか結実はするだろうと思いますが、満足できる内容かどうかは栽培者次第です。鉢を大きくしてもいいですが、そうなると、冬に部屋へ移動させるのは、重くてデカくて無理な話になってきます。ということで、素人管理であれば、防寒して冬越しさせるしか方法はありません。
とにかく水切れさえ起こさず、気温も高ければ、年中ご機嫌な植物と言えます。葉水とか初めは面倒だなと思ってましたが、今は一切与えてません。
<施肥量めやす>
5号鉢 ぼかし 軽く一握り
小さいままでいいのなら鉢は小さいままで肥料も与えすぎないこと。植え替えも、根周りを軽く清掃して、元鉢へ戻す植え戻しする方向で。根はいじりすぎないようにします。
10号鉢 ぼかし しっかり人握り
こちらは大きくする前提です。鉢なら直径1mぐらいの鉢を手配した方がいいです。これなら地植えした方が安上がりですかね。
「フィカス」

こちらも亜熱帯植物。これから植え替えには適しています。観葉植物とされるものの多くは、このフィカスに属する植物かと思いますが、もっと元気に育てたいなら屋外で管理して、時々部屋に飾ってはいかがでしょうか。いきなり外ではなく、窓越しの太陽、シェードや薄いカーテン越しの太陽、午前中の日陰、などで数日間慣らしてから、直射に当てましょう。一日太陽に当てると、かえって水分が飛びすぎるなどして、樹勢がなくなる恐れもあり。半日当たっていれば十分ではないでしょうか。水分の吸い上げも早いため、日々の水管理にも注意しましょう。
<施肥量めやす>
5号鉢 IB肥料 数粒程度
室内に持ち込むことも考えて、ぼかしのような有機肥料は与えない。不快害虫を呼び込んでしまいます。大きくなられると困るのであれば、肥料は控えめに。鉢は小さめに。水はしっかり。
「オリーブ」

我が家では5種、管理しています。毎年結実する上位の品種が異なっています。
今年はエルグレコ、レッチーノ、ミッションが着果していました。ミッションはかつて黒々とした実が大豊作のイメージだったのですが、ここ最近成りを潜めています。なり疲れというには、年数がかかりすぎているような気もします。
<施肥量めやす>
8号鉢 ぼかし 多めに一握り
「いちじく秋果」

3品種管理しています。
春のせん定時、ビオレソリエスは小枝は取り払った結果、枯死したのかと勘違いするぐらい、しばらく動きがなかったですが、1カ月前あたりからだったかようやく新梢が出てきました。その結果、結実も難しいだろうという感じはしています。ビオレソリエスは栄養成長が甚だしい品種とされていて、もともと勢いはあるはずなのですが、古枝の全取りがよくなかったのか。。葉っぱがついていない状態で水の吸い上げとか関係ないような気はするのですが、どうなのでしょう。来年は春でも枝は切らないでおこうと思います。念のため、取った枝で、挿し木しておきましたが、そちらも育苗中です。

ロードスは、去年出ていた小枝は半分残しておいたと思いましたが、こちらはその影響か?、新梢の勢いがいいです。そして去年の枝からも結実旺盛で、新梢にもたくさんの結実がみられ、十数個はなっているのかも。古枝についた果実は、サイズ的にもう収穫してよさそうな雰囲気さえあります。本来は秋果なので、今だと早すぎるはずなのですが、黒いちじくと言われているので、着色すれば、試しにひとつ採って味見してみてもいいかもしれません。
ゼブラスイートという名前のいちじくも持ってますが、これは品種ではなく、「パナッシュ」が正式名ではないかということです。このサイトでも検索いただいており、「実がつかない」というキーワードが使われてました。うちも一回も実がなってませんw こういう場合は、あまり触りすぎるとよくないんじゃないかと思います。早く生殖成長へ切り替えるため、植え替えはしない。樹も切らない。肥料は最低限。水はしっかり。これで管理してみましょう。ただ、放置すると、枝が天に向かって伸び始めるので、一文字仕立てで、枝数を増やすのは、ありかと思います。
<施肥量めやす>
10号 ぼかし しっかり多めに一握り
「セローム」
特にいま施肥する必要はないのですが、おおむね3か月ペースで施肥になっているため、今月がそれに該当します。3カ月肥効のIB肥料を持っているのが理由です。
<施肥量めやす>
10号 IB肥料 ひとにぎり
施肥以外の管理
亜熱帯植物(アボカド・バナナ・フィカス・セローム)
植え替えマークがついています。彼らの活動期に入るのが理由で、この時期なら植え替えしてもダメージは少ないということです。
この真冬、暖かい(20度前後の)部屋でバナナの株分けをしてみたのですが、みるみるうちに元気がなくなっていき(葉の黄変)、焦りましたが、土温をヒーターで30度近くまで確保することで、衰えは止まりました。適期でない作業はおすすめできません。
カットマークがついていますが、実をつけることを目的とせず、鑑賞のみであれば、伸びすぎた枝を切り戻して、樹形をコンパクトにする等の処理をします。実をつけることが目的であるなら、可能な限り、整枝は基本行わないようにします。葉に日光が届かないような伸び方をする枝の除去のみに留めます。
ハーブ類・アルストロメリア
カットマークがついていますが、花をいつまでも咲かせず、早めに摘み取って、株の疲労を抑えます。ハーブであれば、ドライにして香りを楽しみましょう。アルストロメリアのような切り花用植物は、早めに切り花として鑑賞しましょう。
薬剤散布
肥料を与えるついでに先手の薬剤散布で植物がボロボロになるのを未然に防ぎましょう。
ベニカXガード
5、7、9月の月初に散布すると決めている薬剤です。
主にコガネムシの幼虫対策として活用しています。これが根っこを食べて、植物が弱ったり枯れたりする原因となります。粒状薬剤。ニオイは、鯉のエサのような魚粉系の香り。
ちなみに、「根切り虫」というある害虫を指す用語について、これは、ヨトウムシのようなイモムシを指しており、実際には根っこではなく、タネから発芽したばかりのような、新芽の株元の茎をまるかじりして、茎がぽっきりと折れるような食害が見られます。
こちらの商品は、ホムセンなら大抵どこでも手に入ります。わたしが農業資材の取り寄せするとき、楽天市場でよく利用するのは、農業資材専門系(日本農業システム、おてんとさん、プラスワイズ)、ドラッグストア系(サンドラッグ)、家電系(Joshin)、またはホームセンター系(バロー、イチネンネット)のいずれかです。複数商品を横断的にそろえて、送料無料にしやすいのがポイントです。ドラッグストアや家電系で探すと案外揃うことがあります。
スカッシュ
この資材は、薬剤ではなく、展着剤。
植物の葉の表面は、水分をはじく性質があるため、薬剤と植物の親水性をこの資材が高めます。この作用は、昆虫にも有効のようです。というのも昆虫の体にも水分をはじく性質があるため、その効力を落とし、気門を封鎖することで、窒息死させる効果が期待できます。薬品を使っていないことと、耐性がつかないことが最大のメリット。
畑では、ダイコンハムシ(真っ黒なテントウムシ型の害虫)が活発化。4月のうっすら肌寒い時期から、アブラナ科の雑草に、大量に幼虫が発生しています。これらが成虫と化すれば、アブラナ科の野菜は全滅まっしぐら。まずは好物の雑草を減らすところから始めましょう。できれば「雑草に群がる幼虫・成虫」を殺して、野菜上で予防や駆除の散布をしないで済むようにしたいですね。
バラでは、チュウレンジハバチ(こちらも真っ黒でスリムなハチ)の幼虫が一斉に羽化しはじめています。こちらも一網打尽にするには、スカッシュは有効かも。猛暑に突入すればハダニも危険です。
2025年では、ぶどうのジベレリン処理、ブルーベリーのうどんこ病対策(発病後)として、カリグリーン散布時に、スカッシュを使用しました。展着剤を使わないで、これらを散布しても、薬剤をほぼ完全にはじいてしまって、見た目にも効果が薄いのではと感じてしまいます。家庭菜園で、1ボトルの量が500mlというのは多すぎるのですが、あれば、かなり使える印象です。
ホムセンでの取り扱いは稀です。取り寄せするのがよさそう。
使用中の固形配合肥料
春から秋にかけて主に使用している肥料を紹介します。ホムセンで似たようなものも売ってます。
なお、IB肥料とマグァンプKは、屋内でも使用できますが、それ以外は屋内では使わないでください。
その理由として、有機肥料は、水を含んだ後のニオイが元で、不快害虫が発生します。原料が動物性のものは、水を含まずとも、特ににおうと思っておいていいですよ。また、有機肥料は、カビが発生することで、肥料の分解が進み、微生物のエサになりますので、それが気持ち悪い場合は、屋外の土中にしっかり埋め込むか、初めからIBやマグァンプKを使いましょう。
IB化成肥料10-10-10(ホムセン等)

NPK成分比が10-10-10である商品が多く見られ、中にはマグネシウムなどの微量元素入りの商品もあります。積極的に微量元素のアピールをしていない商品が多いので、裏書をよくみて、できるだけ微量元素入りのお得な商品を選びましょう。1粒1gとなっている商品が多いので、わざわざ計量しなくても、玉数を数えればよく、使い勝手がいいです。
化成肥料なので、溶け出したときの有機的なニオイ(動物の残さやフンのニオイ)がないので、コバエがたかることもなく、室内で管理する観葉植物に使うことができます。
追肥として使うのが専らです。土の表面に均等に並べるだけか、土に少し押し込んでもいいでしょう。後者の方が、肥料の効きは早いです。肥料成分が出たあとの残さは、その形が崩れない限り、残り続けるので、追肥するたびに、肥料の残さだらけになりますので、取り除きます。
ほとんどのIB肥料が肥効期間30日の緩効性ですが、例えば、サンアンドホープ社のIB肥料は100~120日のものも販売されていて、追肥の手間が軽減されます。使用感として、30日肥効の商品の方が少し効きが強い気がします。
元肥え専用マグァンプK6-40-6-15(ホムセン等)
園芸では定番の化成肥料ブランド。
1年肥効(緑パッケージ)と2年肥効(青パッケージ)のものがあります。鉢植えの果樹など、植え替えが2年おきと分かっていれば、2年肥効。年内に植物の寿命を迎えるものや毎年植え替えタイミングを迎える場合は、1年肥効を選ぶと、ベターかと思います。市販の肥料で1年以上の長期肥効をうたったものは少ないのではと思います。この肥料を使用するのは、ほとんどの場合、植え替え適期の春になろうかと思います。有機肥料ではありませんが、「カレンダーの緑」の区分としました。
定番の肥料で、これさえ使えば、あらゆる植物に対して間違いないはずですが、花もの実もので特に効果が出るように考えられているのか、リン酸分がまさかの40。肥料商品の中でもダントツ多いのでは。リン酸は元々、土中の鉄分と結合しやすいようで、リン酸を多く含んでいても影響は少ないことまで加味された商品設計なのかもしれません。他社の肥料でここまで突出したものはないように思います。
ちなみに、腐植酸を加えると、土中の鉄分と結合する前に、腐植酸が作用して、リン酸が根に効くようになります。花実がいまいちと感じるなら、腐植酸を試す意味はあるかもしれません。
マグネシウム15とこれも他社品と比べて、かなり多く、光合成を活発させる成分です。
日清ガーデンメイト固形骨粉2-12-7(ネット通販等)
天然原料100%の有機発酵肥料です。
広いお庭なら、土の上に置き肥してもいいですが、水を含むと、動物のフンのようなニオイが空気中に漂います。また、カビが旺盛に生えることもあるかと思いますが、肥料分解の過程なので、問題ありません。これらを軽減するためには、土中に埋め込みます。肥料の効きも早くなります。なお、室内の観葉植物用としては、不向きです。
油かすがベースの肥料の割に、珍しく「窒素がかなり少なめ」の成分構成で、多くの植物に最適の肥料のように思います。窒素が多すぎると、うどん粉病などの病気や、アブラムシなどの害虫が大発生する要因となります。
また、有機肥料で肥効が30日とは、驚きの分解の早さです。酷暑明け~休眠前の、数か月の間に効かせる肥料としても重宝しそうです。現在、うちの固形肥プランでは、9月~年末にかけて、肥効30日の化成肥料を与えることになっていますが、これなら問題なさそう。酸性土壌を好むブルーベリーにも最適。
リン酸12%と多いので、花や果樹向き。果実をつける野菜にも推奨されています。
1粒13g前後の玉肥
庭植えの果樹(かんきつ・ジンチョウゲ)に主に使用しています。
ただし、在庫が切れ次第、有機ぼかし肥料(ただし緩効性)に切り替える予定です。
8-8-8(ホムセン等)
畑で野菜を栽培されている方には、おなじみの基本の肥料8-8-8が広く愛用されています。「やさいの時間」でも使われている固形肥は、この8-8-8です。
主に肥料をあまり必要としない野菜に使用。逆に、多く必要とする野菜には、1回の施肥量を多めにしたり、施肥間隔を空け過ぎず、定期的に散布(2週間に1回ペース)することで対応できる万能型化成肥料と言えます。速効性
NK肥料14-0-14(専門店等)

主に肥料食いの野菜に使用。
わたしは、雨などによって畑から流亡しにくいPを除いた、NK肥料14-0-14をコーナンで手に入れたので、こちらを追肥用肥料として使用しています。特殊な肥料のため、どのホムセンでも販売されているわけではなく、畑作が盛んな地域のホムセンなら取り扱いのある可能性が高いです。
速効性化成肥料で、肥効は2週間ほどと思われます。
Pも必要な場合は、BMようりん0-20-0をミックスすれば、好みの比率の化成肥料が完成しますが、BMようりんが最近割高なので、この手法がやや使いづらい。
有機ぼかし肥料(ホムセン等)
長期間の栽培となる野菜に、肥効を長く効かせたい元肥に最適。
ぼかし肥と言っても、作り方や原料はさまざまかと思われます。原料さえそろえれば、個人でも作ることは可能。わたし自身は作ったことがないので、詳細はわからないですが、道の駅のような地域の小売店で、地元の方が作られたボカシ肥が販売されている場合があります。
うちはホムセンで先日(2023年8月)15L袋で購入しました。価格は2,000円弱
現在使用中のボカシ肥の概要
・6-5-3
・主な原料は油かす、魚粉、骨粉、たまご殻で有機100%
・ビタミンやアミノ酸、核酸(発根促進が期待できる成分)が豊富に含まれている
・形状はペレット状で散布しやすい
・原料から分かるように緩効性。栽培期間が数か月と、管理が長くなる野菜には最適です。逆に栽培が短い野菜に使うと、収穫後も、肥料成分が土中に中途半端に残ってしまい、次の作付けに影響を及ぼします。
・乾燥していても動物的なにおいがそれなりにします。水分を含むと一気にアンモニア臭が強くなりますので、室内では当然使用しない。屋外でも、できれば、土と混ぜ込むようにして散布する方が、ニオイや不快害虫、白カビの抑制にもなります。カビは肥料を分解している初期段階で一時的に発生するものなので、商品の品質不良ではありません。怖がる必要も無し。ただし、分解の結果、熱が多少発生するので植物の根にだけは当たらないように、株から十分離して施肥するか、定植よりも7~10日前に散布します。

