高知県と島根県で、「新品種の植物の名前を考えてみよう」という企画がありましたが、その後、どうなったのかのリポートです。
植物の命名について、もし優秀なら副賞もあるし、何より、自分のつけた植物の名称が、これからもずっと市場を流通し続けるというのは、とても夢がありますね。
その1~高知県産「非辛みシシトウ」
非辛みシシトウのネーミングを募集しています!
優秀作品に選ばれた方には素敵な賞品をプレゼント♪
▼詳しくはこちらhttps://t.co/8JqiYx180i pic.twitter.com/aQifPmGu1W— 高知県 (@pref_kochi) August 31, 2022
シシトウの新品種に対して、22年9月末まで名前を広く募集されていました。見た目は、いわゆる、シシトウのフォルムながら、「辛味がまったくない」のが最大の売り。
現在、優秀作品の6点が投票にかけられています。名称募集時点では優秀作品5点に、県産品と加工品1万円相当の詰合せが贈呈されることになっていました。どうやら優秀作が多く、絞り切れなかった模様です。
〇2022年12月20日締め切り
〇抽選で投票者5名に 高知県産野菜の詰合せ
〇主催 高知県農業振興部 農産物マーケティング戦略課
ただし、この投票企画、「県民投票」と銘打っているところから察しが付くとおり、高知県民の投票しか受け付けられなくなっております。全国に広く知らしめたいという思いから始まった企画としては、全く残念な対応ですね。高知県産の食材の名前は、高知県民に選ばせたいという、土佐愛故の対応なのかもしれません。名付け親は他府県の人間であったとしても。。一瞬、配送料を抑えたいのかなと思いましたが。。
ちなみにわたしは「もうアナタには辛みません」を予測。他の名前もいいのですが、どこかにありそうな名前で、市場の競争の中で埋没してしまいそうです。「もうアナタ~」ならインパクトはあります。高級食パンブーム等では、店名らしくない店名のお店も流行りましたし(廃れるのも早かったですが)。略語にするなら、モーカラ。で決まり?猛烈に辛そう?w
公式サイト:高知県産非辛みししとう県民投票
シシトウとは
ナス科トウガラシ属。英表記でSweet (Green) Pepper。甘長とうがらしのひとつ。多くはタネに辛味成分が含まれている、というイメージがあるものの、分類的には、甘味系のピーマンやパプリカも意外と同じ。一方、辛味系品種としては、鷹の爪やハバネロなどがあり、収穫時は特に素手で触らない方がいいと言われるほど。
昨日は非辛みししとうのイベントでした。
ティッシュは約1600個配布して、試食も700食出て、非辛みししとうもかなりお渡しできました。
これでししとうに対するイメージが変われば嬉しいです。あとは栽培する面積を増やすことが当面の目標です。
本当にありがとうございました。 pic.twitter.com/cGvublx8Mv— 高知のししとう (@kochishishitou) September 18, 2022
その2~島根県産「あじさい」
あじさいの新品種に、ネーミング募集を22年10月初めまでされていました。色は白(液晶画面によってはクリームがかった白)、花びら(ガク)が細く、八重咲き。非常にシンプルですがすがしい印象を持ちます。咲き始めは、蕾群の外周から開花していく「ガク咲き」、満開で「半てまり咲き」、いわゆる”あじさい”のイメージに近い、小花が集まったブーケ状になっていくということです。
現在、選考中とのことです。普通に考えれば、そう何カ月もかかることじゃないと思いますが、選考結果は、2023年3月に島根県庁サイトで発表されるとのこと。
ただ、募集関連の公式サイトは閉鎖されてしまいました。さすがお役所仕事。。締めきったらさっさとサイトを閉鎖してしまうなんて、もったいない。誰か優秀なデジタル人材がおられるのでしたら、島根県庁に進言指南してあげてください。
そういえば、私は応募し忘れてました。。
午後ドキ月曜日、このあと始まります!今日は「で?!」はお休みで、あのコーナーがプレゼント付きで復活✨しかも意外な⁉️豪華ゲストも🙌
コメントお返事失礼しておりごめんなさい🙏
画像は島根県オリジナル紫陽花、新品種✨星あつめです🌟 pic.twitter.com/onArLPtcKl— 原奈津美🎤山陰釣り人アナウンサー🍶🎣 (@natsumi_poke0w0) May 3, 2021
うわ、ウソでしょ!?星あつめ綺麗♪♪
島根県からは、過去、5品種のあじさいが作出されています。
「万華鏡」「美雲」「銀河」「茜雲」「星あつめ」
参考サイト:島根県:あじさい島根県オリジナル品種の紹介
〇主催 島根県農林水産部産地支援課
まとめ
さらにその後どうなったかを追跡リポートしてみたいと思います。
高知県も島根県も、次回、新たなネーミング企画を全国に向けてやっていただきたいです。
他府県でも、ネーミングに限らず、農作物に関するおもしろい企画で、日本の農林業の魅力を発信していってください。