最終更新日 2023.07.24
第1弾きゅうりの芽かきと葉かきを行いました。たねまき日は、6月18日。定植日は7月5日
今回採用の品種ご紹介
まず、タネを買う際、タネ袋に書かれた、たねまき適期のカレンダーに間に合うようにたねまきをします。勢いで買う前に、必ずタネ袋をチェックしましょう。
四葉系きゅうり「パリQ」
トキタ種苗の四葉(スーヨー)系きゅうり。白いブルームがついて、イボイボしていて、懐かしいきゅうり。今ではまずスーパーに置いてないので、作るのが楽しみ。
現在、ウリ科は、ズッキーニとスイカ2種を育てていて、まだ同じうねに余裕があるため、キュウリでも育ててみようかなという気持ちに。ちなみにうまく育てられた経験はございません。むしろキライになっちゃいました。理由は、摘心すると、元気がなくなって、全枯れしちゃうからです。摘心怖いですw
品種の名前は「パリQ」。パリッとしたきゅうりということで楽しみです。この品種は、子づる孫づる栽培を前提としているようです。つまり摘心せよ、とのこと。。摘心することで、子づる孫づるのやる気スイッチが入るわけです。ただ、摘心が嫌いな人にとっては、つる下ろし栽培(主枝栽培)しちゃダメなんですかね?これもまた実験しなきゃわかりません。
先日、野菜を持ち込んだ先で、こんなものをいただきました。ネットに、とある漬物商品に寄せた味を作るレシピが載ってるとのことで、私もこれをスーヨーで作ることにいま燃えておりますw ごはんと合う~ うま~ これが後引くってやつ。
作業のようす
まずはお手本
株元から第5節目ぐらいまでの花(果実)を取り除きます。また、不要な葉も取り除きます。具体的には、病気にかかったもの、光合成に寄与しないもの、子づるも含めた主枝についていない葉。
子づるの扱いについては、栽培者の方針次第ですが、うちは栽培株数が多いので、基本的に主枝についた果実だけを収穫して、子づるはすべて取り除く予定。欲張っても、たぶん廃棄の方が増えてしまいますし、冷蔵庫が「きゅうりの〇ちゃん」だらけになってもちょっと困るので。。
子づるを活かしてたくさん収穫したい方は、なすと同じ考え方で、子づるの根本から一番近い場所についた花をひとつとその上についた葉を1枚だけ残して、その先を摘心します。子づる1本につき、1果成らせるイメージ。果実を成らせるために必要な葉の数はそれぐらい少なくても大丈夫ということになります。葉をつけすぎると、混みあいすぎて、逆に病害虫のリスクが増大します。
ということで、まずは子づるを除去してみました。
あら?
なんだか大物が取れた?というか、主枝を間違って切っちゃいました。。笑うしかありませんね。うちは株数が多いからいいけど、はさみを入れる場合は、慎重に(言われなくても間違えないって?)
いやー、お見事。悪い例w
そういえば、一日にカットしていい葉っぱの数は3~4枚まで。それ以上切ると、草勢が落ちるんだそうで、そのことを、切った後で思い出しました。。
いったいどのぐらい草勢が落ちるのか、逆に検証してみましょう。
ひとつ学んだこともあり、混みあってから作業すると、不幸な結果になりかねないし、ムダに子づるを伸ばしたところで、無駄なエネルギーを浪費させてしまうだけだなと。取るべきものは、早めに取っておいてもよさそうです。
藤田テキストによると、「定植から1カ月後に、葉かき芽かきの作業を行いましょう」とのことですが、これはある程度、株の成長が落ち着いてから、葉をかいた方が、枯らすリスクが減って、より安全という意味あいがあるんだろうと思います。
7/24追記)3枚以上、葉かきしても草勢に変化なし
てっきり枯れてるかと思いましたが、むしろ元気に伸びている。。「葉を3枚以上かくな」は、マユツバか!?ネットにあふれている情報を信じても意味がないこともありますね。
気を取り直して葉かきをしようw
この株の葉かきを行いますが、こちらも割と茂っています。ただ、葉かきは、1日3枚程度に抑えるべきというルールに従って行うなら、株元に近い葉が、くたびれている傾向にあるので、そこからMAX3枚程度をかいていきます。
伸びすぎた子づるを取り除きたいなら、日数をかけて、徐々に葉数を減らしていくしかないですね。水やりと同時に毎日、葉をかくという習慣もつけたいと思います。
虫に食われたり、べと病などの病気が出かかったりしている葉を優先的に取っていきます。
葉の他にも、株のエネルギーを浪費してしまう、つるや花芽も、株元から第5節目まで取り除きました。さらに双葉も取っています。
このように、7月5日に第1弾として定植した、他のきゅうりもすべてチェックして、葉かき芽かきを行いました。
今後の管理
葉かき芽かき
繰り返しですが、できるだけ毎日、不要な葉をかいていきます。藤田テキスト曰く、定植から1か月後がめやすでしたが、早く始めてもいいよと畑のベテランから教わったので、株の草丈がある程度出たら、早めに作業を開始しましょう。
ウリ科栽培の基本として、つるの初期段階で着いた花やつるは取り除くというセオリーがあります。栄養をそこにもっていかれて、株が疲れて、貧弱になるのを防ぐため。
また、収穫が進むにつれて、第6節目から上の葉も、だんだんとくたびれていきます。不要な葉はどんどんかいていきます。
うちは、全ての株で、つるおろし栽培をする予定なので、とにかく葉を取って、株元はつるだけの状態にしていく必要あり。
誘引
うちのきゅうりの様子を観察していると、草勢がある場合、日によりますが、1日15センチほど伸びているものがあります。できたら毎日観察して、支柱や誘引ひもに、こまめに誘引していきます。
きゅうりは、まきづるを伸ばして、自らの葉茎を支えようとするので、誘引は必要なさそうにも思えますが、主枝=親づるや、子づるの勢いがあると、重力に逆らえずに、あらぬ方向に伸びていってしまいがちです。
水やり
早朝か、夕方の水やりを欠かさないようにします。畑の場合は、うね間が湿っている状態が適切。プランターなら乾きが早いため、毎日。
追肥
大きな葉をしっかり展開させることが成功のカギです。水とあわせて、追肥も忘れないようにします。
タイミングのめやすは、定植から1か月後に1回目、初収穫後に2回目、その1カ月後に3回目(楽天Ivy資料より)
過剰施肥を防ぐため、巻きひげを観察し、巻きひげの巻きが甘くなってきたり、細くなった頃が、栄養不足=施肥タイミングのサイン。
分量のめやすは、8-8-8を50g/㎡
つるちゃんによると、プロ農家は、大きな葉を展開している段階から、さらに肥料を与えると、逆に葉が小さくなってくる、その状態を目指して管理しているんだとか。。
病害虫(※写真あり)
プロ農家の方は、過剰施肥による、うどんこ病が怖くないのかなと思ってしまいます。症状が出かかったら、早期に薬剤で抑えてしまうのかもしれません。うちも症状を見つけ次第、住友化学園芸の「カリグリーン」で対処するようにはしています。オーガニック栽培にも使える安心な薬剤です。
きゅうりにつく害虫と言えば、ウリハムシ。この写真も茎をガジガジと必死にかじっている真っ最中。。見過ごす訳にはいきません。ウリハムシは、ふわっと飛んで逃げるので、捕まえるのがなかなか難しい害虫ですが、私はこの撮影後、偶然にも手で捕殺できました。夕方も活動が鈍るのかもしれませんが、特に早朝は動きが鈍い印象です。害虫パトロールする場合は、早朝をオススメ。
こういった食害跡からウィルスが侵入していって、株を侵すようです。ウリハムシは、ウィルスを媒介してしまう害虫なんですね。
飛んで逃げてしまうので、スプレータイプの殺虫剤で、弱らせてから捕殺するのもありかもしれません。殺虫剤は、使用上の注意をよく読んで、利用の判断をしてください。
関連リンク
きゅうりは初心者向きと煽っているひともいますが、どこが?w でもやってみて失敗しないと、初心者を脱することはできないですからね。
当時の記事に「水やりを夜しない方がいい」と書いてますが、わたしは23年の畑では夕方にしかあげてません。朝行けないのと、早朝ならまだしも、下手に太陽が上がってきた頃にあげてしまうと、土の中でお湯になってしまうリスクがあります。よって、夕方の水やりが今はベターです。
・gardeners’ shop Ivy アイビー楽天市場店
草花の種子ほか、農業用具も一部取扱いあり。対応が柔軟で好印象(だからって、わがままな要求はしないでね)。店独自の栽培シートもあれば一緒に送ってくれます。