ブルーベリーの開花が盛りです。2月に花芽を摘んでおきましたが、4月中旬時点で、思った以上に、花やつぼみをつけすぎているので、さらに間引きました。
花(芽)の間引き
本来、ブルーベリーの花が咲く新芽「花芽」を休眠中に十分に摘んで、花数を抑え、果実を鈴成りにさせないことで、ひとつひとつの果実を甘く大きくさせる効果があります。
うちも、2月の休眠中に、花芽を間引きましたが、ひとつの花芽からが複数の花がてんこもりに咲くので、予想以上に花だらけになりました。ここで、もう一回見直して、余計な花を摘み取っておきます。
ラビットアイ系ブルーシャワー
鉢植え管理で、2年目に入ります。
2月→4月の状況
うちは、枝に2~3個の花芽を残すようにしました。そのとおりになっている枝もありますが、頂上部や株元では、花芽を見落としたか、花芽と認識できなかった部分で、花がつきすぎている場所もあります。
花芽を間引いたと言っても、花がぷっくりふくらむように咲くと、かなり混みあっています。果実が成ると、これ以上にひしめき合うことになります。花数を半分にまで減らして、空間を確保しました。
花を咲かせすぎたと感じたときは、花を落としてみてはいかがでしょうか。ひとつの花芽から、恐らく4~5つの花がぶらさがっていると思います。その次の花のグループは、かき取ってしまいます。これで十分な空間が確保できます。
そもそも、果樹は、葉っぱだけでなく、果実そのものにも太陽光が満遍なく当たらないと、色づきが悪くなったり、甘さがのらなかったりします。
また、株元近くの花は、枝や花の状態にかかわらず、全部摘みました。これから夏にかけて、株全体の葉が茂ってくると、株元は、日陰になりやすいため、ここで果実を充実させるには、無理があるように思います。
ラビットアイ系ホームベル
鉢植え管理で、2年目に入ります。
ラビットアイは、恐らく「硫安」過剰で、葉焼けがひどく、昨夏の時点から葉が残っていませんでした。なお、ブルーベリーは落葉樹らしいので(一般暖地では葉をつけたまま越冬できる)、冬期に落葉するのは、問題ありません。
2月→4月の状況
枝垂れていた枝と、クロスしていた枝を2月時点でせん定して、さらに寂しくなっていたのですが、若葉がたくさんつくと、そんなことは全く気にならなくなります。わたしが管理している植物の中で、この春、最も生命力の強さを感じました。前年の管理ミスをチャラにするように、元気に芽吹いてくれてありがとう。23年はがんばります。
ホームベルは、花芽はひとつもない、と思っていましたが、おやおや、つぼみが。。花数は少しですが、ホームベルの着果も期待できる、かもしれません。
うどん粉病は、キュウリやカボチャ、ズッキーニなどのウリ科の葉ではおなじみかと思いますが、ブルーベリーにも出るようです。プロ農家でも発生するときは、するようなので、素人はあまり気にしないでおきますが、窒素過多、あるいは、高温乾燥気味のときに発生しやすいと思います。
対処方法としては、カビの一種なので、かき取る方法もありますが、うちは、最近、薬剤で対処して、できるだけ葉数すなわち光合成を減らさないようにしています。住友化学園芸の「カリグリーン」を水で希釈してスプレーしました。
また、最近発売されたベニカナチュラルスプレーもうどん粉病に効くようです。わたしは、来るべき病害虫の大発生に備えて、まだ温存してます。。
ラビットアイ系ティフブルー
鉢植え管理で、先日取り寄せたばかりです。楽天のグリGOさんには、1年目にしては、割と大きめのものを送っていただけたと思います。
2月→4月の状況
こちらもびっくり若葉がいっぱい開くと、こんなに印象が変わるなんてびっくり。
株が小さいので、気にも留めてなかったのですが、結構立派な花をつけてくれたというか、つけさせてしまいました。1年目の株にはあまり花実をつけない方が、株が疲れなくて、来年以降の成長によいとされるのが定説です。それでも収穫を楽しみたい場合は、花を数輪だけ残して、あとはかき取っておきます。
今後の管理
晩夏の収穫に向けて、水やりと追肥を月初の計画にもとづいておこなっていきます。最初のブルーシャワーは満開でしたが、あとのふたつは、花数が限られていました。お互いの花粉が受粉して、結実するので、今年は控えめ、もしくは、ゼロに近い結果になるかもしれません。ただ、すでに、来年の花芽を充実させるための準備期間は始まっていると考えて、上手に手抜きしながら管理できるようにしていきます。
水やり
23年4月中旬は、最高気温が20度を超えそうで超えない日が続いているため、日当たりが強すぎなければ、10日に1回か、土の乾き次第では5日に1回へ改めます。
追肥
花後の5月に有機肥を少々か、エネルギーチャージの液肥を与える予定です。
関連リンク
カリグリーン
カリグリーンは3種類ほど、パッケージデザインありますが、中身はどれも一緒です。オーガニック栽培にも使えるといううたい文句で買った商品。うちでウリ科を栽培する際は特に活躍しています。うどん粉病がびっしり出る前に、早めに吹きかけましょう。
ベニカナチュラルスプレー
うどん粉病だけでなく、アブラムシやハダニにも効果があるとして、注目のスプレー剤。デンプンや植物油由来の物質で、物理的に菌や虫を覆う形で駆除するので、トラブル発生後に使用する商品です。薬品ではないようなので、害虫の耐性がつかないとすれば、これは画期的。そうすれば、数種類の薬剤をループして使う必要もなくなるのでしょう。
例外としてケムシ・アオムシ類は、約2週間の「予防」効果ありとのこと。これもありがたいです。