最終更新日 2022.04.09
CLサマースノー3月の気温上昇で、バラの萌芽が、かなり勢いづいています。この状況に応じて、追肥しました。肥料として何を与えたかを解説します。
萌芽の状況(品種:CLサマースノー)
3月中旬
啓蟄(3月6日)を迎えて、いよいよ動き始め、各節から新芽が並びました。
3月下旬
たったの10日で、かなりのボリュームが出ました。生育旺盛です。
追肥資材4つ
オーガニックまたは緩効性肥料
バラの家(楽天市場店・埼玉県)によると、萌芽が確認できたら、開花を成功させるために、オーガニック肥料やIB肥料を与えることを推奨しているようです。いずれもゆっくり効かせたい意図が見えますね。わたしもこの助言に従いました。
今回使った肥料は「緩効性(かんこうせい)化成肥料(500g、10-10-10+Mg1.5、ダイソー)」です。緩効性とは、ゆっくり効くという意味。水をやるたびに少しずつ溶けて効果を発揮します。商品によって、緩効性の有効期間にかなりの幅があるのですが、こちらは120日間。
4か月経ったら肥料は跡形なく消えるかというと、そうでもないようです。肥効は4か月なので、期限いっぱい使ったら、溶け切っていなくても、鉢から取り除きます。
この商品はダイソーで数年前に買ったものです。現在、近隣の店では販売を確認できませんでした。それにしても、4か月効いて、500グラム110円とはダイソー恐るべし。
ニームオイル
病害虫予防のひとつの施策として、ニームオイル(250ml、メーカー:ダイコー、取り寄せ先:陶器舎 楽天市場・東京都)を混合して、土中へ水やり。昨年来、久々に使用しましたが、機械油のような、クセの強いにおい。パンチのある香りなので、害虫を寄せ付けない効果ありといわれるのも納得。
去年、バラの害虫で記憶に残っているものは、チュウレンジハバチ(大量の幼虫による食害)とハキリバチ(葉っぱを丸く切り取って次々巣に持ち帰る)。ただ、オイルを取り寄せたのは、これら害虫のオフシーズン。今年は本領発揮するのか要観察です。
ニームオイルは、高級品なので、散布は2週に1回の予定。次回の散水は、「葉水」にして、葉につく害虫を忌避させたい。バラが咲いたら、いい香りと喧嘩しそうだけど、どうでしょう。
次買うならユーカリ精油が入って香り爽やかという、こちらのニームオイルにします。
楽天市場で商品を見る
ローズパーフェクト
バラの活力剤「ローズパーフェクト(500ml、たまごや商店・茨城県)」は、ニームとは別日程で、葉水として与えます。ニームは、やはり匂いで牽制する資材なので、他のものと混合して、効果を低くしたくないですし、今時期なら時々にはなりますが、適度な葉水も、土中への水やりと同様、重要だからです。
ローズパーフェクトは、海藻エキス由来のミネラルや、微生物・酵素をも含んでいて、植物も人間に必要なものと同じなんだと感じさせてくれます。昨年は、多少病気にかかりましたが、株自体は元気そうでした。肥効が実際いかほどかは、不明ですが、今年もお守りのように使っていきます。
カニガラ
病害虫予防のひとつの施策として「カニガラ(1kg、4-4-0、たまごや商店・茨城県)」を与えてます。原料が🦀カニのため、かっぱえびせんのような香り。屋外の植物限定で使用して、置き肥にせず、土中に混ぜこみ。春と夏の2回施肥。
ところで、高級肥料の成分に、しばしば「キトサン」という成分が含まれているので、それを安価に実現させるために、この商品にたどり着きました。「液化キトサン」の方が即効性があるのを私は知っています。でも、とにかく価格を抑えたい。あと、粉末製品の方が、相対的に有効期限が長いようなのも決め手。
「キトサンをまくと、昆虫が来たと勘違いした植物が、防御反応を示して、強くなる」という、たまごや商店さんの話がおもしろくて、ますますこの「キトサン」を含む商品が気になっています。