最終更新日 2023.07.20
久々にホムセンでポット苗を買ってきました。今回は”秋なす”です。
今回植え付けた品種
長なす「南竜本長」(トーホク)
早どりできる長なす。タネが少なく食味良好。種苗会社はトーホク。販売店はコーナン
日中の暑さ除けのため、ごぼうの中で待機されているので、全体像が分かりにくくて申し訳ありませんが、正直、”クズ苗”です。コーナンは、苗をまともに管理する能力がないようです。商品が枯れていようが、状態がどうであれ、通常価格で販売。客にももちろんですが、これでは種苗会社にも失礼。
ほとんどの苗がポット苗で実をつけてしまってました。その中から花か蕾のものを選びました。野菜苗で実がついているのは、根鉢が回り切っているでしょうし、水分も栄養もまともに与えられているとは思えません。老化していて、定植後の根張りに勢いが出るのか心配です。販売店の管理者はポット苗の果実は早めに採るべきですよね。
それと、売れずに在庫スペースばかり取っている野菜苗は、ポット苗間の空間をできるだけ取るのも難しいのは理解しますが、とにかく徒長してしまい、日光が当たらない下葉を株がどんどん落としていってしまいます。ひょろ長く伸びた茎の先に葉っぱが3~4枚だけついたような苗を、いったい誰が買うんでしょうか。
コーナンは私を雇うべきですw
中長(サカタ)
秋どっさりなす。秋に収穫できるなす。なすは、基本的に夏から秋にかけて、たくさん採れるので当たり前のことが書かれているだけです。普通のなすということのようです。種苗会社はサカタ。販売店はビバホーム
ビバホームで300円強で販売されていました。ビバホームはコーナンより、随分マシだと思いますが、こんな管理状態でよく300円もお金をいただけるなぁ~という感想。
まず、白なすかと思うぐらい葉色が薄い気がするのは私だけ?栄養状態がよくないかもしれない。それと、葉にカスリ状の模様が入ってますが、ハダニにやられてます。
密集して設置、販売されているので、当然、すべての株がハダニに侵されてました。普通はこんなの買わないです。
ビバホームも私が必要な模様。。
定植のようす
植え付け場所
ズッキーニの跡地を一度しっかり耕しました。そう、ズッキーニがほぼ全滅してしまったんです。現在、1株1号苗だけが、かろうじて生き残ってます。
それはさておき、跡地にどのぐらい残肥があるのか気になります。4株中、3株はかなりの大株に育ったので、それなりに肥料は吸い上げていると思いますので、元肥はなすに必要な量を標準で投入します。
マルチはシルバー採用。このところ、猛暑モードですが、シルバーだって、しっかり熱いです。。黒とどれだけの差があるの?って感じ。
土の状態は、かなり水持ちがよさそうでした。ただ、水を含みすぎてドロドロしているというわけでもなく。ここ数日は厳しい暑さが続いてますので、多少なり土中の水分は気化した模様。水はけがよくない環境なので、水を必要とする、なすやさといも向きの土壌ではあります。
土壌改良材
・腐植酸(たまごや商店)
・ハイパワー苦土石灰(楽天イチネンネットプラス)
ハイパワー苦土石灰は、粒状の苦土石灰に微量元素を豊富に含んだ、優秀な資材です。
元肥え
・NK化成(14-0-14)
・BM溶リン(0-20-0)
上記7:3ぐらいの割合で配合してばらまきました。
施肥量としては、ひと株につき、オール8を200gとのことなので、オール14なら少し控えめに(めやす100g強)あげればいいかと思います。
コーナンは、畑作地域に近い店舗によっては、割と農業資材が充実しており、NK肥料を販売していました。他のホムセンでは、なかなか見かけません。この度初購入。追肥資材として大いに使えそう。14台は高度化成肥料と呼ばれていますが、今までは低度(オール8)しか買ったことなく、これも初。投入しすぎには注意が必要です。
このNK肥料は、リン酸は畑から流出しにくいことから、リン酸のみゼロで、追肥資材として開発されています。ただ、元肥として使えないかというと、そんなことはなく、私のようにリン酸の単肥を配合してしまえば、好きなバランスで手軽に施肥可能です。
石灰と接触させると、アンモニアガスが発生して危険ということも注意が必要。ただ、わたしはバンバン混ぜて、すぐ植え付けてしまいましたが。。
病害虫対策
中長には、ハダニ対策として、ニームオイル180倍希釈を葉の表裏に満遍なく霧吹きしておきました。様子をみながら、数日おきにでも、吹きかけてみたいと思います。
シルバーマルチも張ってますから、忌避効果で、ハダニは付きにくくなるかと思います。
植え付け後のようすとあんどん
夜7時半に植え付け完了。なので暗いです。株間は50センチとし、2条。条間も50センチ。長さはセオリーに従いました。
株間を広く取った方が株が元気に育つ一方、果実がなったあとは、果実が日光に直接さらされやすくなります。逆に株間を狭くした場合、葉が密集するため、果実がある程度、遮光されます。近頃の酷暑期は、あまりにも日差しが強すぎるので、夏野菜と言えども、遮光が必要になってきています。ちなみに植物は全般的に28度までなら、活発に生育するとされています。28度を超えると、半休眠状態に陥るとされます。
きゅうりのように、軽く遮光できる資材を活用するのもありです。野菜にとって暑すぎる夏をなんとかやわらげてあげたいです。
ホムセンで販売されている苗が、ひょろ苗(徒長苗)で、つまり、細い割に草丈があるので、基本的に株がしっかり成長するまでは、支柱で支えが必要。わたしは、あんどんをすべてにかけました。仮支柱は設置していません。
今はボロ苗ですが、うまく再生して、大きくなりますように。
今後の管理
マリーゴールド
コンパニオンプランツとして1株定植しておきます。
青粘着シート
スリップス被害が心配されるとのことなので、青粘着シートを今回は少なくとも1枚設置しておきます。
ニジュウヤホシテントウ
私の中でなすの害虫と言えば、これ。葉っぱの表面を、ミシンで縫ったような模様をつけて、ひたすら食べていって、光合成能力を下げてしまう、くすんだ色のテントウムシ。なすだけでなく、ナス科全般につくようです。成虫は見つけ次第、捕殺します。
4本仕立て
一文字に出した両脇芽をさらに分枝させる予定。
水管理
ナス栽培で水を切らしてはいけません。皮につやがなくなり、硬くなってしまうボケナスになってしまいます。ある程度の水はけも大事ですが、水を常に与えることを意識した管理にしましょう。きゅうりと同じく、たまにしか畑に行かないような人にはそもそも向いていない野菜です。そんな忙しい方は、うね間に水を張ってみるのもいいでしょう。
一番花
つるちゃんによると樹勢が強そうなら、花は摘まずにエネルギー消費させ、樹勢が弱そうなら花を摘んでしまうとのこと。
よって、南竜本長は、摘花します。中長は花が出るまで、本葉があと3~4枚出るのを待つことになりますが、恐らく摘花することになると思います。
ちなみに南竜本長の花のようすですが、「短花柱花」です。めしべが、おしべよりも短くなっており、水分と栄養分、両方の不足が疑われます。コーナンでの、野菜苗全般に扱いが悪かったのは見れば分かりましたので、当然の結果ですよね。ここから挽回していただきましょう。