最終更新日 2023.06.11
畑でとうもろこしの品種「キャンベラ86(タキイ)」と、家のプランターで「黒もちトウモロコシ(ノザキ)」を育てていますが、先日からキャンベラ86で雄穂(ゆうすい)が顔を出し始めました。同じく、若い雌穂(しすい=とうもろこしになる部分)も本日確認。
キャンベラ86
イエロー種。先端までびっしり実がつく。種まきから86日後に収穫できることが名前の由来の一部になってるみたいですよw。ちなみにキャンベラは生産地オーストラリアの首都。タキイ
ちなみに4月9日に第1弾のたねまきをしているので、12週と2日目は、7月4日が収穫日予定となっております。第2弾は7月14日予定。
雄穂(ゆうすい)と農薬散布
背丈は170cmぐらいはあるのかも。今時点で私とあまり変わりません。もっと高くなるかもしれません。先端に雄穂がついてます。ここからお米に似た花が咲いて、花粉が落ちます。トウモロコシの花を「本当に」見たことがある人は意外と少ないかもしれませんね。今後の管理の欄で後述。
先日、トウモロコシを真上から見たときに、雄穂がまもなく出てくるのを確認。すぐに農薬を散布しました。うちは、トウモロコシにだけは、躊躇なく、農薬を使ってます。
この薬剤は、茎と葉の付け根部分にたまるように散布します。どうやら、羽化した幼虫がこの辺りから茎の中へ侵入していくようなんですね。そこを農薬で狙い撃ちしようという考えのようです。
ただ、心配なのは、この薬効がすでに数年前に切れていることw またココでけちって、結局、食害されたら何の意味もないのですが。。
若い雌穂(しすい)
どれのことを指しているかわかるかな? 写真中央。茎から少し右に傾いて伸びているのがそれ。
「若い」と書いてますが、まだ、白く透き通ったふさふさの穂が出ていないので、「雌穂が出た」とは書きにくい状況。ここに花粉が落ちて、受粉したのち、トウモロコシが実ります。
メイちゃんが抱えていたようなトウモロコシを採るのが夢です。え? 実はまだトウモロコシ収穫に大成功したことがないものでw
根と脇芽
これだけしっかり根が出ていれば、成功率は高まっていると言っていいのでは?それに脇芽が4本も出てる!今まで2本出てるのは見たことありますが、これはかなりいい感じでは?周りの畑を見ても、この状態まで持っていけてるのはうちだけでした。
脇芽はかきとって、実に栄養をまわした方がいいという声は従来の栽培手法ですが、倒伏防止のために、あえて残す理論が最近少なくありません。近々、またまた台風が来ると言ってますし、倒れたら元も子もないので、うちはこのままでいいかなと。
今後の管理
乾燥させない
雄穂が見えてきてからは、乾燥させないように注意します。何か勘違いして、水を切って甘くしようとすると、カスカスのトウモロコシができあがります。。
追肥は終了
雄穂が見えてきた時点で、2回目の追肥を行います。たねまき第一弾の6株は、2回目の追肥を行いました。まもなく、残りの株も追肥を行います。この2回目がトウモロコシにとって、最後の追肥になります。
アワノメイガの防除
うちは1回目の薬剤を散布しました。最後2回目のタイミングは、受粉したころにしようかと思ってます。
農薬を避けたい場合は、防虫ネットがベターかと思います。とうもろこしは背が高いので、雄穂が出る辺りをヨコから囲うだけでも効果はあるかと思います。
しばしば、「雄穂が出たら早めに切除するように」教えられますが、ほとんどの菜園素人は、気づいた時点で切り取ってもほとんど効果はないはず。なぜならその雄穂は、すでに枯れているからです。。アワノメイガは雄穂の放つ香りに反応して産卵にやってきます。人間が視覚で気づくよりも早いのです。それに雄穂を下手に切り取ってしまうと、受粉がかなわなくなります。雄穂を切り取って人工授粉しようにも、雌穂が出ていなければ意味がありません。
以上の点から、トウモロコシを作るなら、農薬散布を覚悟の上で育てた方が、ラクなのではと思っています。